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クロスイベント2 ―キオクのアリカ―[edit]

現在、加筆中です。

DEM編[edit]

加筆中

エミル・タイタニア・ドミニオン編[edit]

ダウンタウン - エミルの家[edit]

【フィリップ】
 おや、君は……?
 
 あぁ、エミル君なら
 客人を連れてエレキテルラボに
 向かったみたいだよ?
 
 ラボの場所はわかるよね?
 ここを出て、街の中心に向かうと
 途中に「ラボの案内人」って名前の
 エレキテルがいるよ。

エレキテルラボ[edit]

→クォーク博士にDEMの少女についての話を聞く

【クォーク博士】
 あぁ、そのことなんだけど……。
【トロン博士】
 クォーク博士、まずはこの書類に
 目を通して欲しいのです。
 
 溜め込みすぎて、クォーク博士の
 確認待ちの書類が山積みなのです!
【クォーク博士】
 ……ごめん、ちょっと手が離せない
 状態だから、奥にいる何でも博士か
 エミル君に聞いてもらえるかしら。
【DEM何でも博士】
 ふぅん……やっぱり。
 うん。これは何とかしないとね……
【エミル】
 やぁ!
 ○○さん!
 この前は本当にありがとう。
 ちょうど頼みたいことがあったんだ。
 
 今、ある人が彼女を救うために
 がんばっているんだ。
 うん、実はこの前も、君とは別に
 彼女を助けようとしてくれた人が
 いたんだよ。
 
 君なら、信じてもらえるかな。
 その人って言うのは、DEMなんだ。
 彼女とは別の人だけど、やっぱり
 ココロを持っていて……
 きっと、僕らと分かり合えると思う。
【DEM何でも博士】
 それに関しては、あたいが保障する。
 DEMの中にも、最近はココロを
 持った人が増えてきてるんだ。
 
 ……え、あたいは誰かって?
 人呼んで……というか、自称だけど
 「DEM何でも博士」!
 あんまり表には出ないんだけど
 今回は特別にね。
 
 で、まぁ、その話題に出てる
 もう一人のDEMのことなんだけど
 あたいはよく知ってるよ。
 まぁ、あたいと会うのも初めてだし
 信用できないかもしれないけどさ。
【エミル】
 君とはすれ違いになっちゃったけど、
 今も彼女のココロを救い出そうと
 がんばってくれているんだ。
 
 ただ、それにも一つ問題があって
 ここにある彼女の体が……。
【DEM何でも博士】
 そう!
 彼女のボディがこのままじゃ
 持たない状況になってきてるんだ!
 
 コア部分が失われていて、代理の
 コアを使って何とか持ちこたえては
 いるんだけど、このままじゃあ
 そのうち完全に壊れちゃう。
 
 で、完全に壊れちゃうと……
 
 今、救い出そうとしている
 彼女の「ココロ」が、体と一緒に
 なくなっちゃうみたいなんだ。
【エミル】
 だから、ここにある彼女の体が
 なくなってしまうと
 せっかく目覚めた彼女のココロも
 失われてしまう。
 
 やっと、ココロを持てて。
 友達になれたかもしれなくて。
 もしかしたら、ココロだけでも
 救えるかもしれないっていうのに。
 僕はもう、悲しいことは嫌なんだ。
 
 だから、彼女を助けるために……
 君に、力を貸して欲しいんだ。

>手伝ってもらえるかな?
→今忙しいから、後で

【エミル】
 そうか……じゃあ、時間ができたら
 手伝ってくれると嬉しいな!

(会話終了)

→手伝う

【エミル】
 ありがとう!
 君なら助けてくれるって信じてたよ!
 
 ……そこで、問題になってくるのが
 DEMの体をどう修理すればいいのか
 分からない部分があることなんだ。
【DEM何でも博士】
 まだ元気なDEMの修理なら
 任せてもらっていいんだけど……
 今回みたいな例は初めてだよ。
 だいたいの所はわかるんだけど
 中枢部分でまだいくつか
 わからない部品があるんだ。
 
 そこで、君が彼女のキオクを
 持っているって事を聞いてね。
 彼女のキオクを解析して
 情報を読み取ることができたら……
 彼女の体を修理する方法が
 わかるかもしれないんだ。
 
 正直言って、他人の記憶を
 のぞき見るのって、あんまり
 趣味が良くないよね……。
 
 けど、今回は助けるためだしね。
 
 さて、では良いかな?
 解析を始めるよ。
 
 ……見えてきた。どうやら、これは
 彼女が生まれた頃の映像みたい……

ドミニオン界・アクロポリスシティ中核[edit]

(DEMが二体居る)

(DEMの少女)
 パーツ構成確認
 チェック……OK
 チェック…………OK
 チェック………………OK
 動作確認…………OK
 起動シーケンスへ移行。
(DEMの少年)
 ふむふむ、なるほど……。
 あのパーツはそこに使ってるのか
 これなら代用品が見つかるかも……。
「……」
……あ、動いた。

 自分のこと、わかる?
お前は、FM7777。
わたしは、お前の監督役らしい。
……ワタシハDEM。
FM7777。
目的ハ、ドミニオンの都市
ウェストフォートの攻略……。
ん……。なら、大丈夫。
体の動かし方はいずれ覚える。
まずは、この世界について
説明しないといけないって
ママが言ってた。
セカイ……世界。
世界ノ地理情報ハ既ニ入力済ミ。
ウェストフォートの位置モ判明。
説明サレル事ハ無イト思ワレマス。
例え地形を知っていても……。
実際には……予想と違うこと、ある。
例えば……「天まで続く塔」という
場所に、カワイイ生きもの、いた。
カワイイ……?
ソレハ登録サレテイナイ概念デス。
ダンボール箱に入っていた。
……あれは、カワイイ。
む。他になんていえばいいだろう。
理解不能……。
他にも、カワイイ。いる。
ママには……内緒だぞ……。
理解不能……。
私はおそらく、DEMとしては
きわめて平均的な存在だったはず。
実際に、その監督役の言葉も
たいして意味が無いものと判断した。

 しかし、自分には未知の
その言葉がいったい何なのか。

 その疑問は、どこかに少しだけ
引っかかっていたのだろう。

 そんなことは忘れていたのだ。
マザーの指令に従い戦う日々の中
あの生き物を見つけてしまう
そのときまでは。

ステップキャニオン[edit]

強行偵察中に、ドミニオンの戦士達と
遭遇した。お互いに損傷は大。
私はほぼ傷を受けていなかったが
友軍とはぐれてしまっていた。

 アクロポリスへ帰還すべく
単独で行動していた私は
そこで、あの生き物を見つけた。
……生命体ノ反応アリ。
サイズ、中型カラ小型……。
ドミニオンデハナイヨウダガ……。
う~……。
ガルルル……。
……小型の生物。
ドミニオン達ガ飼イナラシテイル
確カ、犬トカイウ生キ物……。
うぅう……。
バゥ! バウ!
ガルルル……。
……消極的ナガラ、敵対的反応。
身体ニ負傷ヲ確認。弱体化シテオリ
危険性ハキワメテ低イ……。

 ダンボール箱、小型ノ生物……。
……コレガ「カワイイ」ナノカ?
この野良犬が怪我をしておらず
DEMである私に襲いかかって
来ていたのであれば、そこで
この話は終わっていたはずだ。

 あの時、監督役が妙な雑談を
始めていなければ。

 あの時、友軍とはぐれなければ。

 野良犬に気がつかなければ。

 犬が怪我をしていなければ。

 ……きっと、こんなことには
ならなかったのだろう。
……可能性トシテ。
コノ個体ハ負傷シテイルタメニ
通常デハナク敵対的ナ反応ヲ
返シテイルノデハナイダロウカ。

 負傷ヲ修理シ、通常ノ状態ニ
戻シタトシテモ、コノ犬ト言ウ
個体ノ危険性ハキワメテ低イ。
ナラバ……。
バウッ!
グ、グルル……。
……?

 ……クゥン。
傷ハドミニオン同様ニ
修理デキルヨウダナ。
サァ、通常ノ反応ハ一体
ドノ様ナモノナノダ?
……クゥン。
ウ~……。
……少シ、ウルサクナクナッタ。
デモ、警戒モードナノハ変ワラナイ。
コレガ通常ノ反応ナノカ?
野良犬の反応が変わらないのは
そのときの私にとっては納得の
いかないことだった。

 何かまだ足りないのではないか。
別の手段を使えば、新しい反応を
引き出せるのではないか。
そんなことを試すためだけに
何度もあの野良犬のところへ
一人で足を運んだ。

 監督役に言われた、「カワイイ」
という理解不能な概念がある事が
私をいらつかせていたのだろう。

 エサを与え、傷を治し
データベースを調べ、犬がどのような
習性を持っているのか確認した。

 自分が一体何をしているのか
その時は気にもしていなかった。
……!

 わぅ! わぅ!
何時ニモマシテ、ヨク吠エル……。

 唸ル事ハナクナッタナ。
私ヲ警戒シナクナッタ……ノカ。
吠エルノハ変ワラナイガ……。
……?
くぅ、くぅ~ん。
……コノ犬ハ何ヲ考エテイル?
私ニ寄ッテクレバ、傷ヲ治シ、
食事ヲ与エラレルト覚エタカラ?
くぅ~ん。
マッタク……。
ドミニオン達ノ考エハワカラナイ。
戦イヤ狩リニ使ウナラワカル。
ダガ、コノ犬ハ訓練サレテイナイ。

 何故、コノヨウナ生キ物ノ
世話ヲ好ンデスルノダロウカ……?
……?

 わう……。
フ……。
ナニガ「カワイイ」ダ。
マッタク、理解不能ダナ。
わぅ! わぅ!
マタ来ル。
コラ、足ヲヒッカクナ。
……多分その時、既に私は
「かわいい」という感情の事を
理論で理解できていなくても
感じることはできていたのだと思う。

 その時の自分の顔を見ることが
できたのであれば、きっと
ほほを緩めていたのではないか。

 その翌日。
あの犬のいたエリアで
大規模な戦いがあった。
……戦イハ終ワッタヨウダ。
アノ犬ハ……。
 
コレハ……。
そこは戦場の片隅だった。
流れ弾でも飛んできたのだろうか
地面は大きくえぐれ、あの野良犬の
住処になっていた段ボール箱だけが
風に吹かれて転がっていた。

 ……結局、見つかったのは
見覚えのある首輪の切れ端だけ。
あの犬がどこに行ってしまったのか
どうなってしまったのか

 知ることはできなかった。
……。

(辺りを必死に探しているDEM)

 ……イナイ……。
 
ソウカ、戦争トイウノハ
ナニカヲ失ウ物ナノダナ。

 確カニ、我々モ戦イノタビニ
多少ハ数ガ減ッテイク。
ドミニオン達モ、減ッテイク。

 ドミニオン達ハ、今マデニ
ドレ程ノ物ヲ失ッテキタノダロウ。
……。

 ……アァ、ソウカ。
失ワセテイルノハ、我々……。
……ナノダナ……。
 
我々ハ、何故……。

 何故、戦ッテイルノダロウ……?
そうだ、思えばこの時から
私は考えてはいけない疑問を
持ってしまったのだ。
感じてはならない「寂しい」という
気持ちを持ってしまったのだ。

 この時から、ゆっくりと。
しかし、確実に。
私の中の歯車が軋みをあげていく……。

エレキテルラボ[edit]

【DEM何でも博士】
 ……うーん。ちょっとフクザツ。
 DEMが皆ココロを持ってくれたら
 いいのにな……っと、いけない。
 今は考え込んでる場合じゃないね!
 
 必要なものはわかったよ!
 ピッタシ同じものとはいかないけど
 素材的には近いから、これを集めれば
 代用部品としては充分なはず。
【エミル】
 すごいや!
 あれだけで必要なパーツがわかるの?
【DEM何でも博士】
 あたいはDEMに関してなら
 だいたいわかるよ!
 全部とはいえないのが悔しいけどね。
 
 で、必要なのは……。
 
 「赤いコード」が2個、
 「コイル」が1個、
 「オリハルコンの部品」が2個、
 ……必要だね。
 
 前の二つは、南の方に多くいる
 ブリキング系のモンスターが
 たまに落とすみたいだよ!
 
 「オリハルコンの部品」はちょっと
 手に入りにくいかなぁ……。
 光の塔あたりで稀に手に入る
 らしいんだけど……。
【エミル】
 よし、じゃあそれは僕が何とか
 調達できないか試してみるよ!
 ちょうどそっちに行く予定も
 あったし、ちょうどいいや。
 
 じゃあ、悪いんだけど
 ○○さんは
 「赤いコード」2個と
 「コイル」1個を
 集めてきてもらえないかな?
 
 よろしく頼むね!
 じゃあ、早速出発だ!
【DEM何でも博士】
 ……エミル君、なんでこうも
 せっかちというか、無計画というか
 すっ飛んでいくかなぁ……。
 
 おおっと、ごめんごめん。
 改めてお願いするね。
 このDEMの体の修理のために
 「赤いコード」2個と
 「コイル」1個を
 集めて持ってきて欲しいんだ。
 
 この二つは、南の方に多くいる
 ブリキング系のモンスターが
 たまに落とすみたいだよ!
 
 手間だとは思うけど
 よろしくお願いするよ!
【DEM何でも博士】
 お疲れ様
 お願いしていたものは揃ったかな?

>揃ったかな?

→まだ揃ってないよ

【DEM何でも博士】
 改めてお願いするね。
 このDEMの体の修理のために
 「赤いコード」2個と
 「コイル」1個を
 集めて持ってきて欲しいんだ。
 
 手間だとは思うけど
 よろしくお願いするよ!

→揃ったよ

【DEM何でも博士】
 よっし!でははじめるよ!
 
 むむむ。足りないよー。
 足りていないのよー。
 じゃあ……

 改めてお願いするね。
 このDEMの体の修理のために
 「赤いコード」2個と
 「コイル」1個を
 集めて持ってきて欲しいんだ。
 
 手間だとは思うけど
 よろしくお願いするよ!
【DEM何でも博士】
 よっし!でははじめるよ!
 
 体の修理なら、ここでも何とかなる。
 エミル君からも荷物は受け取ったし
 ……って、本人はどこかに
 行ったっきりだけどね。
 
 とにかく、はじめるよ!
【エミル】
 ○○さん
 帰ってきてたんだ!
 ……ということは、揃ったんだね!
【DEM何でも博士】
 揃ったよ!
 助けることができなかったのは
 ちょっと心残りだけど……。
 せめて、ココロだけでも助かるなら
 何とかしてあげなきゃね。
【エミル】
 ありがとう、博士!
 ○○さんも!
 
 前に少し話したけど
 彼女のココロは今、別の場所で
 新しい命になろうとしているんだ。
 
 でも、ここにある彼女の体が
 修理できないと、やっぱりその
 存在がなくなってしまうらしい。
 
 せっかく、新しい人生を取り戻す
 チャンスなのに、それがなくなって
 しまうのは寂しいよね。
 
 だから、僕らが何か得をするって
 わけではないんだけど……。
 
 それなのに、彼女を助けるために
 手伝ってくれて、本当にありがとう。
 
 彼女がこの事を知ることは、多分
 無いだろうけど……。
 でも、僕は感謝してるよ!
【DEM何でも博士】
 ごめん、ちょっと静かにしてて……。
 もうちょっとで……。
 
 やった! 成功だよ!
 体の修理はこれで完璧……っ!
 
 ……眠り姫になっちゃうのは
 ちょっとかわいそうなんだけど、ね。
 
 ……えっ?
【DEMの少女】
 長い……夢を、見ていた。
 
 そこで、私はお前達と一緒に
 ……旅を、していた。
 
 エミルも、タイタニアも
 ドミニオンも……DEMも一緒に。
 
 あぁ。
 あんなふうに、なれたら。
 
 よかったのに、なぁ。
【エミル】
 助かったんだね、良かった!
 
 まだ無理しちゃダメだよ
 ゆっくり休まないと!
【DEM何でも博士】
 エミル君、違うよ。
 この子、助かったわけじゃないよ。
 
 ……一次的に、動けてるだけだ。
【DEMの少女】
 その通りだ……。
 私の機能は、すぐに切れてしまう。
 この瞬間こそが、夢のようなものだ。
【エミル】
 えっ……そんな……。
【DEMの少女】
 ○○……。
 それに、エミル。
 そこの技術者も。
 迷惑をかけた、いくら礼を言っても
 恐らくは言い足りないだろう。
 
 私はもうすぐ永い眠りについて
 長い夢をみることになるのだろう。
 
 誰かの肩に乗って、気ままに旅を
 続ける夢を見るのだろう。
 
 ……だから、お別れだ。
 
 最後に、一つだけわがままを
 言わせて欲しい……。
 
 私は、眠ってしまうけれど……。
 
 お前達と、一緒に旅がしたいんだ。
 私の体だけになってしまうが……。
 
 私を、連れて行ってくれないか。

>覚悟はいいかい?
→ちょっと待って

【エミル】
 ……。
 ○○さん
 彼女は、君が連れていって
 あげてくれないかな。
 
 僕には、まだやらなきゃいけない
 ……いや、やりたいことがあるんだ。
 
 準備はできた?
 彼女は、君が連れていって
 あげて欲しいんだ。

(会話終了)

→一緒に行く

【エミル】
 ちょっと待った、荷物が
 多すぎやしないかい?
 荷物を少し減らしてから
 もう一度話をしたいな。
DEMの少女の体から
何かがすっと消えた事がわかった。

 マリオネットとして生まれ変わった
少女の顔は、静かに微笑んでいる。

 『マリオネット・ドロイド』を
入手した。

イベント終了後[edit]

【DEM何でも博士】
 ……すごいね。理屈上、彼女は
 どうやっても喋れるはずが無いのに。
 
 おっと、一応確認させてもらうよ。
 ……うん、多分問題ないね。
 彼女の体はマリオネットとなって
 君と一緒に旅することができるよ。
 ……大事にしてあげなよ?
 
 さて、あたいの出番はこれで終了。
 部屋に帰るとするかなぁ。

その他[edit]

関連リンク[edit]

クロスイベント ―キカイのキオクー
*クロスイベント2 ―キオクのアリカー*

コメント欄[edit]



Last-modified: 2017-06-25 (日) 20:30:39