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イベントログ「ヒトトセのフシギなたまご」[edit]

ニの章・キサラギとヤヨイと春を告げる鳥[edit]

プレストーリー[edit]

ファーイースト街道の水辺に、一人の少女が立っていた。

毎年、この時期になると「春を告げる鳥」が水辺にやってくる。
冬を終わらせ、春を連れてくる鳥の物語は、
少女が祖母から聞いたお話の中で一番のお気に入りだった。

けれど、今年はまだ鳥が姿を現さない。

身を切るような冬の風が、容赦なく少女に吹きつける。
お気に入りの帽子が飛ばされないよう押さえる少女に、
凍てつくように冷たい視線を送っているのは……

そこから遠く離れた地では、温かい湯気の中、
一人の守護魔が熱心に働いていた。
その心に、消せない疑問を抱いたまま。
エレキテルラボの地下でトロン博士が発見した
「フシギなたまご」の元に、守護魔・キサラギがやって来ました。
キサラギによると、春を導く守護魔・ヤヨイが行方不明になってしまったため、
このままでは二度と春が来なくなり、世界中が凍りついてしまうらしいのです!
あなたは、あらゆる困難をくぐり抜けて、
世界に春をもたらすことが出来るでしょうか?

ダウンタウン[edit]

ルルイエ:
 「ラボの案内人」に頼めば、
 秘密の場所に行けるのよね?
 私もヤボ用を済ませたら
 すぐ追いかけるから、
 先に行ってて!
ラボの案内人:
 ギー ギー
 ワレワレ ハ
 エレキテル・ラボラトリー
 デス。
 
 タダイマ ボウケンシャノ
 ミナサマヲ ラボラトリーへ
 ゴアンナイ シテオリマス

 エレキテル・ラボラトリー へ
 ムカワレマスカ ?
どうしようか:
 「卵の部屋」に向かう
 今はやめとく
→「卵の部屋」に向かう

ラボの案内人:
 イチメイサマ ゴアンナーイ

:
 (エレキテルの足元の
 マンホールのふたが
 突然すごい勢いで開いた)
→今はやめとく

卵の部屋[edit]

トロン博士:
 おや、
 (プレイヤー)さん。
 先日はどうもです。
 それに、そちらは
 ルルイエさんじゃないですか。

ルルイエ:
 うわ~っ、
 これがウワサの卵ってヤツね?
 で、何が生まれるの?

トロン博士:
 調査を続けてますが、
 まだわからないこと
 だらけなのです。
 
 何かが生まれるかもしれないし、
 ずっとこのままかもしれませんん。

ルルイエ:
 ふ~ん……
 いっそ思い切って、
 割って中を調べてみる!
 ……ってのはどう?

???:
 ダメに決まってるでしょ!
 
 トロンちゃん。
 付き合う相手は
 慎重に選んだ方がいいわよ?

守護魔・キサラギ装備時

:
 守護魔・キサラギに
 そっくりだ……

守護魔・キサラギ:
 あら?
 そっちのアナタ。
 私と同族だけあって、
 私に負けず劣らずの美人さんね?

:
 ふふふ、ありがとう。
 そっちのアナタも
 けっこうステキよ。

守護魔・キサラギ:
 アナタはその子の?

:
 そうよ。
 私は(プレイヤー)を
 守護してあげてる、
 まぁ、保護者みたいなものね。
 
 アナタはそっちのメガネの子の?

守護魔・キサラギ:
 トロンちゃん?
 ううん、
 ちょっと違うみたいね。
 私は……

ルルイエ:
 ……「トロンちゃん」?
 ぷぷっ!

トロン博士:
 キサラギさん。
 いつも言ってるですが
 「ちゃん」付けは
 やめて下さいです。

守護魔・キサラギ:
 そっちは
 (プレイヤー)ちゃんに、
 ルルイエちゃんだったわね。

ルルイエ:
 あなたは、エミルが言ってた
 ムツキって子……
 じゃ、ないわよね?

守護魔・キサラギ:
 もちろん違うわよ。
 私はキサラギ、
 どうやらこの卵の守護魔らしいわ。
 よろしくね。

ルルイエ:
 「らしい」って?
 自分のことでしょ?

守護魔・キサラギ:
 いいオンナはね、
 たくさんヒミツを
 持ってるものなのよ、
 お嬢ちゃん。

ルルイエ:
 ふ~ん?
 「オトナのヒミツ」って、
 自分本人だけは知ってるものだと
 思うんだけど?

守護魔・キサラギ:
 …………

 ……ふふふ。
 アナタも、
 もうちょっとオトナになったら
 わかるかもね?

トロン博士:
 守護魔という生物は、
 どうやら
 この卵との関わりが
 深いらしいのです。

 しかし、調査を進めようにも
 手がかりが乏しい状態なのです。

守護魔・キサラギ:
 そうだ、ちょうどいいわ。
 (プレイヤー)ちゃん。
 オトナに近づくための
 ステキなタ・イ・ケ・ン、
 してみたくなぁい?

 春……それは恋の季節。
 あたたかな恋人たちの季節よ。
 
 その大事な季節が
 二度と来ないかもしれないの。

 まぁ、
 夏は燃え上がる恋の季節、
 秋は切ない恋の季節、
 冬は身を切るような恋の季節
 なんだけどね。

ルルイエ:
 それって結局、
 一年中ってことじゃないの。

守護魔・キサラギ:
 いいオンナはね、
 いつも恋をしてるのよ、
 お嬢ちゃん。

ルルイエ:
 ふ~ん? じゃあ、
 今も誰か好きな人いるの?

守護魔・キサラギ:
 …………

 ……ふふふ。
 それもオンナのヒミツの一つなの、
 ご想像にお任せするわ。

トロン博士:
 恋とかどうとかはともかくです。
 自然のバランスが崩れたためか、
 最近は色々と奇妙な出来事が
 起こっているようです。

 この前は、本来は大人しいはずの
 ウサギが暴れだしていましたが、
 今回は、えぇと、春の鳥でしたか?

守護魔・キサラギ:
 「春を告げる鳥」よ、
 トロンちゃん。

 毎年、今くらいの時期になると、
 ファーイースト街道にある水源に
 「春を告げる鳥」がやってくるわ。
 それで、冬が終わって春になるの。

 でも、なぜか今年は
 まだ冬が続いてるわ。
 ヤヨイも姿を見せないし……

トロン博士:
 ヤヨイさんというのは、
 キサラギさんと同じく、
 守護魔の一人だそうです。

守護魔・キサラギ:
 春を導くのはヤヨイの役目なの。
 頭に「○○」がつくほど
 マジメなヤツだから、
 さぼってるってことは
 絶対ないわ。

 このまま春が来なければ、
 ずっと冬が続いて、
 どんどん寒くなって、
 世界中が凍りついてしまうわね。

 というわけで、
 (プレイヤー)ちゃん。
 なんで冬が終わらないのか調べて、
 ちゃんと春が来るようにしてね。

ルルイエ:
 う~ん、けっこう大ゴトみたいね。
 私も手伝いたいんだけど……
 ちょっと今アクロポリスを
 離れられないんだ。
 ごめんね。

トロン博士:
 まずは、春を告げる鳥が来るという、
 ファーイースト街道の水源を
 調べてみるのが
 よいかと思うのですです。

守護魔・キサラギ:
 この旅をやり遂げられたら、
 アナタに一歩
 オトナの階段を
 昇らせてあ・げ・る♪

ファーイースト街道[edit]


Last-modified: 2014-11-05 (水) 22:57:57