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Saga13 失われた記憶[edit]

ナビゲーション情報1 『口内淵にいるハーシェルに会いに行こう』[edit]

(くじら岩のロープに触れると)

 どうする?
 →ハーシェルに会いに行く(イベントMAPへ)
 →ハーシェルに用事はない(通常MAPへ)

口内淵

ハーシェル:
 ──来たか。
 (空白)
 前に、協力するとは言ったが
 まずは事情を聞かせてもらえないか?

ハーシェル:
 ……なるほど。
 (空白)
 ここの深部に座すエミルドラゴンが
 エミル君の失った記憶の鍵を握っている。
 だから来たというわけか。
 
 事情は良くわかった。
 (空白)
 ただ、この先は危険な場所だ。
 気持ちに迷いがあるまま行くと
 言うなら俺は全力で止めさせてもらう。

ベリアル:
 その口ぶりだと
 アンタはこの先に何があるか
 知っているという事になるな。

ハーシェル:
 隅々までもとは言えないが
 この世界を抜け出す手がかりが
 見つかるのではと、何度と無く
 足を運んだからな。

エミル:
 ……。

マーシャ:
 もぅ、何難しい顔してるのよ。
 今更私達に遠慮してるとか言うなら
 怒るわよ?

ベリアル:
 ──だな。
 (空白)
 俺達はエミルが行くと言うなら
 最後まで付き合うまでだ。
 
 何度も言うが、お前には
 それだけの恩があるからな。

エミル:
 でも……。

ルルイエ:
 虎穴に入らずんば虎子を得ずってね。
 (空白)
 危険だからってだけで尻尾を巻いて
 帰ってたら、前に進めないでしょ?

エミル:
 ありがとう、みんな!
 行こう、僕はもう迷わない!

ハーシェル:
 わかった。
 (空白)
 ならせめて、俺の知る範囲で
 案内と護衛をしよう。
 
 お前達に親父として、少しは
 良いところを見せたいからな。

ティタ:
 お父様、
 頼りにしてますの。

ナビゲーション情報2『エミルドラゴンに会うために歪淵を奥へ進もう』[edit]

口内淵

ハーシェル:
 ここには4つの出口があるが
 奥へ続いているのは、ココだけだ。
 
 倒れている石柱の数で
 見分ける事が出来る。

歪淵・迷

ハーシェル:
 ここはこのベッドが
 正しい道を知る目印になっている。

歪淵・艦

ハーシェル:
 ここは一本道だ。
 説明は要らないだろう。

幻淵

ハーシェル:
 ここは霧が深くて迷いやすいが
 ほぼ一本道になっている。
 
 自身がないなら
 常に右手で壁に触れるようにして
 進めば迷わん。

歪淵・骸

ハーシェル:
 ぐ……ッ!
 (空白)
 ハァハァハァ……。
 クソッ……、こんな、時に……!

ティタ:
 お父様?

ハーシェル:
 うっ……あっ……!
 (空白)
 お前た……ち……、
 俺から……離れ……るんだ……。

リリ:
 生体反応がマイナスに転換……。
 (空白)
 こんな現象はデータベースにも
 記録されてない。

ベリアル:
 ……な、
 どういうことだ!?

ハーシェル:
 ………………。
 
 …………。
 
 ……。

タイタス:
 まずい、
 何か様子がおかしい!

(紫色の稲妻が落ちる)

ハーシェル:
 ぐぁああああああッ!
どうする?
→身構える!
ティタ:
 お父様!!

ルルイエ:
 何なのよ、一体!

ベリアル:
 状況はつかめないが
 どうやら、もう倒すしか手は
 なさそうだな。
 
 く……ッ!
 (空白)
 吹っ飛ばされた衝撃で
 腕に力がはいらねぇ。
 
 すまんがここは
 お前に頼るしかなさそうだ。

タイタス:
 親父、やめてくれ!

マーシャ:
 そんな……。

エミル:
 うぅ……いたたた。

リリ:
 脚部駆動系に軽微の損傷。
 
 ん、大丈夫。
 でも、自己修復に少し時間かかる。

(戦闘終了後)

タイタス:
 親父!!

ティタ:
 お父様!!

ベリアル:
 倒した……か?

ハーシェル:
 うぅ……。

ハーシェル:
 ……すまない。
 (空白)
 残念だが俺に案内できるのは
 ココまでのようだ。

ベリアル:
 さっきの豹変といい
 一体どういう事だ?

ハーシェル:
 どうにも、
 この世界に長くとらわれ続けた人間は
 徐々に精神や肉体を侵食されながら
 この世界に同化していくらしい。
 
 恐らく俺にも
 もうあまり時間が残されていない
 という事だろう。
 
 あとどれくらい俺が俺でいられるか
 わからないが、いつまた再び変異して
 お前たちに襲いかかるともしれん。
 
 そんな俺がお前達と行動を共に
 するわけにはいかないだろう?

エミル:
 そんな……。

ハーシェル:
 気にするな。
 
 それと──
 (空白)
 タイタス、ティタ。
 何度も心配かけてすまない。
 
 俺は入り口でお前達の帰りを
 待つことにしよう。
 
 出来る事は限られるかもしれないが
 何かあればまた協力させてくれ。

深淵

エミルドラゴン:
 へ~、
 何年も音沙汰なかったのに
 一体全体どういう風の吹き回しだい?
 
 ……ま、いいや♪
 よく戻ったな。

ティタ:
 戻った……って
 どういうことですの?

エミルドラゴン:
 ん?
 (空白)
 なんだ──
 お前何も話してなかったのか?

エミル:
 ……え?

エミルドラゴン:
 そんな驚くことは無いだろ。
 (空白)
 俺は別に、素性を隠せなんて
 指示は最初からしてないし、
 話しても構わなかったんだぜ?

エミル:
 ちょ、ちょっとまって!
 話すも何も、僕はマーシャに
 助けられる以前の事は何も……。

エミルドラゴン;
 そりゃ一体どういうことだ?

ルルイエ:
 氷結の坑道で、エミルはティタを
 かばってデスの攻撃に倒れたのよ。

タイタス:
 そこでティタが心を砕く事すら
 いとわず蘇生してやったというのに
 こいつは……ッ!

ティタ:
 お兄様、エミルは悪くないですの!

マーシャ:
 救出後、目を覚ました時には
 既にエミルは記憶を失くして
 しまっていたの。

エミルドラゴン:
 ……なるほど。
 そりゃ音沙汰無くなるわけだ。

ルルイエ:
 こっちだけに話させて
 なに一人で納得してんのよ!
 あんたはエミルの何なの?

エミルドラゴン:
 あ~、悪いんだが
 その質問に答える前に、ちょっと
 こいつの記憶をのぞかせてもらうぜ。
 
 俺はこいつが記憶を失くして以降
 外の世界で何があったのかを、
 知っておく義務があるからな。

エミル:
 それって、えっと……?

エミルドラゴン:
 あ、別に一瞬だし
 痛くもなんとも無いから
 楽にしてていいぜ?

エミルドラゴン:
 ………………。
 
 …………。
 
 ……。
 
 ふむ、なるほど。
 
 ………………。
 
 …………。
 
 ……。

 ──って、うわ、ちくしょう!
 お前、ドミニオンドラゴンに
 会ってるのかよ!?
 
 ククク……それにしても
 俺の匂いに感づいて吹っ飛ばすなんて
 相変わらず照れ屋さんだなぁ♪

リリ:
 いや、それは明確な拒絶じゃ……。

エミルドラゴン:
 いやだなぁ、あいつに限って
 そんなことあるわけないじゃないか。
 嫌よ嫌よも好きのうちって言うだろ?

リリ:
 ……。

エミルドラゴン:
 さて、っと。
 
 大体状況は把握できた。
 (空白)
 なんにせよ、
 外の世界にはまだクジラの
 新たな影響が出ていなくて安心したぜ。
 
 それに良いタイミングで
 きてくれた。

タイタス:
 良いタイミング?

エミルドラゴン:
 本当に良いタイミングだ。
 
 正直俺も理由は推測の域を
 出ていないんだが、近頃クジラの力が
 強まってきているんだ。
 
 早いうちにこれに
 手を打たなければ、恐らく
 取り返しのつかないことになる。
 だが、俺は結界の要である以上
 ここから離れられないんだ。
 
 そんな時に俺の化身たるエミルと
 動けるお前達がここに来てくれた
 意味は大きい!!

エミル:
 僕が……エミルドラゴンの化身?

エミルドラゴン:
 ──そうか、
 記憶を失っているんだったな。
 
 出来ればこんな強引な方法は
 取りたくなかったんだけど……。

エミル:
 ……。
 
 …………。
 
 ………………。
 ──う、嘘だ。
 それじゃ、僕は、だって……。

ティタ:
 エ、エミル……?

マーシャ:
 大丈夫?エミル……?

エミル:
 うわぁあああああああああ!!!

マーシャ:
 エミルに……、
 エミルになにをしたの!?

エミルドラゴン:
 なにをって、
 全て思い出させただけさ。
 
 こうなるところまでは予想してたし
 本来ならゆっくり思い出してもらう
 べきなんだが、今はそんな悠長に
 待っている時間は無いからね。
 
 心配なら追いかけて
 落ちつくまでそばに居てやるといい。

(一行がエミルを追いかけた後)

エミルドラゴン:
 あいつの事が心配なら
 追いかけて、気持ちの整理がつくまで
 そばに居てやるといい。

ナビゲーション情報3 『エミルたちを追いかけよう』[edit]

マーシャ:
 エミル!

エミル:
 ……何で、どうして……
 どうしてこんな……。

ティタ:
 エミ……ル?

ベリアル:
 おい、エミル!!

(突如、エミルが消える)

ベリアル:
 消えた……だと?
 どういうことだ!?

リリ:
 ん、わからない。
 でも、少なくとも近くに
 エミルの生体反応はみつからない。

ティタ:
 兄様、エミルが……。

タイタス:
 ティタ、気持ちはわかるが
 今はまず落ちつけ。

ルルイエ:
 エミルがエミルドラゴンの化身
 って事なら、彼に聞けば何か
 わかるんじゃないかしら?

タイタス:
 なるほど、確かにその通りだ。
 一旦エミルドラゴンの所に戻ろう。

(一行に話しかけてみる)

ティタ:
 きっとエミルは……
 エミルは大丈夫ですよね?

マーシャ:
 エミル……
 お願い、無事でいて。

ルルイエ:
 ともかく、今はエミルドラゴンを
 問いただしてみるしかなさそうね。

リリ:
 ……ダメだ。
 何度サーチしても近くにエミルの
 反応、みつからない。

ベリアル:
 消えた理由はわからんが
 あいつは、こんな形であっけなく
 くたばるような奴じゃないはずだ!

タイタス:
 こうしていても仕方が無い。
 (空白)
 ともかく一旦
 エミルドラゴンの所に戻ろう。

ナビゲーション情報4『エミルドラゴンに経緯を伝えよう』[edit]

エミルドラゴン:
 そんな血相変えて戻ってくるなんて
 一体何があったんだ?

マーシャ:
 エミルが……エミルが……。

タイタス:
 エミルが闇に飲まれるようにして
 姿をくらました。

エミルドラゴン:
 な……。

ベリアル:
 エミルは無事なのか?
 (空白)
 エミルがアンタの化身って事なら
 そのくらいはわかるんじゃないのか?

エミルドラゴン:
 そうだな、
 生きている事は感じられる。
 
 その話しが本当だとすれば
 恐らく、この空間に満ちている力と
 精神の均衡を失くしたエミルの魂が
 共鳴して、こことは別のどこかに
 飛ばされたということだろう。
 
 だとすれば、
 少しまずいかもしれないな。

リリ:
 まずいって、どういう事よ?

エミルドラゴン:
 最悪、邪悪な力に飲まれて暴走。
 正気を失った危険な状態に
 なっている可能性もある。

タイタス:
 それなら、殴ってでも
 正気に戻すまでだ。
 
 居場所はわからないのか?

エミルドラゴン:
 残念ながら、完全に心を閉ざして
 しまっているらしい。
 
 エミルが心を閉ざしている
 状態では、簡単に居場所を探る事は
 出来ないんだ。
 
 ただ、時間をかければ何とか
 出来ると思う。
 
 またあとで、きてくれ。

Last-modified: 2014-11-05 (水) 22:57:57