※2008年版更新しました。空いているところは、順次埋めていってくださいm(_ _)m
ネコマタ(桃):
今日はみんなでお花見だ~いっ♪
ネコマタ(若菜):
わぁ……さくら、さくらっ!
ネコマタ(胡桃):
若菜ちゃん、綺麗だね!
ネコマタ(藍):
あの、ぬし様!
こんな大勢で
ご迷惑ではなかったでしょうか?
ネコマタ(茜):
大丈夫、大丈夫!
この私が行くって言ってるんだから
迷惑なはずないじゃない?
ネコマタ(黒):
……わが主よ。
にぎやかなうたげの席は
嫌いか……?
ネコマタ(菫):
もぉ~!黒お姉さんまで……。
ちゃんとお礼言わなきゃ
ダメじゃないですか。
ネコマタ(菫を除く全員):
は~い♪
ご主人様、ありがとう~♪
ネコマタ(白):
うふふ、みんな
良い子ね~♪
ネコマタ(菫):
はい、よく出来ました♪
本当に、ありがとうございます。
また、姉妹でこうして
花見が出来るなんて夢のよう……。
ネコマタ(山吹):
菫姉やん……
ネコマタ(空):
うぉぉぉーーー!!!
ネコマタ(空を除く全員):
???
ネコマタ(空):
ふ~ふっふっふ。
ジメジメした空気なんて
このあたしにかかれば
いちころだよ!
ネコマタ(杏):
空おねえちゃんカッコいい~!
ネコマタ(茜):
……バカッ!
恥ずかしいじゃない!
ネコマタ(緑):
……でも、嫌いじゃない?
ネコマタ(茜):
……う。
ネコマタ(黒):
……図星、だな。
ネコマタ(桃):
あはは
茜は素直じゃないから。
ネコマタ(茜):
……悪かったわね
素直じゃなくて。
ネコマタ(菫):
みんな、ありがと。
なんか弱虫なお姉ちゃんで
ごめんね。
ネコマタ(茜):
あ~、ほら、またぁ!!
今度、そういうのしたら
蹴るかんね!
ネコマタ(山吹):
せやっ!
もう辛気くさいんは無し!!
楽しく行くで~!!!
ネコマタ(空):
そうと決まれば今日は無礼講だね!
ネコマタ(藍):
なんでそこで無礼講に
なるんですか!?
ネコマタ(空):
細かい事はきにしない!
杏、いっぱい食べるぞー!
ネコマタ(杏):
空おねえちゃん
先に行くなんてズルイ!
まってよ~!
ネコマタ(藍):
あっ、空姉さん、杏!
まったく、あの二人は!!
少しはつつしみというものを……。
ネコマタ(黒):
……しかし
財布は大丈夫なのか?
ネコマタ(山吹):
……。
あかん、財布のピンチや!
ネコマタ(白):
あらあら、どうしましょう~。
ネコマタ(菫):
こうしちゃいられないわ!
みんな、急いで空と杏を止めるのよ!
ネコマタ(全員):
お~っ♪
ネコマタ(胡桃):
ネコマタ(若菜):
にゃんにゃん!
ゴロゴロゴロ……にゃーご!
ネコマタ(茜):
ちょっと!
人のしっぽにじゃれつかないでよ!
ネコマタ(胡桃):
ネコマタ(若菜):
にゃ……。
ごめんなさい……。
ネコマタ(山吹):
ンなこと言っても
そんなにしっぽフリフリされると
うちだって、ネコの本能が……!
ネコマタ(茜):
なっ!
ネコマタ(空):
嬉しいとき
しっぽ、フリフリするのは
昔っからかわってないな~!
ネコマタ(茜):
ちょっと!空ねえさん!
ネコマタ(杏):
へぇ~、そうだったんだ。
ボク知らなかった。
ネコマタ(桃):
そうだよ~。
おなかが減ってるときは
しっぽがぐんにゃり。
怒っているときは
しっぽの毛が立って
嬉しいときはしっぽフリフリするの。
茜ちゃんのしっぽはよく動くから…
ネコマタ(茜):
も~も~ね~え~さ~ん(怒)
ネコマタ(桃):
あ、わたし
タイニー焼き買いにいこ~っと♪
ネコマタ(山吹):
ウチも~♪
ネコマタ(菫):
さ、藍。
お茶の準備をしましょうか。
ネコマタ(藍):
はい、菫姉さま♪
ネコマタ(山吹):
花見や、花見や!
ネコマタ(茜):
も~、山吹、騒ぎすぎ。
ネコマタ(山吹):
そういう茜はんかて
ずーっと、花見したかったんやろ?
さっきから、しっぽフリフリやん!
ネコマタ(茜):
なっ!
ネコマタ(桃):
ダメだよ~、山吹ちゃん。
そこは見ないフリしないと。
ネコマタ(茜):
も~も~ね~え~さ~ん~(怒)
ネコマタ(桃):
あ、わたし
タイニー焼き買いにいこ~っと♪
ネコマタ(山吹):
ウチも~♪
ネコマタ(菫):
さ、藍。
お茶の準備をしましょうか。
ネコマタ(藍):
はい、菫姉さま♪
ネコマタ(桃):
今日はみんなでお花見だ~いっ♪
ネコマタ(若菜):
わぁ……さくら、さくらっ!
ネコマタ(胡桃):
若菜ちゃん、綺麗だね!
ネコマタ(藍):
あの、ぬし様!
こんな大勢で
ご迷惑ではなかったでしょうか?
ネコマタ(茜):
大丈夫、大丈夫!
この私が行くって言ってるんだから
迷惑なはずないじゃない?
ネコマタ(菫):
こ~らっ♪ ちゃんと
ありがとうって言いましたか?
ネコマタ(桃、藍、緑、山吹、茜、胡桃・若)←長くて入りきらなかった模様
は~い♪
ご主人様、ありがとう~♪
ネコマタ(菫):
はい、よく出来ました♪
……あら、空と杏は?
ネコマタ(緑):
……あそこ。
ネコマタ(空):
(杏、今日は食べるぞー!)
ネコマタ(杏):
(うん、空おねえちゃん!)
ネコマタ(空):
(うぉぉぉーーー!!!)
ネコマタ(菫):
まったく、あの2人は……。
ネコマタ(山吹):
財布の中身、大丈夫なん?
ネコマタ(菫):
はっ!?こうしちゃいられないわ!
みんな、急いで空と杏を止めるのよ!
ネコマタ(全員)
お~っ♪
ネコマタ(桃):
今日はみんなでお花見だ~いっ♪
ネコマタ(藍):
あの、ぬし様!
こんな大勢で
ご迷惑ではなかったでしょうか?
ネコマタ(茜):
大丈夫、大丈夫!
この私が行くって言ってるんだから
迷惑なはずないじゃない?
ネコマタ(菫):
こ~らっ♪ ちゃんと
ありがとうって言いましたか?
ネコマタ(菫を除く全員)
は~い♪
ご主人様、ありがとう~♪
ネコマタ(菫):
はい、よく出来ました♪
本当に、ありがとうございます。
私からもお礼を言わせてください。
また、姉妹でこうして
花見が出来るなんて夢のよう……。
ネコマタ(緑):
……ねえさん、泣いてるの?
ネコマタ(菫):
年のせいかしら?
最近、涙腺が弱くって……。
ネコマタ(山吹):
あかん、あかんで!
もっと盛り上がらな!
ネコマタ(桃):
そうだっ、今日は楽しくいこーっ♪
ネコマタ(全員)
お~っ♪
ネコマタ(緑):
……ねえさん、桜、嫌い?
ネコマタ(桃):
え、そんなことないよ、どうして?
ネコマタ(緑):
……顔でわかる。
ネコマタ(桃):
えー、私ってそんなに表情出る?
……えっと、あの、ね。
桜、嫌いじゃないの。
でも、桃より桜のほうが
ちやほやされるじゃん。
だから、ちょっと、羨ましいなって。
ネコマタ(緑):
……天下無敵、チャーミング。
私はあなたのとりこ。
ネコマタ(桃):
???
ネコマタ(緑):
桃の花言葉。
桃は桃、桜は桜。
……魅力、全然違うよ。
ネコマタ(桃):
緑ちゃん……ありがとう。
それに、桃の花言葉って
なんだか、強そうだよね!
ネコマタ(緑):
……ねえさんっぽい。
ネコマタ(桃):
えー、そう、そう?
ネコマタ(緑):
……クス。
ネコマタ(桃):
うふふふ!!
ネコマタ(藍):
桃姉さま。
今年の桜も見事ですわね。
ネコマタ(桃):
うん、そうだね♪
こうやって、藍ちゃんとご主人と
みんなで花見ができて嬉しいな。
ネコマタ(藍):
藍も嬉しゅうございます。
ネコマタ(桃):
来年は、もっともっと
仲間を見つけて
大勢で花見が出来るといいね!
ネコマタ(藍):
はい!
(もっと? やな予感がする……。)
ネコマタ(桃):
うう、ダイエット中なのに……。
ネコマタ(山吹):
桃姉、あきらめえな。
さくらもち、食べたいんやろ?
タイニー焼き、食べたいんやろ?
ネコマタ(桃):
ううう……。
山吹ちゃん、山吹ちゃんも
ダイエットしない?
ネコマタ(山吹):
ウチ、太らへん体質やし♪
ネコマタ(桃):
くぅ~、うらやましい!
ネコマタ(桃):
うわぁ、キレイ~!!
やっぱり桃は、桜に負けるかなぁ……。
ネコマタ(菫):
私は、桃のほうが好きよ。
ネコマタ(桃):
やだな、菫お姉ちゃん、照れるよ。
ネコマタ(菫):
桃のほうが可愛いわ(ニコ)
ネコマタ(桃):
ニャニャニャ……(照)
菫お姉ちゃん、ありがとう。
ネコマタ(茜):
桃姉さんは、桜嫌いなの?
ネコマタ(桃):
え、そんなことないよ、どうして?
ネコマタ(茜):
だって、そんな顔してる。
ネコマタ(桃):
えー、私ってそんなに表情に出る?
……えっと、あの、ね。
桜、嫌いじゃないの。
でも、桃より桜のほうが
ちやほやされるじゃん。
だから、ちょっと、羨ましいなって。
ネコマタ(茜):
ぷっ、ぷぷぷ……。
ネコマタ(桃):
あー、笑ったな!
ネコマタ(茜):
ごっ、ごめん。姉さん!
でもさ、桃は桃でいいところあるわよ。
ネコマタ(桃):
そっかな。
ネコマタ(茜):
そうよ。
ネコマタ(桃):
そっか、ありがとう……。
ネコマタ(桃):
杏ちゃん。綺麗だねぇ……。
ネコマタ(杏):
モグモグ…ん?
ネコマタ(桃):
杏ちゃんには花より団子か……。
ネコマタ(杏):
団子じゃないよ!
ボクが食べているのはタイニー焼きだよ?
ネコマタ(桃):
クスッ!ほんとだ!
おねえちゃん間違えちゃった♪
ネコマタ(桃):
うわぁ、キレイ~!!
やっばり桃は、桜に負けるかなぁ……。
ネコマタ(空):
馬鹿だな、桃。
桃が桜に負けるわけないよ!
ネコマタ(桃):
やだな、空お姉ちゃん、照れるよ。
ネコマタ(空):
そのまま食べてもおいしいし。
シロップ漬にしてもジュースにしても
食べられない桜よりよっっっぽど!!
ネコマタ(桃):
……。
ネコマタ(空):
ん、どうした、桃?
ネコマタ(桃):
胡桃ちゃん、若菜ちゃん。
さくら、綺麗だねぇ……。
ネコマタ(胡桃):
うん、すっごく綺麗……。
ネコマタ(若菜):
若菜もねぇ…、さくら好き…。
ネコマタ(桃):
(うふふっ、可愛いなぁ!)
ネコマタ(桃):
白お姉ちゃん。
さくら、綺麗だねぇ……。
ネコマタ(白):
あらあら、本当。
とっても、綺麗ね~♪
それに、桃さんもとっても
綺麗よ~♪(うっとり)
ネコマタ(桃):
えぇ~白お姉ちゃん、照れるよ。
ネコマタ(白):
うふふ♪
ネコマタ(桃):
ニャニャニャ……(照)
ネコマタ(桃):
うわぁ、キレイ~!!
ネコマタ(黒):
……そういう桃の素直なところは
ときどきうらやましくもあるぞ。
ネコマタ(桃):
えへへ、なんかほめられちゃった。
ネコマタ(黒):
……ふふっ(微笑)
ネコマタ(桃):
うわぁ、キレイ~!!
みんなで見る桜もキレイだけど
こうして二人で見る桜はもっとキレイ!
えへへ、たまにはこうして
二人っきりっていうのもいいな!
ネコマタ(桃):
緑ちゃん、桜、きれいだね。
ネコマタ(緑):
……うん。
ネコマタ(桃):
あ、緑ちゃんの頭に何か…えっ?
ネコマタ(緑):
???
ネコマタ(桃):
わっ、わっ、毛虫が!
ネコマタ(緑):
いやあーーーーーー!!!
とって、とって、とって、とって!
早くとってぇーーーーー!!!!
ネコマタ(桃):
あ、うん、じっとしてて……。
……ちょいちょいっと。
緑ちゃん、とったよ?
ネコマタ(緑):
あ、あ、あ……ありがとう。
ネコマタ(桃):
いや~、緑ちゃんのあんな大きな声。
私はじめて聞いたよ。
ちょっと、驚いちゃった!!
ネコマタ(緑):
……秘密。
ネコマタ(桃):
えっ、いいじゃない。
緑ちゃん、可愛かったよ♪
ネコマタ(緑):
……秘密(睨)
ネコマタ(桃):
……あ、はい。もちろんです。
緑コワイヨ・・・
ネコマタ(藍):
桜が綺麗ですね、緑姉さま。
ネコマタ(緑):
……純潔、心の美、精神美。
ネコマタ(藍):
姉さま?
ネコマタ(緑):
……桜の花言葉よ。
桜の花を見ていると
心の中まで綺麗になる気がする……。
だから、桜は好き……。
ネコマタ(藍):
ほんに……。
ネコマタ(山吹):
桜が綺麗やな~、緑姉♪
ネコマタ(緑):
……純潔、心の美、精神美。
ネコマタ(山吹):
姉やん?
ネコマタ(緑):
……桜の花言葉よ。
桜の花を見ていると
心の中まで綺麗になる気がする……。
だから、桜は好き……。
ネコマタ(山吹):
緑姉やんが二行以上しゃべった!
明日は雨が降る!
ネコマタ(緑):
……。
ネコマタ(菫):
緑、頭に桜の花びらがついてるわ。
ネコマタ(緑):
……えっ?
ネコマタ(菫):
ちょっと、待ってね。
……ほら、とれた。
ネコマタ(緑):
あっ、あの、……ありがとう。
ネコマタ(菫):
いいえ、どういたしまして。
ネコマタ(緑):
……。
ネコマタ(茜):
むっ……。
ネコマタ(緑):
……。
ネコマタ(茜):
ううっ……。
ネコマタ(緑):
……。
ネコマタ(茜):
ちょっと 、緑姉さん。
もうちょっと何かしゃべってよ。
ネコマタ(杏):
緑おねえちゃん……。
ネコマタ(緑):
……?
ネコマタ(杏):
あのっ、あのっ、ボクね……。
ネコマタ(緑):
……何?
ネコマタ(杏):
……んと、なんでもない!
ネコマタ(緑):
……そう。
ネコマタ(杏):
(遊んで欲しいな……)
ネコマタ(空):
緑のタイニー焼きも~らいっ!
ぱくっ!
ネコマタ(緑):
あ……。
ネコマタ(空):
あっ、冗談冗談。
やだな~、怒った?
ネコマタ(緑):
……。
ネコマタ(空):
……うっ、その目で見つめられると
なんていうのかな~……。
あはっ、あははっ!
逃亡っ!
ネコマタ(緑):
……落としたやつなのに。
ネコマタ(胡桃):
ネコマタ(若菜):
すぅ~すぅ~……。
ネコマタ(緑):
寝ちゃってる……。
ネコマタ(若菜):
もう、おなかいっぱい……。
ネコマタ(胡桃):
むにゃむにゃ……。
ネコマタ(緑):
……かわいい。
ネコマタ(白):
緑さん、桜がとっても、綺麗ね~♪
ネコマタ(緑):
うん、すごく綺麗……。
……。
(緑と白は
桜に見とれてぼ~っとしている。)
ネコマタ(緑):
……黒姉さん。
ネコマタ(黒):
……む?
ネコマタ(緑):
来年も……一緒、だよね?
ネコマタ(黒):
……っふ。
来年も……再来年も
そのまた先も、ずっと一緒だ。
ネコマタ(緑):
……ちょっと、安心した。
ネコマタ(緑):
……。
……綺麗。
ずっと……、う、ううん。
何でもない……。
ネコマタ(藍):
(藍は桜に見とれてぽ~っとしている。)
ネコマタ(桃):
あ~い~ちゃん!
そ~れっ!
(プレイヤーの周りに桜の花びらが舞い散る。(1Dayチケット第2弾アイテム「さくらふぶき」と同じ?))
ネコマタ(藍):
わぁ、綺麗!
桃姉さま、綺麗です!
ネコマタ(桃):
ウフフ♪
落ちてる花びら集めたの。
ネコマタ(藍):
緑姉さま、お茶でもいかがですか?
ネコマタ(緑):
……飲む。
ふぅ~、ふぅ~。
ネコマタ(藍):
あら、緑姉さま、猫舌ですか?
ネコマタ(緑):
……猫だもん。
ネコマタ(藍):
(藍は桜に見とれてぽ~っとしている。)
ネコマタ(山吹):
藍ちゃん、口、あいてるで。
ネコマタ(藍):
えっ、嘘!?
私としたことが……。
ネコマタ(山吹):
なんや、藍ちゃんもたまには
ぽ~っとするんやね。
ちょっと、ほっとしたわ。
いっつも完璧主義者だから
たまには隙、見せたほうが
ご主人も喜ぶ思う。
ネコマタ(藍):
そっ、そんなっ!
……あの、本当ですか?ぬし様?
ネコマタ(藍):
(藍は桜に見とれてぽ~っとしている。)
ネコマタ(菫):
……藍。
ネコマタ(藍):
あっ、菫姉さま!
ネコマタ(菫):
春とはいえ、まだ寒いわ。
これ、私のショールよ、使いなさい。
ネコマタ(藍):
姉さまは?
ネコマタ(菫):
私はカバンの中にいるから平気。
ネコマタ(藍):
ありがとう、菫姉さま!
ネコマタ(藍):
(藍は桜に見とれてぽ~っとしている。)
ネコマタ(茜):
藍、これ!
ネコマタ(藍):
……これは、ホカホカ石?
ネコマタ(茜):
いいから、使いなさい!
……風邪ひかれたら
看病するのはこっちなんだからね!
だから、体温めなさい!
ネコマタ(藍):
そういえば、随分と体が冷えている。
茜姉さま、ありがとうございます。
ネコマタ(茜):
べっ、別に
アンタのためじゃないんだからね!
フンッ!
ネコマタ(藍):
クス……。
ネコマタ(藍):
(藍は桜に見とれてぽ~っとしている。)
ネコマタ(杏):
……藍おねえちゃんは
桜がすきなの?
ネコマタ(藍):
ええ。
ネコマタ(杏):
……ボクよりも?
ネコマタ(藍):
クスッ。
杏のほうがもっと好きですわ。
ネコマタ(杏):
ほんと!?ほんとに~?
ネコマタ(藍):
もちろん!
ネコマタ(杏):
やったぁ!
じゃあ、おねえちゃんは
将来ボクのお嫁さんになってくれる?
ネコマタ(藍):
あら、私でいいの?
ネコマタ(杏):
おねえちゃんは女らしくてさ!
なんていうか、ボクの理想なんだ!
空おねえちゃんも好きだけど
ちょっと男っぽいし
一緒にいると…ボクのほうが
おっ、女の子にみえちゃうでしょ?
だから……。
ネコマタ(藍):
ふふっ!
考えておきますわ。
ネコマタ(藍):
(藍は桜に見とれてぽ~っとしている。)
ネコマタ(空):
藍!
ネコマタ(藍):
あっ、空姉さま!
ネコマタ(空):
ほら、これ飲みなよ。
あったまるよ~。
ネコマタ(藍):
甘酒……、ありがとうございます!
ネコマタ(空):
まだ、結構寒いからね。
コイツの服の中に入れてもらえば?
ネコマタ(藍):
なっ、主様にそんなことっ!
……そんなこと……そんなこと。
……ぽ~っ♪
ネコマタ(藍):
(藍は桜に見とれてぽ~っとしている。)
ネコマタ(胡桃):
ネコマタ(若菜):
藍おねえちゃん!
はい、これあげる!
ネコマタ(藍):
まぁ、花びらを集めてきたの?
ネコマタ(胡桃):
若菜ちゃんと一緒にひろったの。
喜んで…くれる?
ネコマタ(藍):
もちろんよ!ありがとう!
ネコマタ(若菜):
やったぁ!
喜んでもらえたね、胡桃ちゃん!
ネコマタ(藍):
うふふっ、かわいい……。
ネコマタ(藍):
白姉さま、お茶でもいかがですか?
ネコマタ(白):
あらあら~良いですね~
いただきます~。
うふふ、和みますね~♪
ネコマタ(藍):
そうですね、白姉さま。
(白と藍は
桜に見とれてぼ~っとしている。)
ネコマタ(藍):
黒姉さま
桜はなぜこうも美しいのでしょう?
ネコマタ(黒):
……美しい、
今はそれだけで十分な答えだと
私はおもう。
(黒と藍は
桜に見とれてぼ~っとしている。)
ネコマタ(藍):
(藍は桜に見とれてぽ~っとしている。)
ネコマタ(桃):
山吹ちゃん、みて~!
桜が、と~ってもきれいだよ~!!
ネコマタ(山吹):
もぐもぐもぐ……。
ネコマタ(桃):
って、あれ?
なに食べてるの?
ネコマタ(山吹):
タイニー焼き。
だって、ウチ、色気より食い気。
花より団子のほうが好きだもん。
ネコマタ(桃):
あ~、ずるいずるい!
私も食べる!
ネコマタ(山吹):
緑ちゃん、タイニー焼き食べる?
ネコマタ(緑):
……食べる。
ネコマタ(山吹):
もぐもぐもぐ……。
ネコマタ(緑):
あむあむ、あむあむ……
ネコマタ(山吹):
あ~、タイニー焼き。
めっちゃ美味しいわ! 最高!
ウチ、タイニー焼きあったら
他は何にもいらへん!
ぱくぱくぱくぱく
ネコマタ(藍):
ねえ、山吹。
もっとゆっくりかんで食べたほうが…
ネコマタ(山吹):
うっ!!!!
ゲホッ、ゴホッ、ゲホゲホッ!
ネコマタ(藍):
た、大変!
はい、お茶飲んで!!
ネコマタ(山吹):
……ふ~、ビックリした。
藍ちゃんありがとう。
これで落ち着いて
また、タイニー焼きが食べられるわ!
ネコマタ(藍):
……もうっ、山吹っ!
ネコマタ(山吹):
あ~、タイニー焼き。
めっちゃ美味しいわ! 最高!
ウチ、タイニー焼きあったら
他は何にもいらへん!
ぱくぱくぱくぱく
ネコマタ(菫):
……そう(しゅん)
せっかくさくらもち作ったけど……。
いらない、のね……。
ネコマタ(山吹):
あっ、嘘、嘘や!
菫姉やん、嘘やって!
菫姉やんの、さくらもちは別!
さっきのは訂正!
タイニー焼きと
菫姉やんのさくらもちがあれば
他は何にもいらへん!
ネコマタ(菫):
……そう(しゅん)
今日の晩御飯、カレーなんだけど
山吹はいらない、のね……。
ネコマタ(山吹):
あ~~!!!
カレーもいるっ!!!
ネコマタ(山吹):
なあ、あそこの屋台めちゃ高いで~!
ネコマタ(茜):
うわっ、ほーんと!
ちょっとぼったくり過ぎじゃないの?
ネコマタ(山吹):
こっちの屋台もや!
ネコマタ(茜):
信じらんない!
あ~、山吹、こっち!
こっちの屋台も見てごらん!
(二匹は楽しそうに行ってしまった……。)
ネコマタ(山吹):
なあ、杏、花見の醍醐味って
知っとる?
ネコマタ(杏):
だ、醍醐味!?
ネコマタ(山吹):
それはな、屋台や!
ネコマタ(杏):
屋台ーっ!
ネコマタ(山吹):
そりゃ、急ぐで!杏!
ネコマタ(山吹):
おーーーー!
ネコマタ(山吹):
お~!桜が見事やな~
なぁ、空姉やん。
ネコマタ(空):
おっ、屋台がある!
お先っ!
ネコマタ(山吹):
……。
はぁ~空姉やんはホンマに
『花より団子』やね。
ネコマタ(山吹):
胡桃、若菜、桜の木の
噂って知っとる?
ネコマタ(胡桃):
ネコマタ(若菜):
知らな~い。
ネコマタ(山吹):
それはやな、桜の木の下には
死体が埋まってるって話や!
ネコマタ(胡桃):
ネコマタ(若菜):
……。
ネコマタ(山吹):
どや!?驚きのあまり
声もでぇへんか?
ネコマタ(胡桃):
もう、おねえちゃんは
どうしてそういう嘘つくの!
ネコマタ(若菜):
ん……、嘘はよくないの。
ネコマタ(胡桃):
こんな綺麗なお花を咲かせる
木の下にそんなの埋まってないよね~。
ネコマタ(若菜):
ね~。
ネコマタ(胡桃):
……若菜、あっち行こう!
ネコマタ(若菜):
うん!
ネコマタ(山吹):
なっ!?ホンマやで~
嘘ちゃうで~信じてぇな~。
(ネコマタ達は
どこかへ走り去ってしまった。)
ネコマタ(山吹):
白姉やん、桜綺麗やね。
ネコマタ(白):
うふふ、そうね~
ネコマタ(山吹):
ウチ、いつまでもみんなで
この景色を見たいんや。
もう、離れ離れは嫌や。
ネコマタ(白):
えぇ分かっています。
必ずみんなとまたここに
見に来ましょうね?
ネコマタ(山吹):
うん、絶対や……。
ネコマタ(山吹):
黒姉やん、あのさぁ……。
ネコマタ(黒):
……断る。
ネコマタ(山吹):
ま、まだ何も言ってへんのに
黒姉やんもしかしてエスパー!?
ネコマタ(黒):
ふふっ、では……
小遣い以外なら相談にのろう。
ネコマタ(山吹):
……あかん。
取り付く島があらへん。
ネコマタ(山吹):
あ、見て!あそこに屋台ある!
ウチ買い食い大好きなんや~♪
ネコマタ(桃):
菫おねえちゃん。
また、菫おねえちゃんが作った
さくらもち食べたいな~~♪
ネコマタ(菫):
あらあら、桃はさくらもち好きねぇ。
いいわ、作ってあげる。
だけど、ちゃんと平等に
姉妹でわけるんですよ。
ネコマタ(桃):
は~い♪
ネコマタ(菫):
……緑。
昔教えた、桜の花言葉
まだ覚えてる?
ネコマタ(緑):
……純潔、心の美、精神美。
ネコマタ(菫):
そう、よく覚えていたわね。
ネコマタ(緑):
……。
ねえさんが、教えてくれた花言葉。
他にもいっぱい覚えてる。
……忘れたり、しない。
ネコマタ(菫):
……ありがとう、緑。
ネコマタ(藍):
菫姉さま。
お茶でもいかがですか?
ネコマタ(菫):
あら、いいわねぇ。
いい香り。
これは?
ネコマタ(藍):
桜の紅茶です。
たまには、紅茶もいいかと思って。
ネコマタ(菫):
桜の香りがして、とてもおいしいわ。
ありがとう、藍。
ネコマタ(山吹):
菫姉はん、あのさぁ……。
ネコマタ(菫):
なあに、お小遣いの前借り?
ネコマタ(山吹):
ギクッ、何でわかるん?
ネコマタ(菫):
山吹がそのねこなで声を出すときは
お小遣いの前借りか
お小遣いの金額アップか
お小遣いの……。
ネコマタ(山吹):
わっ、わかった! 堪忍や!
ネコマタ(菫):
仕方がないわねぇ。
何が欲しいの?
ネコマタ(山吹):
タイニー焼き……。
ネコマタ(菫):
いいわ、買ってあげる。
さ、行きましょう。
ネコマタ(山吹):
わ~い、さすが菫姉やんや!
ネコマタ(茜):
……菫姉さん。
ネコマタ(菫):
あら、茜、どうしたの?
ネコマタ(茜):
……あの、あ、いや、なんでもない。
ネコマタ(菫):
そう、さくらもち作ってほしいのね?
いいわ、ちょっと待ってて。
ネコマタ(茜):
ちょっと、まだ何も言ってない!?
ネコマタ(菫):
ランランランララ~♪
(菫は行ってしまった。)
ネコマタ(茜):
ううん、どうしてわかったんだろ?
ネコマタ(杏):
おねえちゃん!さくらもち!
ネコマタ(菫):
はいはい。
ネコマタ(杏):
おかわりください!
ネコマタ(菫):
はいはい。
ネコマタ(杏):
おかわりください!
ネコマタ(菫):
はいはい……って、杏!
食べすぎよ!?
ネコマタ(杏):
だってボク食べ盛りなんだ。
足りないよぅ……。
ネコマタ(菫):
おなか壊すからだ~めっ!
お夕飯食べられなくなっちゃうわよ?
ネコマタ(杏):
そんなぁ……。
ネコマタ(空):
うーん、今年はさくらもち
何個食べられるだろう!
ネコマタ(菫):
また、おなか壊しても知らないわよ?
ネコマタ(空):
あれは修業が足りなかったのです!
この空は、以前の空とは違います!
ということで…いっただっきまーす!
ネコマタ(菫):
まったくもう……。
ネコマタ(胡桃):
ネコマタ(若菜):
ごちそうさま~!
おねえちゃんのさくらもち
おいしかった~!
ネコマタ(菫):
どういたしまして。
あららっ?
お口にあんこがついてるわよ?
ネコマタ(胡桃):
本当だっ!
若菜ちゃん、とってあげる!
ネコマタ(若菜):
ありがとう……。
ネコマタ(胡桃):
うん、綺麗になりました!
ネコマタ(菫):
こら、待ちなさい。
胡桃ちゃんのお口にも
あんこがついてるわよ?
ネコマタ(胡桃):
あっ……。
ネコマタ(若菜):
えへへ、若菜がとってあげる。
ネコマタ(胡桃):
ありがとう……。
ネコマタ(白):
菫さん?今年もさくらもちを?
ネコマタ(菫):
えぇ、作ってまいりました。
ネコマタ(白):
あらあら~お一ついただける
かしら~?
ネコマタ(菫):
どうぞ、こちらに。
ネコマタ(白):
(もぐもぐ)
んも~やっぱり菫さんの
作るさくらもちはおいしいわね~
……。
やるわね、菫さん。
ネコマタ(菫):
あ、ありがとうございます。
ネコマタ(黒):
(モゴモゴモゴ)
ネコマタ(菫):
黒姉さん、作ってきた
さくらもちが誰かにつまみ食い
されているようなのですが……
ネコマタ(黒):
ギクッ
ネコマタ(菫):
……。
ネコマタ(黒):
あんいえ、わあひえああい!
(訳:断じて、私ではない!)
ネコマタ(菫):
……っと、
食べかけのさくらもち片手に
いわれましても。
ネコマタ(黒):
……わ、私とて
魔がさす事もある!
ネコマタ(菫):
まぁ、なんて見事な桜でしょう。
たまには一休みして
桜を愛でるのも一興ですわね。
藍にも見せてあげたいわ。
あの子、桜が大好きなんですよ。
ネコマタ(菫):
まぁ、すてき、満開の桜!
ああ、あの子たちにも見せてあげたい。
ネコマタ(桃):
茜ちゃん、みて~!
桜が、と~ってもきれいだよ~!!
ネコマタ(茜):
姉さん、大きな声出しすぎ!
みんなジロジロみてるよ!
ネコマタ(桃):
あははっ、ごめんごめん。
ネコマタ(緑):
……。
ネコマタ(茜):
むっ……。
ネコマタ(緑):
……。
ネコマタ(茜):
ううっ……。
ネコマタ(緑):
……。
ネコマタ(茜):
あー、もうだめっ!
この沈黙たえらんない!
ちょっとあんたもフォローしてよ!
ネコマタ(茜):
ああ、甘酒おいしい♪
ズズズズーッ。
ネコマタ(藍):
茜姉さま、お茶でも、……あっ。
ネコマタ(茜):
あっ、ちょっと、藍!
どこいくのよ!
そのお茶、置いていきなさいよ!
ネコマタ(藍):
でも、茜姉さま……。
ネコマタ(茜):
飲むったら、飲むの!
ネコマタ(藍):
……はい♪
こちらに、置いておきますね。
では失礼します。
ネコマタ(茜):
……ウップ。
甘酒おかわりするんじゃなかった。
ネコマタ(茜):
こういうところのお店って
基本ぼったくりだから
お財布の紐はしめていかないとね。
ネコマタ(山吹):
そやそや!
ネコマタ(茜):
あっ、甘酒あるんだぁ……。
ネコマタ(山吹):
タイニー焼きやん!
ウチ、あれめっちゃ好きなんや!
ネコマタ(茜):
ちょっとだけ。
ちょっとだけよ……。
(二匹はフラフラと行ってしまった……。)
ネコマタ(菫):
みて、茜!
あそこでお弁当広げている人がいるわ。
今度みんなでピクニックしましょう!
ネコマタ(茜):
え~っ、めんどくさ……。
ネコマタ(菫):
茜は、いやなのね……(がっくり)
ネコマタ(茜):
そっ、そんなことないわよ。
ピクニックね。
いいんじゃない、たまには。
ネコマタ(菫):
たまには茜の手料理が食べたいな。
茜、お弁当作るの手伝ってくれる?
ネコマタ(茜):
え~っ、なんで私が!?
ネコマタ(菫):
茜にも、お母さんの味
伝えておきたいのよね……。
おいしい煮物の作り方も……。
ネコマタ(茜):
わかった、わかったわよ!
手伝いますってば!
もうっ、菫姉さんにはかなわないわ。
ネコマタ(茜):
杏、こういうところのお見せはね。
基本ぼったくりだから
お財布の紐をしめてかからないと……。
ネコマタ(杏):
わあっ、タイニー焼きだって!
ボク、ダンプティー焼きがいいなぁ!
何番だろう……?
ネコマタ(茜):
ああっ、それ、私も狙っているの!
1番、8番、16番、40番、51番、66番
75番、98番、100番はダメだったわ。
隣の子が食べているのを見たけど
2番と87番と、あと……。
ネコマタ(杏):
おっ、おねえちゃん?
ネコマタ(茜):
…コホンっ!
まぁ、とにかく
ひとつひとつ確かめるしかないわね。
いくわよ、杏!
ネコマタ(杏):
うん!
ネコマタ(空):
茜、見てみな!
屋台だ屋台!
茜の大好きな屋台だぞぉ!!!
ネコマタ(茜):
しぃ~っ、しぃ~っ、しぃ~~~!!
声が、お、お、きーーーい!!!
ネコマタ(空):
(キーーーーン……)
あ、茜のほうが…大きい……。
ネコマタ(茜):
(ちょっと、胡桃、若菜!)
ネコマタ(胡桃):
あ、茜おねえさん!
ネコマタ(若菜):
おねえちゃん、なぁに?
ネコマタ(茜):
こっ、これ、間違えて
買っちゃったから、あげるわ。
ネコマタ(胡桃):
わぁっ!ありがとうございます!
ネコマタ(若菜):
おねえちゃん、ありがとう~!
ネコマタ(茜):
別に、捨てるのももったいないし
あんたたちのために
買ったわけじゃないんだから
感謝しなくていいの!
ネコマタ(白):
綺麗ね~
お弁当でも待ってきて
みんなでゆっくりしたい
ですね~♪
ネコマタ(茜):
そう?私は一人の方が
気楽かな。
ネコマタ(白):
うぅ~。
あ!お弁当と言えば
茜さんどうなの?お料理の方は?
ネコマタ(茜):
え!あ~、ど、どうでも
いいじゃないそんなこと!
ネコマタ(白):
あらあら~もう、本当に
そのツンツンした態度
誰に似たのかしらね~♪
ネコマタ(茜):
もうっ!知らない!
ネコマタ(白):
うふふ、お待ちになって~
茜さ~ん♪
(ネコマタ達は
どこかへ走り去ってしまった。)
ネコマタ(茜):
……えっと、タイニー焼き1つが
222キロカロリーだから
6個で……
ネコマタ(黒):
……1320キロカロリーだな。
ネコマタ(茜):
1320キロカロリー……。
って、うわっ!!
く、黒姉さん。
……いつからそこに!?
ネコマタ(黒):
……ふふっ。
ネコマタ(茜):
べ、別にダイエットとか
そういうのじゃないんだからね!
ネコマタ(茜):
今日は花見?
ふん、たまにはいいかもね。
ネコマタ(杏):
桃おねえちゃーん、こっちこっち!
はやくー!
桜が散っちゃうよぉ!!
ネコマタ(桃):
うふふっ!杏ちゃん、待ってー!
ネコマタ(杏):
緑おねえちゃーん、こっちこっち!
はやくー!
桜が散っちゃうよぉ!!
ネコマタ(緑):
……ふふっ。
ネコマタ(杏):
藍おねえちゃん、これ、あげる!
ネコマタ(藍):
まぁ、桜の花……綺麗。
ネコマタ(杏):
髪に飾るといいと思うよ!
おねえちゃんに、ぴったりだ!
ネコマタ(藍):
うふふ、杏。ありがとう。
ネコマタ(杏):
山吹おねえちゃーん、こっちこっち!
はやくー!
桜が散っちゃうよぉ!!
ネコマタ(山吹):
まぁ、ええんちゃう?桜は…
あと少しで売り切れだって!
ネコマタ(杏):
タイニー焼き
あと少しで売り切れだって!
ネコマタ(山吹):
そりゃ、あかん!急がな!
ネコマタ(杏):
菫おねえちゃーん、こっちこっち!
はやくー!
桜が散っちゃうよぉ!!
ネコマタ(菫):
待ちなさい、杏!
そんなに急ぐと迷子になるわよ!
ネコマタ(杏):
茜おねえちゃーん、こっちこっち!
はやくー!
桜が散っちゃうよぉ!!
ネコマタ(茜):
そんなの、すぐ散る訳ないじゃない。
馬鹿ね。
ネコマタ(杏):
タイニー焼き
あと少しで売り切れだって!
ネコマタ(茜):
えっ……、何してるの杏!
急ぐわよ!
ネコマタ(杏):
空おねえちゃん、ついに来たね!
ネコマタ(空):
杏、昨日の晩御飯は抜いただろうな!
ネコマタ(杏):
あったりまえだい!
ネコマタ(空):
よ~しっ、食うぞぉーーー!!!
ネコマタ(杏):
おーーーー!
ネコマタ(杏):
胡桃ちゃん、若菜ちゃん。
これが桜だよ!
ネコマタ(胡桃):
綺麗です!
ネコマタ(若菜):
わぁ…きれいだねぁ。
ネコマタ(杏):
迷子にならないように
ボクの手を離さないようにね!
ネコマタ(胡桃):
ネコマタ(若菜):
は~い!
ネコマタ(杏):
白おねえちゃーん、こっちこっち!
はやくー!
桜が散っちゃうよぉ!!
ネコマタ(白):
あらあら~今日はいつもにも
まして元気ですね~杏さん。
ネコマタ(杏):
だって、だって
また……白おねえちゃんが
どっか行っちゃうかと思って。
ネコマタ(白):
うふふ、もう何処にも
行きませんよ。
ネコマタ(杏):
本当……?
ネコマタ(白):
本当♪
ネコマタ(杏):
黒おねえちゃん、さくらの木って
さいしょはこんなに小さい種だって
ホント?
ネコマタ(黒):
……ふふっ、杏は賢いな。
ネコマタ(杏):
えへへ
じゃあ、このタイニー焼きを
植えたら、タイニー焼きの木に
なるのかなぁ?
ネコマタ(黒):
……。
ネコマタ(杏):
わっ、わっ、すごいや!
タイニー焼きだって!
こっちは、甘酒って書いてある!
射的もあるって!
はっ、早く行こうよ!
ボク、我慢出来ないよ!!!
ネコマタ(空):
おっ、屋台がある!
お先っ!
ネコマタ(桃):
さすが・・・・・・、素早い!
ネコマタ(空):
おっ、屋台がある!
お先っ!
ネコマタ(緑):
……はや。
ネコマタ(藍):
空姉さま。見てください、桜が…
ネコマタ(空):
おっ、屋台がある!
お先っ!
ネコマタ(藍):
ふふっ。
姉さまは、花より団子でしたわね。
ネコマタ(空):
おっ、屋台がある!
お先っ!
ネコマタ(山吹):
待ってや!空姉やん!
姉やんは無計画に
買いすぎるからあかん!
家計簿つけてるこっちの身にも……
あ、待って!
話は終わってへんで!
ネコマタ(空):
…許せ、山吹!
ネコマタ(空):
おっ、屋台がある!
お先っ!
ネコマタ(菫):
待ちなさい!空!
あなた毎年食べ過ぎるから
買い食い禁止です!
ネコマタ(空):
すっ、菫ねえちゃん。
それだけは……。
ネコマタ(空):
おっ、屋台がある!
お先っ!
ネコマタ(茜):
ちょっと、アンタ。
ぼ~っとしてていいの?
姉さんの食欲は半端じゃないわよ。
請求書、覚悟することねっ!
ネコマタ(空):
おっ、屋台がある!
杏、いくぞっ!
ネコマタ(杏):
うん!
(ダッシュで行ってしまった……)
ネコマタ(空):
胡桃ちゃん、若菜ちゃん。
ほら毛虫~!
ネコマタ(胡桃):
きゃぁぁ~~~~~!
ネコマタ(若菜):
う、うわ~ん
おねえちゃん、怖いよぉ~!
ネコマタ(空):
しまった、嫌いだったか!
あー、ごめんごめん。
お礼にタイニー焼き
買ってあげるから、ね?
ネコマタ(胡桃):
ネコマタ(若菜):
やったー!
ネコマタ(空):
あたしさ、こんなんだから
菫ねえちゃんには迷惑
かけっぱなしでさ。
白ねえちゃんがいない間ぐらいは
とか思ってたんだけど……。
ネコマタ(白):
うん、うん。
ネコマタ(空):
あたしに出来る事と言えば
みんなを元気づける事だけでさ。
少しはみんなの役にたってたのかな。
っていつも思うんだよね。
ネコマタ(白):
あなたは良く
がんばってるわ、空さん。
それは、わたしが保証します。
ネコマタ(空):
……白ねえちゃん。
えへへ~……。
ネコマタ(空):
た~いにぃやきやき
さ~くらもち~♪
ネコマタ(黒):
……ふっ。
ネコマタ(空):
あ、黒ねえちゃん
今少し笑ったよね?
ネコマタ(黒):
……。
ネコマタ(空):
えへへ、ちょっと嬉しいな。
あたし、黒ねえちゃんには
もっと笑顔でいてほしいから。
ネコマタ(空):
わ~!屋台が出てる!
あたしはタイニー焼き並ぶから
キミは甘酒ねっ!
じゃっ、また後で!!
(ダッシュで行ってしまった……)
ネコマタ(若菜):
うわぁ~、かわいいお花っ!
ネコマタ(胡桃):
キレイだね~、桃おねえちゃん。
ネコマタ(桃):
うん!
(若菜は桜に見とれている)
(胡桃は桜に見とれている)
(桃は桜に見とれている)
ネコマタ(若菜):
・・・・・・かわいい~。(・・・・・・うとうと)
ネコマタ(胡桃):
・・・・・・キレイ~。(・・・・・・うとうと)
ネコマタ(桃):
・・・・・・うん。(・・・・・・うとうと)
(ネコマタ達は寝てしまった。)
ネコマタ(若菜):
うわぁ~……。
かわいいお花~……。
ネコマタ(胡桃):
……かわいいね~。
緑おねえちゃん
これのお花の名前なんていうの?
ネコマタ(緑):
……桜。
ネコマタ(若菜):
(若菜は桜に見とれている)
ネコマタ(胡桃):
(胡桃は桜に見とれている)
ネコマタ(緑):
(緑は桜に見とれている)
ネコマタ(胡桃):
へぇ~、桜っていうんだぁ
キレイだね~、緑おねえちゃん。
ネコマタ(緑):
……うん。
ネコマタ(胡桃):
ネコマタ(若菜):
ネコマタ(緑):
……。
ネコマタ(胡桃):
ネコマタ(若菜):
(……うとうと)
ネコマタ(緑):
(……寝ちゃった。)
ネコマタ(胡桃):
藍おねえちゃん、何飲んでるの~?
ネコマタ(藍):
甘酒っていうのよ。
ネコマタ(若菜):
ん……、若菜、それ飲みたい。
ネコマタ(藍):
ちょっとぐらいならいいかな。
はい、どうぞ。
ネコマタ(若菜):
……。わぁ~、美味しい。
ネコマタ(藍):
胡桃もどうぞ。
ネコマタ(胡桃):
え、あ、はい。……(ゴクゴクッ)
ネコマタ(藍):
あ、あ~、そんなに飲んだら……。
ネコマタ(若菜):
ずる~い、若菜ももっと飲む~!
ネコマタ(藍):
あ、ああ……。
ネコマタ(胡桃):
ネコマタ(若菜):
ヒック
ネコマタ(胡桃):
……あれぇ~……みんなが……
グルグルまわってるぅよ~ぉ?
(ヒック)
ネコマタ(若菜):
あはは……、胡桃ちゃん
藍おねえちゃんが
……ぐるぐる、回ってるぅ。
ネコマタ(藍):
……。(可愛い♪)
ネコマタ(若菜):
うわぁ……、かわいい~!
ネコマタ(胡桃):
かわいいね~
なんて言うお花なのかな?
ネコマタ(山吹):
しゃーないな~!
おねえちゃんが教えたるわ!
ネコマタ(胡桃):
ネコマタ(若菜):
うん!
ネコマタ(山吹):
これは桜といってな。
バラ科サクラ属の植物の
……ゴニョゴニョ(以下省略)
……というわけで
花言葉は……ゴニョゴニョ(以下省略)
ネコマタ(胡桃):
お、おねえちゃん、もういいです~。
ネコマタ(若菜):
ん……、若菜、わかんない!
ネコマタ(山吹):
ん?遠慮せんでええって!
いい機会やし、最後まで聞いていき!
ネコマタ(胡桃):
……若菜、逃げよう!
ネコマタ(若菜):
うん!
ネコマタ(山吹):
あっ!ちょっと待ちいや!
(ネコマタ達は
どこかへ走り去ってしまった。)
ネコマタ(胡桃):
見てみて若菜ちゃん
凄くキレイだよ~。
ネコマタ(若菜):
うわぁ~、かわいいお花~!
ネコマタ(菫):
桜っていうのよ。(にこ)
ネコマタ(若菜):
ん……、若菜、アレほしい~。
ネコマタ(菫):
ダメよ、若菜ちゃん。
枝を折ったら
桜の木さんが可哀そうでしょ?
ネコマタ(若菜):
……うん、じゃあ見てるだけにする~。
ネコマタ(菫):
うん、そうしましょう。
(……ポトっ)
ネコマタ(胡桃):
ああああああああ
おねえちゃん!け、毛虫!
ネコマタ(菫):
!!!(声にならない声)
ネコマタ(胡桃):
ネコマタ(若菜):
あっ、おねえちゃん待ってよ~!
(ネコマタ達は
どこかに走り去ってしまった……。)
ネコマタ(若菜):
うわぁ~……。かわいいお花~……。
ネコマタ(胡桃):
……かわいいね~。
茜おねえちゃん
このお花の名前、なんていうの?
ネコマタ(茜):
(モグモグ……。)
ネコマタ(胡桃):
茜……、おねえちゃん?
ネコマタ(茜):
(モグモグ……。)
!?
(ン!?ンー!ングー!!)
ネコマタ(胡桃):
た、大変っ!!は、はい!お水!!
あっ! (ガッシャーン!)
あああああああ!!
ネコマタ(茜):
(ングーーーッ!!……ゴクッ。)
ぷはぁ~……、死ぬかと思ったわ……。
ネコマタ(若菜):
わぁ、おねえちゃんすごいねぇ……。
(……うっとり)
ネコマタ(胡桃):
見てみて若菜ちゃん
凄くキレイだよ~。
ネコマタ(若菜):
うわぁ~、かわいいお花~!
ネコマタ(杏):
桜っていうんだよ~。
ネコマタ(若菜):
ん……若菜、アレほしい~。
ネコマタ(杏):
よぉし!
おにいちゃんに任せておけっ!
えいっ!(ボキッ)
はい、若菜!
ネコマタ(若菜):
ありがと~、おにいちゃん!
ネコマタ(胡桃):
あああああああ、おにいちゃんの頭
け、けむ、毛虫……。
ネコマタ(杏):
え………?
……。
うわぁぁあああああああああっ!!
ネコマタ(胡桃):
ネコマタ(若菜):
おにいちゃん、待ってよ~!
(ネコマタ達は
どこかに走り去ってしまった……。)
ネコマタ(若菜):
うわぁ~……。かわいいお花~……。
ネコマタ(胡桃):
かわいいね~。
茜おねえちゃん
このお花の名前、なんていうの?
ネコマタ(空):
(モグモグ……。)
ネコマタ(胡桃):
空……、おねえちゃん?
ネコマタ(空):
(モグモグ……。)
!?
(ン!?ンー!ングー!!)
ネコマタ(胡桃):
た、大変!は、はい!お水!!
あっ! (ガッシャーン!)
あああああああ!
ネコマタ(空):
(ングーーーッ!!……ゴクッ。)
ぷはぁ~……、死ぬかと思った……!
ネコマタ(若菜):
わぁ、おねえちゃんすごいねぇ……。
(……うっとり)
ネコマタ(胡桃):
見てみて若菜ちゃん
凄くキレイだよ~。
ネコマタ(若菜):
うわぁ~、かわいいお花~!
ネコマタ(白):
……。
……。
ネコマタ(胡桃):
どうしたの?白おねえさん?
ネコマタ(白):
胡桃さんと若菜さんが
こんなにもすくすく育ってくれて
とっても嬉しいのよ~。
(ひしっ!)
ネコマタ(胡桃):
く、苦しいよ、白おねえさん。
ネコマタ(白):
いいのよ~いいのよ~♪
ネコマタ(若菜):
……変な白おねえちゃん。
ネコマタ(胡桃):
見てみて若菜ちゃん
凄くキレイだよ~。
ネコマタ(若菜):
うわぁ~、かわいいお花~!
ネコマタ(黒):
……。
(……娘の成長を見守る
親の気持ちとは、このようなもの
なのだろうか。)
ネコマタ(胡桃):
黒おねえさん?
ネコマタ(黒):
……む?
ネコマタ(若菜):
ん……、なんだか、やさしい顔。
ネコマタ(胡桃):
うん、やさしい顔してた。
ネコマタ(黒):
……な、なんでもない!
ネコマタ(若菜):
……変な黒おねえちゃん。
ネコマタ(若菜):
わぁ……さくら、さくらっ!
ネコマタ(胡桃):
待って、若菜ちゃん!
そんなに走ると転んじゃうよ!
あっ……(コテン!)
ネコマタ(若菜):
胡桃ちゃん…大丈夫?
ネコマタ(胡桃):
……(こくん)
ネコマタ(若菜):
いたいのいたいのとんでけ~!
ネコマタ(胡桃):
若菜ちゃん、なぁにそれ?
ネコマタ(若菜):
怪我したときのおまじない。
タイタニアのお姉ちゃんに
教えてもらったの……。
ネコマタ(胡桃):
すごい、若菜ちゃん!
痛いのなおったよ!
ネコマタ(若菜):
本当……?
ネコマタ(胡桃):
うん!ありがとう!
ネコマタ(桃):
うわぁ、キレイ~!!
やっぱり桃は、桜に負けるかなぁ……。
ネコマタ(白):
あらあら、わたしは
桃のほうが好きよ~。
ネコマタ(桃):
えぇ~本当!
どんなところが!?
ネコマタ(白):
(ニコニコ)
ネコマタ(桃):
……白お姉ちゃん?
ネコマタ(緑):
……。
ネコマタ(白):
……。
ネコマタ(緑):
…………。
ネコマタ(白):
…………。
(白と緑は
桜に見とれてぼ~っとしている。)
(藍は
桜に見とれてぼ~っとしている。)
ネコマタ(白):
あらあら、藍さん
お口が開いてますよ。
ネコマタ(藍):
えっ、白姉さま!?
私としたことが……。
ネコマタ(白):
でも、そうなってしまうのも
わかるわ~♪
とっても綺麗ね、桜。
ネコマタ(藍):
はい……とても。
(白と藍は
桜に見とれてぼ~っとしている。)
ネコマタ(山吹):
白姉やん、あのさぁ……。
ネコマタ(白):
あらあら、何ですか
山吹さん?
ネコマタ(山吹):
ちょーっとお小遣い
前借させてくれへん……?
ネコマタ(白):
仕方ないですね
今回だけですよ~。
ネコマタ(山吹):
ホンマか!
やっぱ白姉やんは話がわかるな~♪
ネコマタ(白):
た・だ・し!
良いですね?無駄遣いは
いけませんよ?(ゴゴゴゴ)
ネコマタ(山吹):
はは、ははは……。
わかってる、わかってるで
白姉やん……。
ネコマタ(菫):
桜が綺麗ですね、白お姉さん。
ネコマタ(白):
そうですね~
……。
菫さんひとりで大変
でしたでしょう?
ネコマタ(菫):
いえ、わたしは……。
ネコマタ(白):
菫さんは本当に強い子ね。
(なでなで)
ネコマタ(菫):
……。(照)
ネコマタ(白):
桜がとっても綺麗ですよ~
茜さん~♪
ネコマタ(茜):
ちょ、ちょっと恥ずかしいから
フラフラしないでよ!
白姉さん!
ネコマタ(白):
うぅ~。
……。
あら?
あちらのお店はなにかしら~♪
ネコマタ(茜):
もーっ!
どこ行くのよ!
待ってよ、白姉さん!
ネコマタ(杏):
白おねえちゃーん、こっちこっち!
はやくー!
桜が散っちゃうよぉ!!
ネコマタ(白):
あらあら、こんなに元気に
育っちゃって杏さんは♪
ネコマタ(杏):
だってボク、男の子だもん!
強くなって、おねえちゃん達を
守るんだ!
……。
白おねえちゃん、ボク強く
なれるかな?
ネコマタ(白):
うふふ、なれますよ。
絶対に♪
ネコマタ(白):
綺麗ね~
今度みんなでピクニックに
来たいくらいですね~♪
ネコマタ(空):
ピクニックかー
そういえば久々に白ねえちゃんの
手料理が食べたいな!
ネコマタ(白):
うふふ、じゃあ今度
みんなでお弁当持って
来ましょうね♪
ネコマタ(空):
本当!?
お弁当いっぱい作ってね!
ネコマタ(白):
はいはい、わかってますよ♪
ネコマタ(胡桃):
見てみて若菜ちゃん
凄くキレイだよ~。
ネコマタ(若菜):
うわぁ~、かわいいお花~!
ネコマタ(白):
桜っていうのよ~。
ネコマタ(若菜):
ん……、若菜、アレほしい~。
ネコマタ(白):
ダメよ、若菜さん。
枝を折ったら
桜の木さんが可哀そうでしょ?
ネコマタ(若菜):
え~……でもさっき
杏おにいちゃんは折ってた。
ネコマタ(白):
んまっ!
あの子ったら本当にもうっ!
……。
後でおしおきです……。(ゴゴゴゴ)
ネコマタ(若菜):
やっぱり、若菜アレいらない……。
ネコマタ(胡桃):
(ガクガク)
ネコマタ(黒):
……ヘクチッ!
ネコマタ(白):
あらあら、黒さん
もしかして花粉症ですか?
ネコマタ(黒):
……なんでもない。
ネコマタ(白):
うふふ、いけませんねぇ。
そういう時は、この青汁が一番です。
ネコマタ(黒):
だから、なんでもないとッ!
ネコマタ(白):
そうですか、黒さんは
青汁が苦手でしたか……。
ネコマタ(黒):
う……。
ネコマタ(白):
(ニコニコ)
ネコマタ(黒):
……そ、そんなことはない!
ネコマタ(白):
でしたら、どうぞ。
ネコマタ(黒):
(……あ、悪魔ぁあああああああ!)
ネコマタ(白):
とっても、すてきな桜ですね~♪
うふふ、あの子たちにも
見せてあげたい♪
ネコマタ(黒):
……。
白雪に、変わりて舞い散る、春の雪。
ネコマタ(桃):
うわ、黒お姉ちゃん詩人だね。
ネコマタ(黒):
…………ふっ(きらっ)
ネコマタ(黒):
……。
ネコマタ(緑):
……。
ネコマタ(黒):
……緑。
ネコマタ(緑):
……?
ネコマタ(黒):
桜は好きか?
ネコマタ(緑):
……(こくっ)。
ネコマタ(黒):
そうか、私も嫌いではない。
ネコマタ(藍):
黒姉さま、お茶でもいかがですか?
ネコマタ(黒):
ん、もらおう……。
ネコマタ(藍):
白姉さまから、黒姉さまは
ドクダミ茶がお好きだと聞きました。
お口にあえば良いのですが。
ネコマタ(黒):
……ッ!?
ネコマタ(藍):
黒姉さま?
いささか顔色が悪いようですが……。
ネコマタ(黒):
……な、なんでもない……。
(くっ、白め……、いつか必ず……)
ネコマタ(山吹):
黒姉やん、お腹すかへん?
ネコマタ(黒):
……ほぅ。
姉思いの妹を持って
私は幸せだ。
ネコマタ(山吹):
……え?
ネコマタ(黒):
店主!そのタイニー焼き
端から端まですべて包め。
ネコマタ(山吹):
えぇえええええええッ!?
ネコマタ(黒):
……先手必勝(きらり)
ネコマタ(山吹):
うちの銭……。
ネコマタ(菫):
なんだか、心あらわれるような
桜ですね。
ネコマタ(黒):
……菫。
ネコマタ(菫):
はい?
ネコマタ(黒):
……その……い、いつも
世話ばかりかけてすまぬ。
ネコマタ(菫):
あらたまって言われると
少し恥ずかしいですね。
ネコマタ(黒):
なぜか、今言いたくなった。
ネコマタ(菫):
きっと桜が綺麗だからです。
ネコマタ(黒):
……かも、しれないな。
ネコマタ(茜):
……桜、か。
もうすっかり春ね。
ネコマタ(茜):
ハァ~。
あたしの春はいつ来るのかな……。
ネコマタ(黒):
……ふふっセンチメンタルだな。
ネコマタ(茜):
あ、あたしだってッ……!!!
ネコマタ(黒):
……。
ネコマタ(茜):
……なんでもないわよ!
黒姉さんは……そ、そうよ!
黒姉さんこそどうなのよ?
ネコマタ(黒):
………。
……。
…。
(くすっ)
……さて、場所取りに行くぞ!
ネコマタ(茜):
わっ、ちょっと、黒姉さんずるい!
(ネコマタ達は
どこかへ走り去ってしまった。)
ネコマタ(杏):
えっと、その……。
タイニー焼き、食べたい。
ネコマタ(黒):
……ふむ。
コレで好きなものを買うと良い。
ネコマタ(杏):
いいの!?
ネコマタ(黒):
……みんなには内緒だぞ。
ネコマタ(杏):
わ~い!黒おねえちゃん
だいすき~!
ネコマタ(空):
なんか、桜吹雪って
ヒーローっぽくてワクワク
するよね。
ネコマタ(黒):
……。
ネコマタ(空):
あたしが正義のヒーローで
黒ねえちゃんは、悪の女幹部とか。
ネコマタ(黒):
……。
ネコマタ(空):
あ、もしかして
あたし怒らせちゃった!?
ネコマタ(黒):
……ふふふ。
悪の女幹部で世界征服……。
ふむ、それも悪く無い。
ネコマタ(空):
え……。
ネコマタ(黒):
……冗談だ。
ネコマタ(空):
(ほっ)
ネコマタ(胡桃):
若菜ちゃんなに見てるの?
ネコマタ(若菜):
ん……、さくらぷるる。
ネコマタ(黒):
……。
(……たまにはこうして
妹たちの世話をするのも良いものだな。)
ネコマタ(胡桃):
なんかおいしそうだね。
ネコマタ(若菜):
ん……、おいしそう。
ネコマタ(黒):
!?
ネコマタ(胡桃):
どんな味するのかな?
ネコマタ(若菜):
……さくら餅!
ネコマタ(黒):
ダメぇええええええええええ!!!
ネコマタ(胡桃):
ネコマタ(若菜):
……ッ!!!
ネコマタ(黒):
……ハァハァハァ。
さ、さくらもちなら
菫に……お願いしなさい。
ネコマタ(胡桃):
菫おねえちゃんのさくらもち
だいすき~!
ネコマタ(若菜):
ん……、若菜も。
ネコマタ(胡桃):
菫おねえちゃんのとこ
いってくる~。
ネコマタ(若菜):
若菜も……、行く。
ネコマタ(黒):
……あ、あぶなかった。
やはり、なれない事は
するものじゃないな……。
ネコマタ(白):
素敵な桜ね~。
ネコマタ(黒):
……うむ、見事な桜だ。
ネコマタ(白):
じゃ、お着替えしましょうか?
ネコマタ(黒):
………。
……。
…。
!?
ちょ、ちょっとまて!!
どうしてそうなる!?
ネコマタ(白):
うふふ♪
黒さんの綺麗な黒髪なら
きっとこの服なんか桜に映えると
思うのよねぇ。
ネコマタ(黒):
……。
ネコマタ(白):
(ニコニコ)
ネコマタ(黒):
……(滝汗)
ネコマタ(白):
(ニコニコ)
ネコマタ(黒):
……ふん、つきあってられるか!
ネコマタ(白):
うふふ、そんなつれない事
言わないで、黒さ~ん♪
(ネコマタ達は
どこかへ走り去ってしまった。)
ネコマタ(黒):
……心穏やかに眺める桜も
良いものだな。
ネコマタ(菫): まぁ、なんて見事な桜でしょう。 たまには一休みして 桜を愛でるのも一興ですわね。 藍、藍! ちょっと出てらっしゃい。 ネコマタ(藍): お呼びですか、菫姉さ……!! 桜……、きれい……。 (藍は桜に見とれてぽ~っとしている。) ネコマタ(菫): 少しここで休憩していきません? これ、私が作ったの。 さあ、みんなで食べましょう♪ ネコマタ(藍): わぁ、菫姉さまのさくらもち……。 懐かしゅうございます。 あっ、あの。 今、お茶を入れてまいります。 しばし、お待ちを……。 ネコマタ(菫): ……。 ……私たち姉妹が 離れ離れになってしまう前は よくこうして お茶をしながらお話したの。 あれから、二度とこういう機会は 訪れないだろうと思ってたけど また、こうして 幸せな時間をすごしている。 これもあなたのおかげね。 とても感謝しているわ……。 妹たちも、あなたによく懐いているし 私が……、もしいなくなったら どうか、どうか妹たちのこと よろしくお願いします。 ネコマタ(藍): ねっ、姉さま! 菫姉さま、どこかに 行ってしまわれるのですか? 私は、……ぐずっ、ひっく。 ネコマタ(菫): まぁ、藍、聞いていたの? フフ……、あわてんぼさんね。 違いますよ。 大好きなあなたたちのことをほって どこかに行くわけないでしょう? それに、この人のことも心配だし。 ……ね♪ ネコマタ(藍): ねっ、姉さま……。 本当…ぐずっ、ですよね? ネコマタ(菫): 本当ですよ。 さあ、藍、涙を拭いて……。 ネコマタ(桃): あれ? 藍ちゃんどうしたの?
ネコマタ(緑)所持時
ネコマタ(緑): ……泣いてる?
ネコマタ(山吹): あれ、泣いてるん? ネコマタ(茜): ちょっとぉ! あんたが泣かせたんじゃないの!? ネコマタ(杏): おねえちゃん、ないてるの? ネコマタ(空): どうしたんだ藍? おねえちゃんに言ってみな? ネコマタ(胡桃・若菜): おねえちゃん・・・・・・? ん・・・泣いてるの? ネコマタ(藍): ちっ、違うんです。 ただ、桜が綺麗で……。 胸がいっぱいになってしまって……。 ネコマタ(菫): さあ、せっかく 藍が入れてくれたお茶が さめてしまうわ。 ネコマタ(桃): そうだった! さくらもち、さくらもち♪
ネコマタ(緑)所持時
ネコマタ(緑): ……もぐもぐ。
ネコマタ(山吹): ふぅ~、やっぱり 藍ちゃんがいれたお茶は最高や! ネコマタ(茜): ……ごまかされた感じ? ネコマタ(菫): 茜? 食べないと私が食べちゃいますよ。 ネコマタ(茜): あっ、ダメダメ! ちゃんと食べるんだからとらないで! ネコマタ(杏): わーい! おねえちゃんのさくらもちー! ネコマタ(空): いっただっきまーす! ネコマタ(胡桃): はい、若菜ちゃんの分♪ ネコマタ(若菜): ん・・・・・・おいしい♪ ネコマタ(菫): さあ、藍。 ご主人様にも お出ししてあげてちょうだい。 ネコマタ(藍): はい、菫姉さま! ぬし様、菫姉さま手作りの さくらもちでこざいます。 それと、私が入れたお茶も……。