イベントログ記録へ戻る

タイニー・かんぱにー~憑依研究編~ ログ 【導きの神鳥】 [edit]

タイ兄さんの飛空城 [edit]

共通会話

タイ兄さんの研究室 [edit]

【タイ兄さん】
 おお、お前か。
 憑依の研究はなかなか進まんなぁ。
 基礎研究はそーゆーもんやってことは、頭ではわかっとるけど
 気分的にはそーゆーこっちゃすまんな。
 
 神魔の事も調査内容に入ってきたんで、やることが増えた……
 なんてこともあるんやけど、そこを何とかするのが
 かんぱにーのメンバーの腕の見せ所やで、と、ありがたい訓辞を
 垂れてやったらオリヴィアの奴がどっかいきよった。
 ビジネス書にはこれでええって書いてあったんやけどなぁ?
【ワルキューレ】
 あら、ついに見限られちゃったのかしら?
 あの子に独立するような気概はなさそうだけど……。
 余所からスカウトされたとかはあるかもしれないわね。
【ガイドマシーン】
 オリヴィアさんなら、お洋服の受け取りに行くって
 言ってお出かけになりましたよ?
【シナモン】
 ガイドマシーンさん、最近今まで以上に
 気配りができる人になった感じですよねー。
 ボクも見習わなきゃ。
【タイ兄さん】
 ……マニュアルに従うだけってのはやっぱりあかんな。
 とはいえ、敏腕経営者のワイに教えを垂れることができる
 教師役なんてそういるわけもないし。ま、ええ。
 オリヴィアもそのうち帰ってくるやろ。短気は損気やな。
【オリヴィア】
 先輩、事件です!
 なんと先月の私、あらかじめ支払してたみたいです!
 おかげで今月、食べるものに困るようなこともありません。
 なんて素敵……!

その衣装
→可愛いね

【オリヴィア】
 へへーん、さっすが先輩!
 わかってらっしゃいますね!
 今回はちょっと異国風な感じの「アストラルトップス(白)」に
 「アストラルスカート(赤)」のセットで揃えてみました♪
 
 足元の「エスニックサンダル(金)」は……もうちょっと暖かくなって
 からでもよかったかなって、思わなくもないんですけど。
 でもいいと思いませんか、この金の模様がアクセントになっていて
 動くとキラキラして……それに、結構動きやすくていいんですよ!
 先輩もぜひいかがですか!
 ……はっ、言葉に熱が入りすぎました……。

→変わってるね

【オリヴィア】
 もー、先輩わかってないですねー。
 これ、今話題の「アストラルトップス(白)」と、おそろいの
 「アストラルスカート(赤)」で、手に入れるの大変なんですよー!?
 
 そりゃー確かに、今月はどうやってお洋服を手に入れようかなって
 考えたりはしてますけど……あ、メガネは外せませんよ?
 私の体の一部とでもいうべき大事なメガネですから。
 外すと何も見えませんし、ええ。視力低いんです……。
 でもまぁ、暖かくなってきたとはいえ、まだちょっと風が冷たい
 この時期に「エスニックサンダル(金)」は……足元の守りが
 おろそかだったかもしれません……暖房つけてください……。
【タイ兄さん】
 まぁ、それはええで。
 オリヴィア、今までの研究の事まとめといてや。
 そろそろある程度結果見せんとあかんで。
【オリヴィア】
 おっと、気が早いですね。
 今お知らせできることなんて……って、そっか。
 神魔じゃなくて憑依についてなら資料は集まってきてるから、
 その辺りは多少お知らせできそうですね。
 
 そうそう、さっきかんぱにーに戻るときに、依頼人さんらしき
 人から声をかけられたんですよー。
【タイ兄さん】
 ほお。
 で、その依頼人はどこや?
【オリヴィア】
 ガイドマシーン先輩がいなかったので、代表の連絡先を
 お渡ししておきましたよー♪
【タイ兄さん】
 案内してこいやぁ!
 すぐそこやろ!?
【オリヴィア】
 え、ほら。
 案内はガイドマシーン先輩のお仕事ですし。
 私が勝手にやるのも悪いなーって。
 あ、ほら今連絡来たじゃないですか。きっと今の人ですよ。
【タイ兄さん】
 まったく、違う意味で大物やなコイツ……。
 はい、タイニー・かんぱにーやで。
 ええ、はぁ……。
【ワルキューレ】
 オリヴィア、なかなかいい性格してるわよねー。
 天然なのが惜しいけど。
【シナモン】
 あはは……ボクはノーコメントで。
【タイ兄さん】
 仕事やで。
 ちょいまち、外まわっとるホワイトファングに下調べ頼んどく。
 ……ワイやで、ああ、ついでに……子供……。
 せや、よろしゅうな。わかり次第連絡もらえるか?
【シナモン】
 ホワイトファング、頼りにされてるなぁ……。
 早く追いつかなきゃ、うん。
 ○○ちゃん、今回もなにかあれば
 一緒に行かせてもらっていいかな?
【タイ兄さん】
 よう言った、シナモン。ならお前も出すとするで。
 ○○出番や。
 ……とはいっても、大したこっちゃない。
 子供の素行調査やな……で、オリヴィア、
 依頼人になんぞ妙な事吹き込んだのはお前やな?
【オリヴィア】
 私、別に変なことは言ってないですけど……?
【タイ兄さん】
 うちの子とその友達が何ぞ悪い何かに憑依されたに違いない……
 とかゆーてきたんやけど、あれ偶然なんか。
【オリヴィア】
 私は自分が憑依の研究をしているってことくらいしか
 言ってないんですけどね……なんででしょう?
【ワルキューレ】
 人間って、自分の聞きたいことしか聞こえない
 便利な耳を持っている人、とっても多いものね♪
 だれがどんな勘違いをしていてもおかしくないわ。
【タイ兄さん】
 ま、そうかもしれんな。
 とはいえ仕事は仕事、説明するで。
 調査対象の子供は3人。見た目は似たような感じで、
 それぞれ「赤」「青」「緑」の服を身につけとるそうや。
 
 そいつら、最近帰りが遅くて妙な事言い始めたらしい。
 なんぞ、気味の悪いことを言うとるちゅーけど、
 これは実際に聞いてみないとわからんな。
 ……まぁ、グレただけなんやないかとも思うが。
【オリヴィア】
 仕事は仕事、ってことですね。
【タイ兄さん】
 せや。調査結果が無駄足でも依頼料は払わせるさかいな。
 ダウンタウンやアップタウン以外にも出かけるようになって、
 今どこにいるかまではわからんちゅーことでな。
 ホワイトファングに下調べ頼んだから連絡待ちやな。
【シナモン】
 そういえば、ホワイトファングは今何のお仕事をしてるの?
【タイ兄さん】
 まぁ、色々とな。
 あいつ足速いし鼻が利くからな、探し物の依頼を頼んだり、
 他の部署のメンバーの所への連絡役とかもさせてるんやで。
 ……って、もう連絡きたんか、早いな。
 はい、タイニー・かんぱにーやで。
 おお、どないした。は、いた?
 東アクロニア平原か、近場やな。……で?
 ……見知らぬ大男と何人かで戦闘訓練しとる?
【オリヴィア】
 先輩、これは事件の香りがしてきました……!!
【タイ兄さん】
 遠目だから確定やないけど、そんな感じか。
 赤青緑は確定やな、なら、そっちは本目的優先でええで。
 ほな。
 ……東アクロニア平原におるみたいやな。
 なんぞわからんが、まあたいしたことないやろ。
【オリヴィア】
 いやぁ、でもわかりませんよ?
 さっきダウンタウンで買い物してる時にちょっと
 小耳に挟んだんですけど、なんでもこの前ダウンタウンに
 大きな怪物が出たって言う話があるらしいんですよ!
【ワルキューレ】
 なに、また野良の神魔が暴れてたの?
【オリヴィア】
 可能性はありますけど……なんでも、緑色の巨人で
 天井に届かんばかりの大きさらしく、建物の陰からぬっとあらわれて
 すぐに消えてしまったんだとか……。
【シナモン】
 そ、そんなこと言わないでよぅ!
 ダウンタウンですら行くのが怖くなっちゃうよ……。
【タイ兄さん】
 まぁ、誰かがマリオネットとかでいたずらしとるとか、
 可能性を考えたらキリないわ。
 ほどほどに気を付けて、まずは仕事を済ませるんやで。
 ガイドマシーン、案内してやってや。
【ガイドマシーン】
 すいません、まだ調子が……。
【タイ兄さん】
 お前、定期的に爆発しとった方が調子ええんちゃうか……?
 ま、ええ。メンテナンスしとき。
 オリヴィアは居残りで研究の内容まとめとき。
【オリヴィア】
 えっ、私も事件を見に行きたかったんですけど……。
【タイ兄さん】
 お前の仕事は依頼こなすことやなくて研究やろ?
【オリヴィア】
 そうですね……、
 先輩、いってらっしゃいですー。
【ワルキューレ】
 ここにいてもすることがないし、私も行くことにするわ。
 ……邪魔はしないから、安心してね♪
 ふふっ。
【シナモン】
 よーっし、じゃぁボクが案内するよ!
 東アクロニア平原に……

東アクロニア平原へ
→移動開始!

東アクロニア平原 [edit]

【ワルキューレ】
 ……あれかしら?
 確かに、似たような顔立ちの子供が三人いるわね。
 後は、大柄で妙な格好の男と、大柄な女性……?
【背の高い女の子】
 いけー、ししょー!
【子供たち】
 魅せろ、ひっさつのくろきやいばー!
【大柄な男性】
 仕方ない……ならば今魅せよう、黒の神髄!
 世界よ、俺の技に見惚れよ!
【背の高い女の子】
 ししょーかっこいー!

とりあえず……
→声をかけてみよう

【大柄な男性】
 おお、どうなされた若人たちよ。
 俺の美技に見惚れてしまったかな?
受けている依頼の内容と、事情を軽く説明した。
【ヤタガラス】
 成程、それは傑作だ!
 ああ、失礼した。あらためて名乗らせてもらおう。
 俺はヤタガラス……導きし者。
【赤い服の子供】
 俺たちのししょーなんだ!
 しっこくの翼をうちふるわす技の使い手なんだ!
【青い服の子供】
 すげーんだぜ!
 魂が震えるしょーげきをうけるぜ!
【緑の服の子供】
 ししょーかっけー!
 すげー!
【ヤタガラス】
 ああ、色々あってな、今はこの子供たちと、そこにいる娘に
 俺の技を……本当の“業(わざ)”を伝えるにはまだ危険故、
 型を教えている、と言ったところだ。
【シナモン】
 ううん……よくわかんないけど、ヤタガラスさんが
 いろいろ教えていたから、この子たちの言葉遣いが
 妙な感じになってたのかな?
【背の高い女の子】
 あ……
【シナモン】
 ん?
【ヤタガラス】
 ん?
 ああ、すまんな。この娘、力強く恵まれた体躯を持っているが、
 いささか気が弱いようでな。
 結局、お前はどこから来たのだったかな?
【背の高い女の子】
 えと、いまはししょーの弟子してる……けど、
 前は寒いところにいたんだ。
【青い服の子供】
 こいつ、雪見たことあるんだぜ!
 いいよなー! うらやましいぜ!
 雪……そう、じゅんぱくのせかい……だぜ!
【背の高い女の子】
 えっとね。
 ひらひらした白い羽を追いかけてたら、道に迷って……
 白っぽい吠える奴に追いかけられて、怖くて逃げてたら
 さらに迷っちゃって、知らないところに来てて。
【シナモン】
 (……んー、もしかして、この子も
  ボクとおなじアルマかなぁ……?)
【背の高い女の子】
 こんどは、白くなくて小っちゃいけど吠える奴に
 追いかけられて、怖くて……逃げてるうちに、ここの
 ……だうんたうん、だっけ?
 の、中に逃げ込んだの。
【赤い服の子供】
 吠えたける獣……それ、たぶんバウっていうんだ!
 すっげーつよい怪物なんだ!
 お前、よく無事だったよな!
 あ、でもお前もでっかくなれるもんな!
【緑の服の子供】
 すげー! かっけー!
【背の高い女の子】
 でも、可愛くないし……
【ワルキューレ】
 でっかくなれる……?
 変身するの、あなた?
【ヤタガラス】
 隠すようなものでもあるまい。
 何一つ恥じ入ることはないぞ、弟子よ。
 あと、お前はまだ彼らに名乗っていないな。
 天に恥じることがないのだ。堂々とすることを覚えなければな。
【サイクロプス】
 あ、そうだった。
 えっと、あたし、サイクロプス。
 みんなの名前、教えてくれる……?
【シナモン】
 やっぱり!
 ええと、あたしはシナモン、こっちはワルキューレさんで、
 そこにいる冒険者さんが
 ○○ちゃんだよ!
 ねぇ、やっぱりこの子……。

サイクロプス……
→もしかして、アルマ?

【サイクロプス】
 アルマ……よくわかんない。
【ヤタガラス】
 俺もそれについては詳しくないが、
 何、論より証拠だ。見せてやればいいだろう。
【青い服の子供】
 そうだぜ!
 こいつの変身、かっこいいぜ!
【サイクロプス】
 うん……。
 おっきいし、可愛くないから
 あのかっこ、好きじゃないんだけど……
【子供たち】
 すげー! やっぱかっけー!
【シナモン】
 うん、やっぱり!
 えっとね、ボクも同じだよ!
 ほらほら!
【子供たち】
 こっちも変身した!
 すげー! かっけ……というより、まるっちいなコレ。
 でもすげー!
【ワルキューレ】
 ちょっとやめなさい、デカブツ。
 あなたが不用意に動くとこの子がけがするでしょう?
【サイクロプス】
 あ……ごめん、なさい。
 小さくてかわいかったから……
【シナモン】
 ワルキューレさん、悪気はなかったんだし……
【赤い服の子供】
 なんだよお前、言いすぎだろ!
 こいつに謝れよ!
【青い服の子供】
 そうだぜ!
 言葉のやいばはひどいんだぜ!
【緑の服の子供】
 そうだそうだー!
【ワルキューレ】
 何よガキども、文句あるの?
【サイクロプス】
 あ……あの……
【ワルキューレ】
 それに、そこのヤタガラス。貴方人間じゃなくて、
 私と同じ神魔みたいだけど、本当にまともな奴なの?
 念のため浄化しておくべきかしら?
【ヤタガラス】
 “相”が濁る……いかんな。
 お前たち、落ち着け。このままでは闇に飲まれるぞ。
【ワルキューレ】
 この期に及んで何言ってんのこいつ……?
【子供たち】
 うわっ!
 バケモノだ!!
【サイクロプス】
 ひゃっ!?
【シナモン】
 プルルは自分からは襲って……
【子供たち】
 またきたっ!?
【サイクロプス】
 わ、わっ!?
【ヤタガラス】
 む……いかんな。
 無に還るがいい……。
 すまんな、小さきモンスターよ。
【サイクロプス】
 し、ししょー……!
【子供たち】
 ししょーかっけー!
 すげー!
【ワルキューレ】
 ……やるじゃない。
 腕前じゃなくて、判断の速さの方だけど、ね。
【シナモン】
 ……どういうこと?
【ワルキューレ】
 私たちや、あのヤタガラスはプルルが無害なモンスターと
 知っているけど、あの子たちはそうではない。
 そして、あの怖がりのデカブツちゃんは見ての通り
 強い力を持っているけど、すぐパニックに陥った。
 
 あの状況でプルルを放っておくと、どうなると思う?
 ……あのデカブツちゃんが暴れて、周囲が怪我するわね。
 それがわかったから、敢えて自分が先にプルルを全部倒して
 事態を止めた……ってこと。
 
 とりあえず、喋り方はあまり気に入らないけれど……。
 ヤタガラスが充分に理性的だという事は確認できたわ。
 今浄化する必要はなさそうね。
【ヤタガラス】
 ふむ、無害と思っていたが、こういう影響もあるか。
 まだわからんことも多いな。
 さて、弟子よ、子供たちよ。
 お前たちは今日は家に戻れ、親が心配しているのだろう?
 このように使者を送り出すくらいなのだ、
 まずは戻り、安心させてやれ。それは使命だ。
【子供たち】
 しめい!
 わかったよししょー!
 またね!
 サイクロプスもまたなー!
【サイクロプス】
 またねー!
 えっと、シナモン……さっきはごめんね。
 そっちの子も……。
【ワルキューレ】
 ええ、次は気を付けてくれればいいわ。
【シナモン】
 大丈夫だよ、ボクは平気♪
 で……
【ヤタガラス】
 混沌とした世界を変えるために来たのかもしれないが……。
 それ以前に、俺もまだ未熟。修行せねば……。
 ワルキューレ、シナモン、そして
 ○○と言ったか。
 いつかまた道が交わることもあろう、ではさらばだ!
【シナモン】
 えっ!?
【サイクロプス】
 ししょー!
 あたしもいく!
【シナモン】
 あっ!? もう、ええと……。
 ○○ちゃん!
 あの子心配だから、ちょっと様子見てくる!
 後で合流するね!
【ワルキューレ】
 ……あいつ、本当に人の話聞いてないわね。
 自分に酔ってるというか、なんというか……。
 ま、いいでしょ。悪党でもないみたいだし。
 子供たちも家に帰ったわけだし、依頼はこれで達成?
 戻りましょ?

タイ兄さんの研究室 [edit]

【タイ兄さん】
 また神魔がおったんかい。
【オリヴィア】
 先輩、事件だったんですか!?
ヤタガラスと言う神魔の事と、サイクロプス・アルマの事、
および子供たちの事をかいつまんで説明した。
また、おそらくはヤタガラスも誰かの体を乗っ取って
いるのではないだろうかという事も伝えておいた。
【タイ兄さん】
 なんぞキテレツな言葉を使うけど、一応話は通じる奴ってことやな。
 なら、そのアルマと一緒にスカウトしてもええな。
 子供は家に帰ったってことやし、事件解決てことで
 依頼人には報告しとくから、これは終りでええな。
【シナモン】
 ただいまもどりましたー……。
 はー、びっくりしたぁ。
【ワルキューレ】
 あら、どうしたのシナモン?
【シナモン】
 あ、うん。
 あの二人を追いかけてたどり着いたのが、
 なんでもあの子供たちの秘密基地だっていう話なんだけど……。
【ワルキューレ】
 子供の秘密基地、ねぇ。
 イメージ的には大したことがないけど、
 びっくりしたという事は何かあったのね?
【シナモン】
 アップタウンとダウンタウンの中間なのかな、
 それとも、ダウンタウンのさらに下なのかな。
 屋内なんだけど、なんだか町の一角みたいなところがあって、
 そこが全部廃墟みたいになってるんだ。
【オリヴィア】
 この街に、そんなところがあるんですか!?
【タイ兄さん】
 あー、あるで。
 この街の基礎部分に近い方やな。
 ものの本によれば、アクロポリスは昔空にういとった
 巨大な飛空城やなんて噂もあるで。
 
 真偽はともかく、この街のダウンタウンより下には
 それなりに遺跡があるんや。それを専門に調査発掘しとる
 エレキテルラボラトリーなんちゅう所もあるんやで。
 ……空気ある場所でよかったな、それ。
【ワルキューレ】
 興味深いわね、それ。
 行くなら私も付き合うわよ?
【オリヴィア】
 うわ、意外な地理情報を知ってしまいました……。
 それはともかく、そのヤタガラスさんと言う神魔さんを
 スカウトしに行くんですか?
【タイ兄さん】
 オリヴィアは居残りやけどな?
 お前、資料まとめ終わってないやろ?
【オリヴィア】
 うう、そうでした。
 先輩、私はここまでです……。
【タイ兄さん】
 ちゅーことで、マリオネット素体の用意しといてや。
 これで、渋るようなら要注意やけどな……。
 最近、ガイドマシーンの調子も悪いみたいやし、
 お前も風邪とか故障とか注意せーよ?
 まぁ、ガイドマシーンの奴、最近喋りはかえって
 流暢になったような気がしなくもないけどな?
【ワルキューレ】
 さ、行くとしましょ。
 シナモン、案内してよね?

地下エリアに
→移動開始!

子供達の秘密基地 [edit]

【ヤタガラス】
 俺もまだ未熟……つまり、まだ伸び代があるという事。
 くくく、愉快ではないか。
 せい! はっ!
【ワルキューレ】
 まだやってるのね、それ……。
【サイクロプス】
 あっ、あの時の意地悪な子!
 あ、あたしはともかく、ししょーは悪くないもん!
【ワルキューレ】
 ワルキューレ、よ。
 それに、サイクロプスって言ったかしら、
 別にヤタガラスに文句を言いに来たわけでもないし、
 今貴方に怒っているわけじゃないわよ?
【サイクロプス】
 えっ、そうなの?
【ワルキューレ】
 あの時きつい言い方をしたのは、貴方がうっかり
 シナモンに怪我をさせてしまいそうだったから。
 あの時貴方はシナモンに謝ったから、もう怒ってないの。
【サイクロプス】
 そっかー……えへへ、なら、いいや。
 ワルキューレと、シナモンと、えっと……、
 ○○、だよね!
 ちゃんと覚えたもん!
【シナモン】
 ボクだけじゃなくて、全員の名前を
 覚えててくれたんだ、ありがとー♪
【ヤタガラス】
 どうやら和解は成立したようだな、何よりだ。
 ……で。何かしらの用事があるのか?
 それとも……俺に挑みに来たか?
【ワルキューレ】
 はぁ、こいつの相手は疲れるわね……。
 ○○、もとは貴方の仕事よね。
 任せるわ♪

まず聞くことは……
→どうやってこの世界に来たの?

ヤタガラスが神魔ではないかという事を確認し、
元いた世界からこちらに来たのであれば、どのようにして
こちら側に移動してきたのかを聞いてみた。
【ヤタガラス】
 ああ、いかにも俺はここではない場所からやってきた。
 それは、おそらくはここで誰かを導くためなのだろう。
 それもまた、宿命――と言うものだな。
 ああ。具体的にどうやってきたのかは、さっぱり覚えていない。

忘れてはいけないのは
→今の体、誰かの体を使っているの?

その体は、神憑依で誰かの肉体を乗っ取っているのでは
ないかという事を確認した。
【ヤタガラス】
 ……おお。
 忘却の淵より記憶が戻ってきたぞ。
 確かに、すっかり忘れていたがこの体は借り物だ。
 最初に近くで居眠りしていた男の体を借りたように思う。
 
 元の持ち主に返すのが筋だが、そうすると俺は
 身動きが取れなくなってしまうな、困ったものだ。
 何か他人に迷惑をかけない良い手段があればいいのだが……。
 これもまた、宿命なのかもな。

実は
→いい手段があるんだけど……

オリヴィアのマリオネット素体の事を説明した
【ヤタガラス】
 成程、その案乗った!
【シナモン】
 決断、はやっ!?
【ヤタガラス】
 ああ、この体の持ち主である男にあまり迷惑もかけられん。
 それに、面白い文化を知るきっかけにもなってくれた。
 他に手段があれば、体を返すのが筋だろう。
 
 多少こちらに不便があっても、俺はこの体にとっては……
 かりそめの客、にすぎんのだからな。
 ……さぁ、決まれば後は実行に移すのみだ。
【シナモン】
 あ、ボクも準備手伝うね♪
 ……あれ、今どこかで何か妙な音がしたような……?
【ヤタガラス】
 ……ふむ、体がなじむのに少し時間がかかりそうだが、
 あまり不便もなさそうだな。感謝する。
【ワルキューレ】
 じゃ、この体を使われていた男は街中に捨ててくるわね。
 まだ明るいし、誰か拾ってくれるでしょ。
【ヤタガラス】
 体はまだ重さを感じるが、動きに制限などは……
 ない、ようだな。……どうした、サイクロプス。
【サイクロプス】
 にんぎょーがししょーになって、
 ししょーが知らない人になったから、
 なんだかびっくりしちゃった……けど、
 今はこっちのししょーがししょーだよね?
 でも、すごーい!
 ○○、ししょーが困らないように
 助けてくれてありがとね!
 キミやっぱりすごいよね!
 
 シナモンも……あれ?
 シナモン、どこ?
【ワルキューレ】
 シナモンなら、妙な音が気になるって言って、
 奥の方を調べてるわよ。ほら……。
【シナモン】
 おーい、なんかこっちに近づいてくるような
 音がするんだけど、これなんだと思うー?

防衛装置!?
→シナモンが危ない

【シナモン】
 何これ!?
 た、たすけてーっ!?
【サイクロプス】
 な、なにあれ!?
 怖い……けど、シナモンが……!?
【ヤタガラス】
 ワルキューレと言ったか、お前、
 サイクロプスを連れて地上に戻れるか?
【ワルキューレ】
 で、自分はあっちに助太刀しようってことね。
 それを言うのは、ちょっと遅かったんじゃないかしら?
 ……来るわよ、まだ他にも。
 魂がない相手かぁ……。
 浄化が通じないのは面倒ね。
【ヤタガラス】
 体を移ったのが裏目に出たか。
 これなら、もうしばらく体を借りていてもよかったかもな。
 ……まぁ、そうはいかんか。
【サイクロプス】
 し……ししょー、どうしよう!?
【ヤタガラス】
 お前一人なら、まだ入り口から抜け出せる。
 早く避難しろ!
【サイクロプス】
 で、でも……だって、シナモンも、みんなも……。
【ワルキューレ】
 悪い知らせよ。
 入り口からも来るわ、複数。
 かなり小型……えっ!?
【子供たち】
 ししょー!
 遊びに来たよ!!
 
 サイクロプスもいるだろ!
 
 ……あれ、なんだこれ。
 すげー……こええええええっ!!?
【ヤタガラス】
 逃げろっ!!
 はやく、すぐにっ!
【子供たち】
 あ、あああああ……
【ワルキューレ】
 勇者にはまだ早すぎたわね、足がすくんでる。
 ○○……は、戻ってくるまで
 もう少し時間がかかる……まずい。
【サイクロプス】
 うっ……うわぁああああっ!!
【子供たち】
 !!
 サイクロプス……!
【ヤタガラス】
 貴様っ、よくも俺の弟子を……!
【シナモン】
 サイクロプスちゃん!?
【ワルキューレ】
 ○○、子供たちが危険よ!
 ヤタガラスに手を貸して!

ヤタガラスに……
→神憑依を使うように指示!

【ヤタガラス】
 応!
 これはっ……!? いや、このまま行ってくれ!
 受けよ、天下無双の斬撃をっ!!
【シナモン】
 サイクロプスちゃん、怪我してる!
 早く治療しなきゃ!
【ワルキューレ】
 子供たちは無事ね。
 かすり傷や小さなやけど程度で済んでるわ。
 ……あの子の大きな体が盾になってくれたみたい。
 あんなに、大きな体を嫌っていたのにね……ふふ。
 この子も、勇者の魂を持っているわね。
【ヤタガラス】
 ああ、何せ俺の弟子だからな。
 ○○、お前に頼みがある。
 サイクロプスの治療をしてやってくれ。
 その子にはまだ未来がある。
【ワルキューレ】
 こらこら、深刻にならないの。軽くはないけど、
 命に係わる程深い怪我ではないわ。
 私の感覚にピンとこないんだもの、確実よ?
【ヤタガラス】
 ふむ、お前さては死神の類か……?
 まぁ、そのお前が言ってくれたならば信じよう。
 子供たちよ、無事か!
 無事で何よりだ!
【子供たち】
 し……ししょー……!
 こ、怖かった……怖かったよ……。
【ヤタガラス】
 良し、恐怖を認めるのは強くなるための第一歩だ。
 お前たちは、これからもっと強くなれる。
 サイクロプスも、助かる。
 だが、まずは安全なところまで戻るぞ!

タイ兄さんの研究室 [edit]

【タイ兄さん】
 怪我人抱えて帰ってくるから何かと思ったで。
 ずいぶん団体さんやな。
【子供たち】
 なんだあれ、喋るぞ……!?
 
 タイニーじゃね?
 
 マジで!? あんなタイニーいるの!?
【タイ兄さん】
 依頼が終わったと思ったら、まさかその子供らまで
 こっちに来るとは思わんかったで……親には連絡しといたから、
 すぐ迎えに来るで。
【ヤタガラス】
 おお、それはありがたいな。
【保護者】
 うちの悪ガキたちがお世話になったみたいで……。
 こら、お前たち皆さんにお礼を言ったのかい!?
【子供たち】
 これも、また宿命ー!
 
 俺は導きし者、さすらうのみー!
 
 すげー、かっけー!!
【保護者】
 あっ、こら!
 すいません、お礼は後日、必ず!
【タイ兄さん】
 今回の地下防衛装置の暴走はホンマ偶然やけど、
 あれから子供たちを守ったことでかんぱにーへの謝礼は
 大幅アップや。まぁ、結果オーライやな。
 
 サイクロプスっちゅーたか、お前の治療代はこっちで持つから
 気にせんでええで。お前のお手柄でもあるわけやしな。
【サイクロプス】
 えへへ……おっきな体は可愛くなくて、あまり好きじゃ
 なかったけど……今回は、あたしおっきくてよかったよ。
 ちょっと痛かったけどね。
【シナモン】
 もう……無事だったからいいけど、倒れた時には
 本当に怖かったんだからね?
【ヤタガラス】
 ああ、まったくだ……だが、よくやった。
 お前がああしたおかげで、より力の弱いあの子たちは
 無事に親元に帰ることができた。
 俺は、お前が弟子であることをを誇りに思うぞ。
【サイクロプス】
 わ、ししょーに褒められた……!
 うれしー! えへへ!
【ヤタガラス】
 さて、タイ兄さんと言ったか。
 ○○の所属する一門の頭領なのだな?
 すまんが、頼みがある。サイクロプスをここで住まわせて
 やってはもらえないだろうか?
 
 この娘、故郷から出てきて帰り方もわからんようでな……。
 この街にも出てきたばかりのようだが、住処が決まっていないのだ。
【タイ兄さん】
 あー、そか。
 ○○がその話する前に
 襲われたんやったな。
 ええで。ついでにお前もここに住むとええ。
 
 神魔はお前で三人目や、ここにいる方が何かと便利やと
 思うし……うちの研究に手を貸してくれれば助かるで。
【サイクロプス】
 ししょーといっしょ?
 なら、あたしもここにする!
 シナモンも一緒なの?
【オリヴィア】
 あ、いいですねー。
 背が高くてスタイル良いし、そういう人にこそ
 似合う服っていうのもあるんですよー?
【ヤタガラス】
 それも縁、という事か……よかろう。
 俺の運命、この城に一時的に預けようではないか。
 それにしても、三人目……だと?
【タイ兄さん】
 お前、ワルキューレ、あと一人おるねん。
 そのうち帰ってくるで。
 それにしても、お前けったいな喋り方するなぁ。
 しかも、元の喋りは違うな?
【ヤタガラス】
 ふ……見抜かれてしまったか。
 この世界に来て、最初に体を借りた男……奴のそばに、
 このような物があってな。研究させてもらった。
 非常に興味深い。それに、気に入った。
【シナモン】
 ……えっと、それってもしかして、割とセンスがあっち系の
 メンズ雑誌……だよね……?
【オリヴィア】
 あー……うん。
 黒に染まれ、とかもっと輝け、とか万色よ混ざれ、とか
 そういうちょっと極端な感じのメンズファッション雑誌ですね……。
【サイクロプス】
 あたし、ししょーのそーいう言葉使いかっこいいと思う……。
【アスモデウス】
 ○○様っ♪
 あなたの下僕の大悪魔アスモデウスが戻りました!
 何か使いお走りなどのご命令はありませんか?
【ホワイトファング】
 ……ふぅ。
 アスモデウスに命令するの、すごく疲れます……。
 役立ってはくれますが、その。
【アスモデウス】
 あら?
 あらあらあらあら、見慣れない存在がいると思ったら
 新入りの神魔ですの?
 この大悪魔アスモデいたっ!?
 何この神聖系のオーラ、なんだかチクチクするんだけど
 黒系に見えて実はこいつそっち系ですのっ!?
 さぁ、降参ですわ煮るなり焼くなり好きになさい!
【ヤタガラス】
 ……。
 邪悪な奴かと思ったが、なんだ。
 単に救いようのない奴だったか……うん、その。
 俺の所で修行してみるか?
【アスモデウス】
 そんな神聖系のオーラの出てるところで修行なんかしたら
 灰になっちゃいますわよっ!?
【ホワイトファング】
 アスモデウス、静かに。
【アスモデウス】
 はいっ!
【タイ兄さん】
 あー、なんや。
 ともあれこれで仕事はおしまいや、お疲れやで。
 これ、報酬な。
給料?として100Gold受け取った!
【ヤタガラス】
 おお、そうだ。
 せめてもの例に、俺からもこいつを贈らせてくれ。
 なかなか興味深いものだと思うぞ。
【サイクロプス】
 かっこいいよね、それ!
「男性向け情報誌」を受け取った。
【ヤタガラス】
 そして、まだ俺の中に「力」が残っているうちに
 渡しておこう……この、「型」を!
 ……よし、お前の中に「動き」が一つ加わったぞ。
 活用してくれ。
【オリヴィア】
 はーい、お疲れ様でーす。
 いいお話に区切りがついたところで、
 憑依研究課、一回目の研究成果発表です!
 サイクロプスさん、まだ怪我してるんですから
 無理しないでくださいねー。
【サイクロプス】
 あたし、がんじょーだから大丈夫だよ。
 よくわかんないけど、何のお話しするの?
【オリヴィア】
 憑依……という事について、今わかっていることを
 お話します。なので、わからなかったら聞いてくれても
 いいですし、興味がなければ遊びに行ってしまってもOKです。
 では、はじめますねー。
 まず、憑依とは何か?
 神魔の皆さんが使う神憑依とは分けて、普通の憑依の話です。
 この世界では、結構な割合の方が使う技術です。
 体の動かし方と似ていて、魔法よりも広く使われています。
 
 憑依は、基本的には「装備品」に対して行います。
 それも「武器」「上半身の衣類や防具」「胸アクセサリ」等、
 身につける品々に限られています。
 ……ごくまれに、妙なところに憑依してしまう人が
 いたりするようですけどこれは例外としておきますね。
 
 マリオネットに対する憑依も、近いものと考えてください。
 普通の装備品とは違い、マリオネットに憑依すると、
 自分でそのマリオネットを操ることができるのが特徴です。
 
 神魔のみんなが使う「体を乗っ取る憑依」は、
 このマリオネットへの憑依によく似ています。
 相手の意思を無視して体を動かせてしまうのは流石に
 ないのですが……トンカのドールズ軍の資料の中には、
 過去に敵兵に乗り移られた例などもあるそうです。
【アスモデウス】
 なるほど、よくわかりませんわ……?
【オリヴィア】
 マリオネットは、ガイドマシーン先輩みたいなエレキテルのように
 元々「マリオネットとして造られた素体」である場合と、
 インスマウスやニンフのように「マリオネットとして適性がある
 種族の方が、契約してマリオネットとして体を使わせてくれている」
 場合があります。
 
 タイニーは……よくわかりません。代表、そこのところどうなんです?
【タイ兄さん】
 プリチーなタイニーであるワイに聞いても無駄や。
 知らんがな。
【オリヴィア】
 では、人間……エミル、タイタニア、ドミニオンの各種族は
 マリオネットになれるのか?
 と言うと……なれません。正確には、過去に例はないみたいです。
 
 試してみたくは……ないですよねぇ。
 意識が強すぎると、反発してしまって乗り移れない……
 というような説もあるみたいですけど、その辺の確実性は
 確かではないので、あくまでも俗説扱いですね。
 
 まぁ、人間にはマリオネットになる適正はない、と言うのが
 今の所信じられている説という事になります。
【ワルキューレ】
 信じられている……ね。オリヴィア、貴方時々
 すごく面白い表現をするわね?
【タイ兄さん】
 確定情報ってーのはないんやな。
 ホンマ、これだけひろまっとるのにあやふやなもんやで。
【オリヴィア】
 謎はいっぱいです。
 なんで、武器や上着には憑依できるのに靴には憑依できないのか?
 憑依すると、体も装備も持ち物も憑依したアイテムの中に入るのに、
 憑依装備を持った状態の人が更に憑依することができないのはなぜか?
 
 歴史書も調べたんですけど、憑依という言葉が出てくるのは
 実は歴史の途中からです。残っている歴史の資料も多くはない
 ので、ほぼ最初とも言えますが……。
 資源戦争のころの記録の半ばから後半にかけて、
 ようやく憑依という言葉が登場し始めるんです。
【ヤタガラス】
 この世界も、混迷の歴史を歩んだのだな。
 人は、争わねばならん宿命か……。
【タイ兄さん】
 ……歴史まで調べたか、大変やな。
【オリヴィア】
 どうやら、戦いの中で発展した技術で、戦後各地に戻っていった
 人から広まったんじゃないかなー、というのが予想ですね。
 で、その発端ですが……ノーザン王国のヴェルデガルド女王が
 タイタニアから技術協力を受けて完成させた、と言うのが定説です。
 
 ……で、そのヴェルデガルド女王ですけど、まだノーザンで
 在位中なんですよね。本当かどうか知りませんけど。
 私ノーザン行ったことないんですよねー、寒いところって
 あまり得意じゃなかったんで。
【タイ兄さん】
 せやな。
【オリヴィア】
 で、調査のためにノーザンに旅行に行ってみるのもいいかなって
 思ったりするんですけど、経費で出張とかになりませんかね?
 スペルユーザーの知り合いのつてで魔法ギルドに聞き取り調査に
 行けたりしないかなーって。
【タイ兄さん】
 うーん……。
 お前、ほんとに調査目的なんか?
 何ぞ向こうで服を買いあさったりせーへんやろな?
【オリヴィア】
 そ、そ、そんなことはないですよ……!?
 研究……そう、これは厳然たる学術調査が目的でしてね?
【タイ兄さん】
 どっちにせよ、ノーザン王国には入れんで?
 入れるのは、プロムナードだけなんや。
 ……ま、本当に王国ってものがのこっとるんならな。
【オリヴィア】
 あー、ノーザン王国って秘密主義だって言いますもんね。
 国外の人間はプロムナードにしか入れてもらえないっていうのは
 私も聞いたことがあります。
 
 でも、この世界に来ているタイタニアの皆さんには
 記憶にブロックがかかっていてあっちの世界の事は
 教えられないようになっているっていうし……。
 少なくとも、スペルユーザーがあれだけいっぱいいて
 記録一つ残ってないというのはあり得ませんよ♪
 
 と、言うわけで現在判明しているのはここまでです!
 次の発表は、またしばらく調査できた情報がたまってからですね。
【タイ兄さん】
 お疲れやで。
 まぁ、新しい活用方法はまだ見えへんなぁ。
 オリヴィア、お前にはこれからもっと頑張ってもらわなあかん。
 せやから、出世させたる。今日から専任研究主任な。
【オリヴィア】
 お給料上がるんですか!?
 上がるんですよね?
 上がらないなら昇進拒否しますよ!
 お洋服買えないのだけは避けたいですし!
【タイ兄さん】
 まぁ、期待してええで。
 あと、せやな。
 ○○、ちょうどええ。
 こっちで事件解決しとるし、お前も出世しとき。
【オリヴィア】
 先輩も同時昇進ですね、よかった!
 管理は先輩に任せていいんですよね!?
 やったー!
【タイ兄さん】
 ……これやから、こいつを一番偉くさせるのはできへんのや。
 ほんま研究者は扱いに困るで……。
【オリヴィア】
 ……あ、そうだ。
 神魔の皆さんについて、もしかしたら関係があるかもしれない
 事をこの前ちょっと聞いたんですよ。
 
 アップタウンの北側に日向ぼっこしている、ディム博士っていう
 ちょっと危ない博士がいるんですけど……この人、次元とか空間とか
 そういうわけのわからないことに関しての専門家なんですね?
 
 この前とっ捕まって、延々と講義を受けさせられたんですが……、
 どうやら、この世界にはところどころに他の世界と接触して
 いるような場所があって、そこには壁があるんだそうです。
 見えない壁みたいな物……らしいんですけど。
 
 で、時々その壁が薄くなって隙間ができる場所があって、
 すっごく危険な場所になってしまうんだって。
 ……たいていは、ダンジョンの奥とからしいんですけど。
 そういう壁の隙間の事を、「次元断層」……って言うそうです。
【タイ兄さん】
 次元断層……けったいな名前やな。
 よっしゃ、調査続けてや。
 しっかし……なんちゅうか。
 厄介なもんに手を付けてしてもたかもしれんなぁ……。

Last-modified: 2016-03-24 (木) 01:32:41