#author("2017-09-01T11:40:29+00:00","","")
#author("2018-01-28T15:23:25+00:00","","")
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*イリスと記憶の書架 ログ&br;十一の物語 終幕の魔王 [#c5bdf11b]
#contents

**プレストーリー [#mbffa316]
 アップタウンに現れた黒い衣装を身にまとった紙芝居屋。
 彼女は冒険者になんでもクエストカウンターへの案内を頼んだ。
 もう一人の紙芝居屋は、話し合いに来たというがその真意とは……? 

**ダウンタウン [#tcc43803]
西階段下に???(ドラッキー・アルマ)。
※今までのイベントに参加していない場合
???に話しかける↓
 ???[プレイヤーに向き直る]:
  い……いらっしゃいませ、です。
  当なんでもクエストカウンターは
  現在……その、えっと。
  まだ準備中、です。

会話終了。

※先月までにイベントに参加している場合
???に話しかける↓
 ???[プレイヤーに向き直る]:
  い……いらっしゃいませ、です。
  当なんでもクエストカウンターは
  現在……その、えっと。
  営業中、です。

  なんでもクエストカウンターに
  行く、ですか?

選択肢
 どうする?:
  >今はいかない
  >行く

>今はいかない→会話終了。

>行く↓
 ???[-]:
  ……小生についてきてください。
  案内する、です。

→なんでもクエストカウンターへ移動。

**なんでもクエストカウンター [#m42d9f27]
入り口少し離れたところに???。
???に話しかける↓
 ???[プレイヤーに向き直る /話す]:
  い……いらっしゃいませ、です。
  当なんでもクエストカウンターは
  現在……その、えっと。
  営業中、です。

  小生、難しい事はわからないので
  詳しくはカウンターの所にいる
  受付嬢に聞いてほしい、です。

会話終了。

受付嬢の左手後ろに紙芝居屋。
受付嬢、紙芝居屋に話しかけると
受付嬢の通常台詞。
//
//長テーブルは先月と同じ
//

**アップタウン [#jfc091e2]
中央西噴水前に黒い紙芝居屋。

※名声が足りない場合
黒い紙芝居屋に話しかける↓
 黒い紙芝居屋[プレイヤーに向き直る /話す]:
  うふふふ……あら?

 黒い紙芝居屋[-]:
  あなた、冒険者さんですか?
  ……でも、まだ冒険を始めて
  まだそんなに経験を積んでいない
  ように見えますね……。

  まだ、あなたには
  お願いできそうに無いのだけれど、
  もしあなたがさらに経験を積んで
  より強い信頼を
  得ることが出来たら……

  その時はまた、お願いさせて
  いただきますねー♪

会話終了。

※通常
黒い紙芝居屋に話しかける↓
 黒い紙芝居屋[プレイヤーに向き直る /話す]:
  うふふふ……あら?

 黒い紙芝居屋[-]:
  あの、そこの冒険者さん?
  お願いしたいことがあるのですが……

  この街のどこかに、
  色々な依頼を受けてくれる
  なんでもクエストカウンターと
  いうところがあるはずなのですが、
  場所を知りませんか?

  もし良ければ、場所をお教え
  いただけると嬉しいなー……って。

選択肢
 どうする?:
  >今はちょっと忙しい
  >一緒に探す          (←今までのイベントに参加していない場合)
  >案内する           (←先月までにイベントに参加している場合)
  >断る             (←先月までにイベントに参加している場合)

>今はちょっと忙しい→会話終了。

>一緒に探す
>案内する↓
 黒い紙芝居屋[-]:
  では、よろしくお願いします。
  ええ、私は、話し合わないと
  いけないって考えているのです……
  色々と、ね……

暗転。暗いまま話している。

 :
  ……そのクエストカウンターは、
  ダウンタウンの西階段の下、
  この前まで使われていなかった
  区画で営業していた。

開ける。

→なんでもクエストカウンターへ移動。

>断る↓
 黒い紙芝居屋[-]:
  あらあら、残念です。
  嫌われてしまいましたー……?

  仕方ありません。
  案内してくれる人が見つかるか、
  あるいはあっちから私を見つけて
  くれるようになるまで、
  色々なところで紙芝居の公演をして、
  様々なロアを生み出し続けると……

  え?
  案内していただけるんですか?
  それはすごーく、すごーく
  助かります……。
  うふふふふ……

選択肢
 どうする?:
  >今はちょっと忙しい
  >案内する

→前の選択肢「どうする?」に同じ。

**アップタウン [#g08d676a]
中央西噴水前に黒い紙芝居屋。
黒い紙芝居屋に話しかける↓
 黒い紙芝居屋[プレイヤーに向き直る /話す]:
  うふふふ……あら?

 黒い紙芝居屋[-]:
  なんでもクエストカウンターと
  いうところがあるはずなのですが、
  場所を知りませんか?

  もし良ければ、場所をお教え
  いただけると嬉しいなー……って。

→選択肢「どうする?」へ。

**ダウンタウン [#j7a6bc5a]
西階段下に???。
???に話しかける↓
 ???[プレイヤーに向き直る]:
  い……いらっしゃいませ、です。
  当なんでもクエストカウンターは
  現在……その、えっと。
  営業中、です。

  小生、難しい事はわからないので
  詳しくはカウンターの所にいる
  受付嬢に聞いてほしい、です。

  なんでもクエストカウンターに
  行く、ですか?

選択肢
 どうする?:
  >今はいかない
  >行く

>今はいかない→会話終了。

>行く↓
 ???[-]:
  ……小生についてきてください。
  案内する、です。

→なんでもクエストカウンターへ移動。

**なんでもクエストカウンター [#h4574c80]
入り口少し離れたところに???。
???に話しかける↓
 ???[プレイヤーに向き直る /話す]:
  い……いらっしゃいませ、です。
  おひとり様ですか?
  お連れ様は後から?

  小生、難しい事はわからないので
  詳しくはカウンターの所にいる
  受付嬢に聞いてほしい、です。

会話終了。

受付嬢の左手後ろに紙芝居屋。
受付嬢、紙芝居屋に話しかける↓
受付嬢が「びっくり1」エモーション。
プレイヤーが定位置に移動する。
 受付嬢[/話す]:
  おお、ちょっと待っていてくれ。
  すまぬが今足下に何かが……

受付嬢が「がっかり」モーション。
同時に、紙芝居屋が受付嬢に向き直る。

 紙芝居屋[/話す]:
  それ、なんでしょうね……?
  バッテン型の、短剣……?

???がカウンターに駆け寄る。
???が受付嬢に向き直る。

 ???[/*汗1 /話す]:
  あっ。
  もうしわけない、それは小生の
  シュリケン……です。
  一応刃物なので、手を傷つけない様に
  ご注意願います、です。

 受付嬢[/話す]:
  ふむ、もうちょっと片づけを
  しっかりしてくれよ?

  そなたはいいが、他のアルマ達は
  まだ刃物の扱いに慣れていない者も
  それなりに……っと、
  おお、すまんな。待たせた。

紙芝居屋がプレイヤーに向き直る

 紙芝居屋[/話す]:
  あら~、いらっしゃいませ~♪
  なんでもクエストカウンターへ
  ようこそおいで下さいました。

  私の接客もそろそろ板について
  来たと言うべきでしょうかね、
  うふふ。

***前年イベント「アルマたちと絆の樹」未経験、かつ今までのイベントに参加していない場合 [#r8a641e2]
 受付嬢[/*はっ /話す]:
  おお、そこのそなた。
  今まさにこの余と会話している
  冒険者であるそなただよ。

  そなたはクエストを
  受ける気はないか?
  なに、他のクエストカウンターで
  クエストを受けている最中でも構わん。

  なかなか見どころがあるように
  見えたのでな、ぜひともこの依頼を
  受けてみないかね?
  報酬はしっかりと払うぞ?

???がプレイヤーに向き直る。

 ドラッキー[/話す]:
  あ、小生は、その……
  ド、ドラッキーと言います。

  学校に通いながらですが、
  受付嬢のところでお世話にも
  なっている冒険者見習い、です。

  まだ本物の冒険者には
  ほど遠い若輩者ではありますが……
  その、今後ともよろしく
  お願いするであります。

ドラッキーが「お辞儀」モーション。

 紙芝居屋[/話す]:
  紙芝居屋のアイリスと申します♪
  初めましてー……って、あら?

  あなたはずいぶんと……うん、すごい。
  心の中というか、
  器の大きさというか、
  ロアを受け入れても平気そうな。

 受付嬢[/話す]:
  ほぅ、紙芝居屋がそこまでいうとは。
  希少な才能の持ち主のようだな。

  ……あぁ、ロアとは何か、
  まだ説明をしていなかったな。

 紙芝居屋[紙芝居]:         (情報待ち:紙芝居台を出した横でポーズ)
  はーい、ではご説明しますね♪

紙芝居屋が「音符」エモーション。

 紙芝居屋[語る]:          (情報待ち:紙芝居台を出した横で手振りをつけた話し)
  ロアというのは……
  まぁ、簡単に言うと
  「物語の中から抜け出して
   きたような人」……です。

  信じてもらえないかもしれませんが、
  私がちょっと仕掛けを
  加えた感じで紙芝居を語ると
  それを聞いた人達の心の中に……

  「物語に出てきた人は
   こんな人なんだな」
  
  と言う記憶が結構強めに残ります。

  この世界には「想いの力」って言う
  フシギな力があってですね、
  多くの人たちが「こんな人がいる」と
  信じてくれたら、その人が実際に
  この世界に存在する……と言う
  事が起きる……いえ、起こすんです。

  こうして、物語から生み出された
  人達の事を、ロアと呼んでいます。

紙芝居屋が「紙芝居」モーション。   (情報待ち:同上)

 受付嬢[-]:
  まぁ、生まれただけならいいんだ。
  その辺は、余とて人とは少し違うし、
  人の親から生まれていても人の枠を
  飛び越えてしまうような奴もいる。

  どんな有り様であっても、人と共に
  この世界で暮らしていけるならば
  問題はないと思うのだがな……

 紙芝居屋[語る]:           (情報待ち:同上)
  ええ、ロアにはその存在に大きな
  制約があります。
  一つは、元々の物語にその在り方を
  縛られている事。

  例えば、吸血鬼は人の血を吸う事を
  必要としますし、海賊であれば船に乗り
  海に出ることが必要になります。
  海賊に関しては多少例外も
  在ったりはしますが……
  ……好む、ではありません。
  必要、なんです。

ドラッキーが受付嬢に向き直る。

 ドラッキー[/話す]:
  小生、いまだに良くわかっては
  いないのですが……
  例えば海賊が海に出られないと、
  なにか問題がある、ということです?

 紙芝居屋[/話す]:
  はい、とても良い質問です!
  ロアは物語から生まれました。
  その存在を保証しているのは、
  物語を聞いた人々の記憶です。

  そこには、この人物はこんな性格で
  こんな考え方をするんだ、と言う
  その内側の記憶と……        (←注:「内側の記憶」赤字)

  この人は物語の中でこういう事をして、
  こうするからこそこの人なんだ、
  と言う外側の記憶があります。    (←注:「外側の記憶」赤字)

  なので、たとえば吸血鬼が血を吸えずに
  トマトジュースばかり飲んでいたら、
  ドラッキーちゃんにはどう見えますか?

紙芝居屋が「紙芝居」モーション。    (情報待ち:同上)

 ドラッキー[紙芝居屋に向き直る /*汗2 /話す]:
  え?
  ええと……それは単に
  トマトジュースが好きな人、
  に、見えるです。

 紙芝居屋[語る]:            (情報待ち:同上)
  そう、そこなんです。

  本人は自分の事を吸血鬼だと知って
  いるのに、他の人はいつの間にか
  その人が吸血鬼であることを忘れ、
  いつもトマトジュースを飲んでいる人
  だと認識をして……
  自分の中の記憶を上書きします。

紙芝居屋が「紙芝居」モーション。     (情報待ち:同上)

 受付嬢[/話す]:
  さて、ドラッキー、
  ○○、
  ここで問題だ。

  内側の記憶と外側の記憶。
  本来これは両者がかみ合って
  いるはずのものだ。
  
  「吸血鬼だから、人の血を吸う」     (←注:「だから」「血を吸う」赤字)

  と言う風にな。

  では、これが
  
  「吸血鬼だから、血を吸わない」     (←注:「だから」「吸わない」赤字)
  
  となった場合、どうなる?

 ドラッキー[/話す]:
  ……ちぐはく、です。
  小生には矛盾しているように見えます。

 紙芝居屋[語る]:             (情報待ち:同上)
  ええ。
  存在が矛盾してしまった場合、
  他人の記憶に存在を依存する
  ロアは、自分を保つことができず……

  消滅、してしまうのです。

ドラッキーが「痛っ!」モーションと同時に、「びっくり1」エモーション。

 ドラッキー[すすり泣く]:         (情報待ち:両手を目元に当てている)
  ……!
  それは、あまりにも……

 紙芝居屋[/話す]:
  ……ええ。
  私は、気が付けなかったんです。

  生みだされたロアが、その時に
  どんな思いをするのかという事に。

  ……私が生み出したロアは、
  とても大事な存在だったはずなのに。

 受付嬢[/話す]:
  かつてロアを生み出していた
  紙芝居屋……紙芝居屋のアイリスは
  色々あって、今はロアを生み出すのを
  止めてここに居る。

  しかし、ロアが生み出されることは
  それからも続いた……
  
  もう一人の紙芝居屋、
  黒い衣装のアイリスが現れたからだ。

  黒い衣装の紙芝居屋は、
  ロアを生み出す事こそが
  目的であると言ってな。
  あまり友好的には見えなかった。

  あやつが何を求め、何を狙うのか、
  話し合いで落ち着くのであれば
  いいのだが……

 紙芝居屋[/話す]:
  もう一人の私が、
  どうしてロアを生みだそうと
  しているのか。
  それは私にもわからないんですよ。
  困りましたねぇ~。

  ……まぁ、前にあった事件の結果
  ロアを生み出すのを一度止めるまで、
  自分だってなんで生み出すのかに
  疑問など持っていなかったのも
  事実ではあるんですけど……

→共通へ接続。

***前年イベント「アルマたちと絆の樹」経験、かつ今までのイベントに参加していない場合 [#f692cc31]

***先々月までのイベントには参加しているが、先月のイベントに参加していない場合 [#g793499b]
(編注:先々月から参加していない場合の可能性もあり。八の物語までは参加し、九の物語と十の物語に参加していないキャラで確認)
 受付嬢[/話す]:
  なんだ、そなたか、
  ○○。

  わかっているとは思うが、
  ちと、困ったことになっていてな。
  そなたの手を借りたいのだよ。

  かつてロアを生み出していた
  紙芝居屋……紙芝居屋のアイリスは
  色々あって、今はロアを生み出すのを
  止めてここに居る。

  しかし、ロアが生み出されることは
  続いた……そう、もう一人の紙芝居屋
  黒い衣装のアイリスが現れたのだ。

  黒い衣装の紙芝居屋は、
  ロアを生み出す事こそが
  目的であると言ってな。
  あまり友好的には見えなかった。

  あやつが何を求め、何を狙うのか
  話し合いで落ち着くのであれば
  いいのだが……

 紙芝居屋[/話す]:
  もう一人の私がどうしてロアを
  生み出そうとしているのか。
  私にもわからないんですよ。
  困りましたねぇ~。

  ……まぁ、前にあった事件の結果
  ロアを生み出すのを一度止めるまで、
  自分だってなんで生み出すのかに
  疑問など持っていなかったのも
  事実ではあるんですけど……

ドラッキーがプレイヤーに向き直る。

 ドラッキー[/話す]:
  ……こちらの方が、あの
  ○○……ですか?
  あ、小生は、その……
  ド、ドラッキー、です。

  みんなからあなたのお話を
  聞いているです。
  若輩者ですが、今後とも
  よろしくお願いするです。

ドラッキーが「お辞儀」モーション。

→共通へ接続。

***先月までにイベントに参加している場合 [#wfa7be99]
 受付嬢[/話す]:
  なんだ、そなたか、
  ○○。
  今日はどうしたのだ?

  今現在、ロアを生み出しているのは
  ここに居る白い衣装のアイリスと、
  黒い衣装のアイリスだと判明している。

  黒い衣装の紙芝居屋は、
  ロアを生み出す事こそが
  目的であると言ってな。
  あまり友好的には見えなかった。

  あやつが何を求め、何を狙うのか
  話し合いで落ち着くのであれば
  いいのだが……

ドラッキーがプレイヤーに向き直る。

 ドラッキー[/話す]:
  ……こちらの方が、あの
  ○○……ですか?
  あ、小生は、その……
  ド、ドラッキー、です。

  みんなからあなたのお話を
  聞いているです。
  若輩者ですが、今後とも
  よろしくお願いするです。

ドラッキーが「お辞儀」モーション。

 紙芝居屋[/話す]:
  ドラッキーちゃんは、
  とーっても素早いんですよー♪
  もう、ニンジャー!って感じで。

 ドラッキー[/話す]:
  はぁ……あの、紙芝居屋、
  ニンジャーって、なんです?

***共通 [#z5ab9e5a]
 受付嬢[/話す]:
  ここに居る紙芝居屋も、
  いまいち自分の事が
  わかっておらんしなぁ……

受付嬢と紙芝居屋が向かい合う。

 受付嬢[/話す]:
  ……そなた自信がロアである可能性は
  否定しきれん、という事なのか?

 紙芝居屋[/話す]:
  どうでしょうね……
  自分自身に疑問を持つ人は
  あまりいないと思います。

  ただ、自分自身や過去の記憶と
  言われると曖昧なんですよね。
  気が付いたら何故か
  マイマイの海岸にいたのは
  覚えているのですが……

  私の事を知っている人がいなかった
  と言う事から、私自身がロアと言う
  可能性は低いと思うんですけど……

受付嬢とドラッキーが入り口に向き直る。

 受付嬢[/話す]:
  ……ん?
  そなた、誰か連れてきたようだな……

 紙芝居屋[/話す]:
  あらあら、お客様ですか?

 紙芝居屋[/*びっくり1 /話す]:
  ……!?
  あなたはっ!

入り口に黒い紙芝居屋がフェードイン。

 黒い紙芝居屋[/話す]:
  ……いきなり争う気は、ないですよ。

黒い紙芝居屋がカウンターに歩み寄る。

 黒い紙芝居屋[受付嬢に向き直る]:
  今日は、話し合いに来たんです。
  そう、もう一人の私と。
  そして、皆さんと。

暗転。
明けると、ドラッキーは戦闘待機モーション。
同時に、受付嬢、紙芝居屋、ドラッキーが「びっくり1」エモーション。

 受付嬢[/話す]:
  ……貴様からここに来るとは、
  正直に言えば意外だな。
  話し合いに来たというのは本当か?

 黒い紙芝居屋[/話す]:
  ええ、私はあなた達と敵対する気は
  あまり無いんですよ。
  邪魔するなら、別ですけどね。

  問題は、もう一人の私。
  あなたですよ、紙芝居屋のアイリス。
  あなたを、説得しに来たんです。
  あなたの真意を、問いに来たんです。

 紙芝居屋[/話す]:
  ……あはは、人気者ですねぇ私。
  同じ顔の私に言われるのは、
  なんともやるせない気分ですけど。

  ……お話を聞きましょうか。
  色よい返事ができるとは、
  限らないのですけれど。

 黒い紙芝居屋[/話す]:
  私は想いを具現化するために
  生まれたのだから、それをしないなら
  それはもう私ではない。

  そんな私は存在してはいけないし、
  存在してるなら、正しい私に
  戻さなきゃいけない。

 紙芝居屋[/話す]:
  違います!
  私は……ロアを生み出さなくなった
  だけで、想いの力の具現化を諦めた
  わけではありません!

  正しいやり方を考えなければならない
  と言っているんです、生み出す者の、
  心すべきこととして……

 黒い紙芝居屋[/話す]:
  ……あぁ、そういう事ですね。
  ……みなさんは、思い出星って
  いう童話をご存知ですか?
  
  アクロポリスを中心に知られている
  おとぎ話のようなものです。

間。

 受付嬢[/話す]:
  ……何の話を始めるかと思ったら、
  童話の話か。

  今までのロアの物語とは違って、
  その話はもともとこの世界で良く……
  いや、一般的とまでは言わないが、
  それなりに知っている者も多いと
  思われる話だな。

 ドラッキー[戦闘待機]:
  小生も、学校の仲間からその話は
  聞いたことがあるです。
  ……ですが、それは紙芝居屋を
  説得するのに、何か関係が?

 黒い紙芝居屋[/話す]:
  ええ、大ありですとも!
  私の願いとも、大いに関わります。

  ロアは、私やそこにいる
  もう一人の私が知っている
  この世界には知られていないだろう
  物語を基にして生み出されています。

 紙芝居屋[/話す]:
  ……確かに、そうですね。
  私が紙芝居にした物語は、
  全て最初に私が持っていた本。
  ……今となっては、誰が
  創り上げたのかもわからない
  物語を基にしているのは確かです。

  でも、それだけでこの世界には
  知られてないと言い張るのは
  難しいのではないですか?

 黒い紙芝居屋[/話す]:
  ……何を言っているの?
  あなた、自分で自分の言っている事を
  信じているのかしら?

  だって、考えてもごらんなさいな。
  この世界に、海を旅する海賊なんて
  いたことあるのかしら?

  タイタニアの世界なら、まだ海賊は
  存在しうるかもしれないけれど、
  それならば海賊はタイタニアの
  翼が無いとおかしいわよね?

間。

 紙芝居屋[/話す]:
  ……それは……

 黒い紙芝居屋[/話す]:
  私は、自分が誰なのか考えました。
  全部知っているのに、何も知らない。
  なんで、自分がもう一人いるのか。
  なんで、自分がするべきことを
  しなくなってしまったのか。

  その中で、私が知っている物語は
  一つを除いて、この世界で知られている
  ものではない……という事が
  わかりました。

 受付嬢[/話す]:
  ……ほぅ。

 黒い紙芝居屋[/話す]:
  もしかしたら、存在はして
  いたのかもしれない。

  世界のどこかに埋まった
  石版あたりに、
  ひっそりと書かれて
  いるのかもしれない。

  でも今この世界では
  これらの物語は知られていない。
  遥か昔に消え去った……
  あるいは、そもそも存在しない物語。

  だからこそ、ロアとして実体化して
  もらうのには適していたんですけどね。

  だって、既に様々なイメージがある
  お話の登場人物だと、
  実体化するときにその姿が
  ぶれてしまいかねないもの。

 受付嬢[/話す]:
  いい加減に本題に入って欲しいのだが、
  今、話のどのあたりかな?

 黒い紙芝居屋[/話す]:
  あら、もうそろそろクライマックスに
  さしかかりますよ?
  もうすぐ、物語は終わるんですもの。

  そうそう、この世界にある唯一の
  物語ですが……それは、まだ私も
  実体化の実験に手を出しては
  いませんでした。

 ドラッキー[戦闘待機]:
  その、思い出星の童話……
  の、ことですか?

 受付嬢[/話す]:
  まぁ、本人の言うとおり、
  思い出星の童話には決まった
  登場人物はいないようだし、
  単に思い出が星になる……
  と言うようなもので、地域によって
  細かく差があるかもしれんからな。

間。

 黒い紙芝居屋[/話す]:
  いえ、細かく差があっても、
  問題が無かったんです♪
  さすがとしか、言いようがありません。

 紙芝居屋[/話す]:
  ……?
  一体、何のことを言ってるんですか?
  私はロアの実体化を止めているし、
  一体誰が問題解決をしたと?

 黒い紙芝居屋[/話す]:
  一体、何のことを言ってるんですか?
  あなたに決まっているじゃないですか!
  もう一人の私の他に、一体誰に
  そんなことができるって言うんですか!

  あぁ、思いつきませんでした!
  流石です!
  裏切られたのかと思っていたけど、
  そうじゃなかった。

  ロアの器を作り出そうとすれば、
  イメージがぶれて、固定できずに
  消えてしまう可能性が高い。

  ならば、逆に考えればいい。
  すでに外見の固定されている
  誰かを、あの思い出星の物語に……

間。

 紙芝居屋[/話す]:
  え……?

紙芝居屋に「!」エフェクト(アクティブモンスターのターゲティングに同じ)。

 紙芝居屋[/話す]:
  まさか、あなたっ!?

 黒い紙芝居屋[/話す]:
  そうでしょう?
  そうじゃないはずがないでしょう?
  でなければ、私が想いの力の
  実体化を諦めるなんてはず、
  そもそもありえないんですから。

  諦めていないというのが、
  もっとも確実な答えではないですか♪
  うふふ、うふふふふふ……!

 受付嬢[/話す]:
  ……ん?
  もしや……
  おい、まさか……

 紙芝居屋[/話す]:
  そんなこと、許されるわけが
  ないじゃないですかっ!

黒い紙芝居屋に「!」エフェクト(アクティブモンスターのターゲティングに同じ)。

 黒い紙芝居屋[/話す]:
  ……?
  なん……で……
  なんで、なの?

  あなたは、私じゃ、ないの?
  なんで、私なのに、私を裏切るの?

選択肢
 紙芝居屋は……:
  >裏切るわけがない
  >信じている

>裏切るわけがない

>信じている↓
 紙芝居屋[/話す]:
  ○○さん……

 ドラッキー[戦闘待機]:
  裏切りではない、です。
  小生も、詳しい話は聞いてない
  ですけど……少なくとも、
  こっちの紙芝居屋は、
  自分が生み出したロアの人たちを
  とても……大切に思ってるです。

  あなたみたいに、
  誰かを道具みたいに言ったりすることも
  小生たちを裏切ったりすることも、
  決して、無いと信じてるです。

 紙芝居屋[/話す]:
  ドラッキーちゃんも……
  そんなに、私の事を信じて
  くれてるんですねー♪

  もう、そこまで信じられてるなら
  裏切るなんてできるわけないじゃ
  ないですかー、もぅ♪

 ドラッキー[戦闘待機 /*汗1]:
  ……その軽いリアクションは、
  時々疑わしい、ですけど。

間。

 黒い紙芝居屋[/話す]:
  ふぅ……ん。
  そっか、そうなんですねー。

  話し合いで解決したかったけど、
  それだけで解決できるとは
  思ってはいませんでしたし。

  信じたかったけれど、
  もう、いいです。

  私だけで、やるしかないですね。
  ……あなたは、もう邪魔ですよ。

 ドラッキー[戦闘待機 /*びっくり1]:
  皆さまご注意を!
  何やら空気が……

黒い紙芝居屋がプレイヤーに向き直る。

 黒い紙芝居屋[語る]:       (情報待ち:紙芝居台の横で手振りをつける)
  さぁ、みなさん。
  行く人、来る人、お暇な人、
  是非是非足を止めて
  お聞きになってくださいな。

 紙芝居屋[/話す]:
  ……ロアを呼び出すの?
  でも、たった一回で呼ぼうなんて
  無謀じゃありませんか!?

 ドラッキー[戦闘待機]:
  少なくとも、紙芝居を公演する
  人物なら、アップタウンも
  ダウンタウンもずっと巡回して、
  そんな噂は聞いてない……です。

 黒い紙芝居屋[紙芝居]:      (情報待ち:立ち絵・紙芝居台の横でポーズ)
  ……一回だけ?
  誰が、そんなことを言いましたか?
  私は、ここに来る前に街中で
  何度も何度も何度も何度も、
  このお話を語っていますよ?

  ……ただ、紙芝居を見せては
  いませんけれども、ね。

 受付嬢[?]:           (メモ:点滅した・・・?バグかも)
  いかん、ドラッキー、
  ○○、
  奴を抑え込め!

ドラッキーに黒い煙で囲うエフェクト。
同時に、ドラッキーが「痛っ!」モーション。

 ドラッキー[戦闘待機]:
  ……!
  動けない、です……!

プレイヤー、受付嬢、紙芝居屋に黒い煙で囲うエフェクト。    (メモ:モーション確認)
暗転。暗いまま、赤い紙芝居屋のシルエットが表示される。

 黒い紙芝居屋:
  此度語りますは破壊者の物語。
  世界に終焉と絶望をもたらす
  恐怖の魔王の物語でございまーす♪

  むかーしむかし、あるところに
  ……くすくす、こんな前置きは
  もういらないでしょうか?
  とてもとても愚かな人間がおりました。

  愚かな人間は勇猛果敢で
  怖いもの知らず、
  好奇心旺盛でお人よし、
  どんな事件も解決し
  人々から感謝されていました。

  ちやほやもてはやされる
  そのおろかな人間を
  ある人は“勇者”と呼びました。

  勇者は更に調子に乗って
  身の程知らずな事柄にも
  首を突っ込むようになったのです。

 黒い紙芝居屋:
  そうしてとうとう、
  ついに身の程知らずの
  断罪を受ける時がやってきました。

  勇者の前に
  絶対無敵の魔王が現れたのです!

  魔王には……
  魔法も化学も、剣も鉄砲も
  加護も呪いも、効きません。

  逃げ出した勇者を
  魔王はどこまでも追い続けます♪

  勇者が泣き叫んでも
  だぁれも助けてくれません。

  もうここまで
  追ってこないだろうと
  逃げ疲れて立ち止まると
  そこは真っ暗闇でした。

  「自分からここに来るなんて」

  声が聞こえて
  暗闇に目を凝らすと
  そこにいたのは魔王でした。

  勇者は自ら魔王のいる
  地獄に飛び込んでしまったのです。

  後悔してももう遅いです♪
  勇者は魔王に倒されて
  しまいましたとさ♪
  
  ……おしまい♪

  くすくす、
  くすくすくすくすくす
  くすくすくすくすくす
  くすくすくすくす♪

明ける。

 紙芝居屋[/話す]:
  ……そん、な……
  それは、そんな終わり方じゃ……
  もっと、もっと良い結末にすることも
  出来るのに……

 黒い紙芝居屋[語る]:        (情報待ち:同上)
  印象に残る物なら、具現化しやすい。
  この法則を見つけたのは、
  あなたでしょう?

  それに、あなただって何度もこうやって
  実験してたじゃないですか。

  人を傷つける者、人に裏切られる者、
  不幸を呼ぶ者、存在しえない者……
  衝撃が強ければ、記憶に残る。
  そうやって、ロアを生み出したのに
  今更、何を言ってるんですか?

紙芝居屋に「!」エフェクト(アクティブモンスターのターゲティングに同じ)。

 紙芝居屋[/話す]:
  ……!

サンダーストームのエフェクトと共に、ルチフェロ・ロア出現。
ドラッキー、受付嬢、紙芝居屋がルチフェロ・ロアに向き直る。  (メモ:プレイヤーは?&ドラッキーが通常モーション。)

 魔王?[/話す]:
  ……わたしは、魔王。
  ル……ルチ、ルチフェロ。
  なんだか、ちょっとちからぶそく。

黒い紙芝居屋がルチフェロに向き直ると同時に、「汗1」エモーション。

 黒い紙芝居屋[/話す]:
  ……なんか、舌足らずな……
  あれ?
  私の想定では、もっとぼんで、
  きゅっとして、ぼーんとした……

 ルチフェロ[/話す]:
  ……舌かんだ。ちょっと痛い……

  あと、体が小さいのは、
  あなたが外見の説明で紙芝居を
  使わなかったから。

  あまり、絶望のイメージが
  まとまってない……みたい。

  改めて、わたしは魔王。
  名は、ルチフェロ。
  あなたたちの物語をおわらせる……

 黒い紙芝居屋[/話す]:
  うーん……可愛くなっちゃいましたか。
  まぁ、可愛い絶望でもいいでしょう。

黒い紙芝居屋がルチフェロの後ろまで駆け寄る。
黒い紙芝居屋がプレイヤーに向き直る。

 黒い紙芝居屋[/話す]:
  さぁ、ルチフェロ。
  あの人たちの物語を
  「終わらせて」ください。
  いけますね?

 ルチフェロ[アピール]:        (情報待ち:双剣を取り出し、左回転)
  ……うん、わかった。
  白い紙芝居や、そして
  そこの……器たりえる存在。

  わたしは魔王、あなたの敵。
  あなたの物語に幕を下ろすために
  ここに生まれてきたの。
  だから……おとなしく
  地獄の底でこうかいしてね……?

***ロアがすべてそろっている場合 [#sb598da3]
ル・フェイがルチフェロの背後にワープしてくる。
同時に、ルチフェロがル・フェイに向き直る。

 ル・フェイ[/話す]:
  ちょっと、黙って見ているわけには
  いかないかなぁ。
  ねぇ、ルチフェロ。語られし魔王。
  あなたと争う気はないのだけれど……

ローレライがルチフェロの横にワープしてくる。
同時に、ルチフェロがローレライに向き直り、黒い紙芝居屋がルチフェロに向き直る。 

 ローレライ[/話す]:
  あら、あららら?
  マスターに敵対するのは
  この子なんですか?
  おー、絵になりますねー。

ル・フェイの隣にバステトがワープしてくる。
同時に、ルチフェロがバステトに向き直る。

 バステト[/話す]:
  ……魔王?
  猫、知ってる?

ローレライの横にパラケルススがワープしてくる
同時に、ルチフェロがパラケルススに向き直る。

 パラケルスス[/話す]:
  んむ、状況が一気に混乱したな。
  姉君達の中で、まともに状況を
  把握しているのはフェイ姉のみか。

 ル・フェイ[/話す]:
  パラケルススちゃん、
  割と頼りにしてるからね♪

  ……で、どうかしら、
  ルチフェロ・ロア……いえ、
  魔王と言うべきかしら?

ルチフェロがバステトに向き直る。

 ルチフェロ[/話す]:
  ……猫の事は知ってる。
  絵になるのはいいけど、
  わたしは叙事詩のほうが好き……

  あと、わたしはそこにいる
  紙芝居屋の物語を終わらせるのが
  魔王としての役割……

 バステト[/話す]:
  この子、いい子かも……でも
  ○○を
  傷つけるなら、許さない……

 ローレライ[/話す]:
  そーですそーです!
  ますたーをまもるためなら、
  たとえ日の中、鍋の中!

  ひなたでぬっくぬくだったり
  おふろでぽっかぽか……って、
  それはともかく、
  ただじゃおかないですよ?

 パラケルスス[/話す]:
  ……確かに、母君は様々な
  過ちを犯したのだろう。
  だが、悪意を持っていたわけではなく、
  目的を信じていたのは確かだ。

  魔王よ、遠き妹よ。
  我輩たちが争う理由はあるのか?

ルチフェロがパラケルススに向き直る。
同時に所有者死亡時モーション。       (情報待ち:一瞬剣を出した状態から、少し浮いた後崩れ落ち、顔を覆っている)

 ルチフェロ[所有者死亡]:       (情報待ち:顔を覆っている)
  わたしは、かなしい。

ルチフェロに「遠吠え」のエフェクト、同時に「使い魔」モーション。   (情報待ち:ローディング画面の奴。左手に竜?の骸骨)
同時に、ロアたちが戦闘待機モーション。

 ルチフェロ[使い魔]:      (情報待ち:同上)
  魔女も、女神も。
  乙女も、錬金術師も敵となった。

  敵であるならば、
  わたしはその物語を
  終わらせなければいけない。

ルチフェロに鏡を思わせる白いエフェクト。    (情報待ち:ロマサガ3のフェイタルミラーみたいな 4点を円で結んでいる)
同時に、ル・フェイに「!」エフェクト(アクティブモンスターのターゲティングに同じ)。

 ル・フェイ[戦闘待機]:
  みんな、ちょっとだけ時間を
  稼いでもらえるかしら?

 ドラッキー[-]:
  フェイ、小生も加勢するです!

 ル・フェイ[戦闘待機]:
  お嬢さんは、ここのみんなや
  ○○を
  守ってあげて。
  あなたは強い子だもの、
  お願い。

 受付嬢[/話す]:
  ……なんだ、この気配は……!?

 パラケルスス[戦闘待機]:
  人の身なれど魔王に挑むは
  まさに一つの誉れ。

パラケルススが「ポーズ」モーション。   (情報待ち:左手で本を持ち回転せずに右手でマントをはためかせる)

 パラケルスス[戦闘待機]:
  錬金術師パラケルスス、
  お相手させていただこう!

 バステト[戦闘待機]:
  ……にゃー。

 ローレライ[/話す]:
  ……えーっと。
  おー!

ローレライが「攻撃!」モーション。

 ル・フェイ[戦闘待機]:
  狙いはあなた達よ、ここだと
  子供たちが危ないから、
  あなた達をアップタウンに送るわ!

 受付嬢[/話す]:
  ○○、
  紙芝居屋、ドラッキー、
  こっちにこい!

 黒い紙芝居や[/話す]:
  くすくす、この子には、
  どんなロアだってかないませんよ。
  だって、この子の力は……

ル・フェイが一歩後ずさり、立ちモーションに戻る。
同時に、ローレライ、バステト、パラケルススが黒い衝撃波のエフェクトと共に
「痛っ!」モーションの後、本に変わる。

 黒い紙芝居屋[/話す]:
  物語を、終わらせることなんだもの。

ル・フェイが「アピール」モーション。
プレイヤー、受付嬢、紙芝居屋、ドラッキーがエフェクト共に消える。   (情報待ち:上下左右に魔法陣)
ル・フェイが「闇堕ち」モーション。

 ル・フェイ[闇堕ち]:
  これが……魔女の、ちょっとした魔法。
  無事に……

ル・フェイが黒い衝撃波のエフェクト共に「痛っ!」モーションの後、
本に変わる。

→アップタウンへ移動。

***ロアがそろっていない場合 [#e4942c5d]

**ダウンタウン [#xd799428]
西階段下にドラッキー。
ドラッキーに話しかける↓
 ドラッキー[プレイヤーに向き直る]:
  お疲れ様です、今は危険な状況なので
  なんでもクエストカウンターに
  入るのは許可できませんです。

 ドラッキー[-]:
  それよりも早くそこの階段から
  アップタウンに向かいましょう。
  嫌な予感がする、です……。

会話終了。

**アップタウン [#s3ed90f9]
中央西噴水前には誰もいない。

西階段前にドラッキー。
ドラッキーに話しかける↓
暗転。明けると、紙芝居屋と受付嬢がいる。
ソロと西門守衛がおらず、他プレイヤーも表示されない。
 ドラッキー[-]:
  はぁ、はぁ……
  ここまでくれば、安心です。
  とはいえ、いずれは追いつかれ……

受付嬢が紙芝居屋に向き直る。

 受付嬢[/話す]:
  ○○、
  紙芝居屋、気が付いたか?

紙芝居屋が北東、北西と見回した後、受付嬢に向き直る。

 紙芝居屋[/話す]:
  お昼時のアップタウンに……
  人が、いない……?

 ドラッキー[-]:
  遠くには、いるようですけど……
  なんで、ここだけこんなに
  人気が無くなっているです。

紫の煙のエフェクトと共に黒い紙芝居屋、「アピール」モーションと共にルチフェロが出現。    (情報待ち:手を広げて胸を張る)
紙芝居屋がルチフェロ側に向き直る。

 ルチフェロ[-]:
  このお話に、あたらしい登場人物は
  いらないから。

 ルチフェロ[/話す]:
  あなたたちは、もう終わり。
  だから、誰も助けに来ない。
  だれかにみつかることも、ない。

紙芝居屋が黒い紙芝居屋に向き直る。

 黒い紙芝居屋[-]:
  ルチフェロの力は、
  魔王として物語の終幕を
  呼び込むための力。

  紙芝居屋のアイリス。
  もう私ではなくなった、
  もう一人の私。
  あなたの物語は終わらせないと、ね。

 ルチフェロ[/話す]:
  あなた……
  ○○と言うのね?
  どうやら、あなたが「勇者」としての
  やくわりを持たされているようね。

  今なら、にげてもいいよ……?
  あなたは、この物語において、
  ロアと言う物語をそのこころに
  受け入れることができるという、
  主人公の素質をもっただけの人。

  主人公になるならば、あなたは
  「勇者」として、この場でわたしに
  その物語を終わらされる。
  主人公になるのがいやなら、
  全てを忘れて、ひびのくらしにもどれば
  いい……と、おもう。

選択肢
 どう答える?
  >主人公であることを選ぶ
  >仲間を見捨てるわけにはいかない

>主人公であることを選ぶ↓
 ルチフェロ[/話す]:
  ……うん。待ってた。
  わたしと戦う、勇者の存在は
  私の物語にひつようだから。

  ようこそ、勇者。
  あなたをかんげいする。
  そして、さよなら。

>仲間を見捨てるわけにはいかない↓
 ルチフェロ[/話す]:
  ……あなたは、あなたの物語を
  すでに持っているのね。
  なら、しかたないわね……

  あなたにその気はなくても、
  この物語の中で、あなたは
  勇者のやくわりを
  あたえられた役者なの。

***ロアがすべてそろっている場合 [#jd0cd47c]
キャプテンキッドがワープしてくる。

 キャプテンキッド[/話す]:
  いーこと聞いちゃった♪
  誰もいないなら、ちょっとくらい
  大騒ぎしても平気、ってことよね。

ワーウルフがワープしてくる。

 ワーウルフ[/話す]:
  ……争い事は好きではないが、
  守るべきもののためなら、俺は……
  その力を振るおう。

玉藻がワープしてくる。

 玉藻[/話す]:
  ○○ちゃん、
  お姉ちゃんたちが助けに来たよ!
  ここは、早く逃げて!
  ……多分、あの子には勝てないから。

メフィストフェレスがワープしてくる。

 メフィストフェレス[/話す]:
  はて、さて。
  悪魔であるこの私に、
  よその魔王を連れて
  こられてもねぇ……

  あら、確かに厄介そうね。
  どうした物かしら?

 ルチフェロ[/話す]:
  メフィストフェレスに
  ワーウルフも、そちら側につくの?

 ルチフェロ[/話す]:
  ○○の
  心の中に存在するという
  安寧を求めるためだけに、
  自らを生み出した自分を否定するの?

 ワーウルフ[/話す]:
  お前が何者か、俺にはわからん。
  だが、何もわからぬままさまよい、
  人々を傷つけるかもしれない時に
  止めてくれた、言葉をかけてくれた……

 ワーウルフ[/話す]:
  ○○や
  仲間たちを守りたいという
  自分の気持ちは理解している。

  立ち向かう理由など、
  それだけで十分だろう。

 メフィストフェレス[/話す]:
  そもそも……呼び出すわけでもなく、
  生み出されただけで放置されても
  私は困ってしまうのよ。

  私は契約によって召喚され、
  契約を結び何かを成すのが
  性分でね……おかげで、
  ここに落ち着くまでにはなかなか
  なれぬ苦労もしたものさ。

  ここは居心地がいい。
  この居心地の良い環境を維持するため
  ならば、多少契約外でも労働はする。
  そんなところかな?

 

 黒い紙芝居屋[受付嬢に向き直る]:
  ……あなたたちがいるから、
  ロア達は歪んでいく……。

 ルチフェロ[/話す]:
  未来への希望や想いが、
  そのこころを変えてしまった?
  なら、希望なんか無くせばいい。

  誰かへの恩義や愛情が、
  そのこころを変えてしまったの?
  なら、愛なんて壊せばいい。

  安寧も、居場所もあなた達には
  もう必要ない。物語の幕はおりる。
  あなた達のでばんはおわり。
  ……さぁ、舞台をおりなさい。

間。

 キャプテンキッド[/話す]:
  やっかましい!
  見た目が子供でも、中身は魔王!
  情け無用!
  ふぁいやー!

キャプテンキッドが「攻撃!」モーション。

 玉藻[/話す]:
  さぁ、ドラッキーちゃん、
  紙芝居屋さんに、あとは……
  ○○ちゃん、

  今は時間を稼いで。
  きっと、何かいい方法が見つかるはず。

出現したロアたちが戦闘待機モーションになる。

 受付嬢[/話す]:
  ドラッキー、北に向かうのだ。
  魔法王国ノーザンまで逃げ込めば、
  事態を打開するための知識を持った
  賢者の一人や二人いるだろう。

  それに……なぜかはわからんが、
  紙芝居屋、そなたは今までノーザンで
  公演をしたことが無いな?

紙芝居屋が受付嬢に向き直る。

 紙芝居屋[/話す]:
  へっ?
  あ、そういえば……無いですね。
  なんででしょう?

 受付嬢[/話す]:
  これは、余の勘だが……そこに何か、
  糸口になる物があるやもしれぬ。

 受付嬢[/話す]:
  ○○、
  そなたには引率を頼む!
  余は、ここに残る必要があるのでな。

  そなたに賭けるぞ。
  きっと、何とかしてくれるだろうとな!

受付嬢がアルマの姿に変身すると共に「脱帽」モーション。

 受付嬢[待機(フード無し)]:
  ……この姿を見せるのも、
  本当に久しぶりだ。
  魔王よ、しばらく付き合ってもらうぞ?

受付嬢が「幻視空蝉」のエフェクト共にルチフェロの前まで瞬間移動。

→ノーザンプロムナードへ移動。

***ロアがそろっていない場合 [#b4f6ebef]

**アップタウン [#pb152087]
中央西噴水前には誰もいない。

**ダウンタウン [#l5d3d708]
西階段下にドラッキー。
ドラッキーに話しかける↓
 ドラッキー[プレイヤーに向き直る]:
  アップタウンも、もう危険です……
  受付嬢はこの街で相手をひきつけて
  くれているですから、今のうちに
  遠くに向かうです。

  この街で問題を起こすと、小生や
  受付嬢がお世話になっている学校に
  迷惑がかかってしまうです……。
  
  ノーザンシティに向かうです。
  あそこなら、魔王に対抗する方法が
  あるかもしれないです。

選択肢
 ノーザンに向かう?:
  >はい
  >いいえ

>はい→ノーザンプロムナードへ移動。

>いいえ→会話終了。

**ノーザンプロムナード [#h17f1bd9]
出入り口少しはなれたところにドラッキー。
ドラッキーに話しかける↓
暗転。
明けると、紙芝居屋がおり、プレイヤーが定位置に移動。
ドラッキーが紙芝居屋に駆け寄る。
 ドラッキー[/話す]:
  うう……ようやく天井があるところに
  たどり着きました……
  話には聞いていましたが、
  ノーザンは本当に寒い……です。

 紙芝居屋[/話す]:
  ……。

ドラッキーが紙芝居屋に向き直る。

 ドラッキー[/話す]:
  あ、その……
  紙芝居屋、大丈夫、です?

紙芝居屋が「びっくり1」エモーションと共にドラッキーに向き直る。

 紙芝居屋[/話す]:
  えっ!?
  あ、ああ、うん。
  大丈夫よー。

  ……まぁ、精神的にこたえて
  無いっていったら、嘘になります。
  けど、まだへこたれなんか
  しませんよ。

  ここで私が泣いていても、
  ちっとも話になりませんし。
  ……みんながいてくれますし、ね♪

 ドラッキー[/話す]:
  ……え、あ、はいです。

紙芝居屋が街の奥側に向き直る。

 紙芝居屋[/話す]:
  それとは別に、なんだか
  このノーザンと言う国は
  妙なところですね……

  なんというか、初めてきたのに
  なんだか以前から知っていた
  ような気が……

黒い紙芝居屋、ルチフェロが入り口側から
フェードインしつつ紙芝居屋に歩み寄る。
同時に、紙芝居屋が二人に向き直る。
二人が紙芝居屋に向き直る。

 黒い紙芝居屋[/話す]:
  ……それは、予知かもしれませんね。
  あなたの物語が、ここで終わることを
  どこかで気づいていたのかも
  しれませんよ?

  それはおそらく、ルチフェロの持つ
  物語の終幕をもたらす力。
  きっと、あなたにふさわしい結末は、
  この雪の振る国にあるのでしょう。

 ルチフェロ[/話す]:
  ……ここは、何かあなたに
  関係があるのかもしれない。
  よばれたのも、何かかんけいが
  あったのかもしれない。

  でも、それはただ終わりに近づいた
  だけの事……

 黒い紙芝居屋[/話す]:
  そうですね。
  でも、大丈夫ですよ。
  紙芝居屋アイリスが消えてしまっても、
  その物語は私が引き継ぎますから。

  この身はあなたの物語から生まれた
  かりそめの存在かもしれないけれど、
  あなたの物語を引継ぎ、私が……
  ロアであるこの身が、本物の紙芝居屋
  アイリスとなって、この世界に
  ロアを生み出し続けますから!

紙芝居屋が1歩後ずさりする。

***ロアがすべてそろっている場合 [#v8fd43e1]
アルカードが「反抗」モーションと共にワープしてくる。

 アルカード[-]:
  ……お待ちなさい。
  ここで、終わらせることは
  このわたくしが許しませんわ。

清姫がワープしてくる。

 清姫[/話す]:
  ○○様、
  ご無事ですか?

  たとえ魔王だろうと、魔縁だろうと、
  このお方を傷つけさせはしません!

 紙芝居屋[/話す]:
  アルカードちゃんに、
  清姫ちゃん……
  やめて、あなた達も消されちゃう!
  ここは、いったん逃げて……

 清姫[/話す]:
  それは、聞けない願いです。

  たとえ、あなたが私たちを生み出した
  存在であっても……それが
  ○○様の、
  言葉であっても、です。

  そうしないと、あなた達が
  消えちゃいます。

 アルカード[戦闘待機]:      (情報待ち:右足を下げて右手を胸)
  紙芝居屋アイリス。
  ……正直に言えば、あなたに対して
  思うところが無いわけではありません。

  ですが……わたくしはこの世界に
  生み出されて、多くの出来事に会い、
  友を、仲間を……わたくしを受け入れ、
  心にとどめてくれる人に出会えました。

 アルカード[戦闘待機]:      (情報待ち:同上)
  ○○が
  あなたを助けるのであれば、
  わたくしもあなたを助けます。
  それが、わたくしの交わした盟約。
  それが、わたくしの誇りなのですから。

 清姫[/話す]:
  ○○様……
  私、本当に嬉しかったんです。
  アルカードと口げんかしたり、
  モーモーちゃんにブラッシング
  してもらったり、他のロア達に
  ちょっと嫉妬したり……

  人に裏切られて、世を拗ねてばかりの
  そんなどうしようもない私に……
  あなたは、普通の人生を、
  友達がいて、好きな人がいて、
  明日になるのが待ち遠しい、
  そんな日をくれたんです。

  だから……あなたのために何かできる。
  それだけでも、嬉しい。

 アルカード[戦闘待機]:     (情報待ち:同上)
  ○○、
  今から、わたくしのいう事を
  良く聞きなさい。

  清姫が時間を稼いでくれている
  その隙に、紙芝居屋さんと、
  そこの可愛いコウモリのお嬢さんを
  連れて、あの階段脇の奈落へと
  飛び降りるの。

  お嬢さん、二人が怪我をしない様に、
  落ちるスピードをできるだけ落として
  フォローすることはできる?

 ドラッキー[/話す]:
  ……多分、いえ。
  絶対に、なんとかするです。

 アルカード[戦闘待機]:      (情報待ち:同上)
  あなた、名前は?

  ドラッキーっていうのね。
  なんだか親近感が湧くわ♪

  夜の翼をもつ遠き同胞よ、
  わたくしの生みの親と、
  大切な人の事、お任せしますわ。

 ドラッキー[/話す]:
  えっ!?
  アルカード……、は
  どうするですか?

 アルカード[戦闘待機]:     (情報待ち:同上)
  ……嫉妬深いし、ネガティブだし、
  だらしない子だけど……
  清姫は、わたくしの親友ですの。

  なにより……ひとりぼっちが寂しいのは
  わたくしだって良く知っていますわ。

  この事件が解決したら、
  皆でのんびり映画でも見に行きたい
  ところかしら……ね。

 アルカード[戦闘待機]:     (情報待ち:同上)
  あの地の底から、
  誰かの声なき声が聞こえるのです。
  ○○、
  わたくしを信じて、そこから
  飛び降りてくださいまし!

選択肢(一択)
 :
  >飛び降りる!

>飛び降りる!↓

→学者の部屋へ移動。

***ロアがそろっていない場合 [#baf88b78]

選択肢(一択)
 :
  >手を伸ばす

**ダウンタウン [#w62a691f]
 ドラッキー[プレイヤーに向き直る]:
  あれ……小生、たしか
  ノーザンプロムナードで……
  あれは、幻覚だったです……?

  小生たちは、何か、大事なことを
  忘れているような、そんな予感がします。
  ノーザンに、もう一度行かなければ
  いけないのではないですか?

→選択肢「ノーザンに向かう?」へ。

**ノーザンプロムナード [#r42cc1f4]
ドラッキーに話しかける↓
 ドラッキー[/話す]:
  ○○、
  早く……!
  今度はもっと確実に、
  みなさんを降ろせる気がするです。
  さぁ!

→学者の部屋へ移動。

**学者の部屋 [#ie3a5982]
部屋の中にドラッキー、紙芝居屋、黒い紙芝居屋、ルチフェロ。
ドラッキー、に話しかけるか、部屋の奥へ行こうとする↓
暗転。明けると、ルチフェロが「座る」モーション。   (情報待ち:接地して特に動作なし)
プレイヤーが定位置に移動している。
 ドラッキー[-]:
  あいたた……あっ、
  ○○、
  紙芝居屋、無事……です?

 紙芝居屋[-]:
  ……ここは、一体?

紙芝居屋が部屋の奥側に向き直ってから、黒い紙芝居屋に向き直る。
同時に、紙芝居屋が「びっくり1」エモーション。

 紙芝居屋[/話す]:
  ……!
  ルチフェロ!

 ルチフェロ[/座る /*汗1]:      (情報待ち:同上)
  ……追ってきたとも、
  いっしょに落っこちたとも
  どっちともとれるかんじ……

黒い紙芝居屋が机に近づく。

 アイリスのロア[/話す]:
  ……?
  ここ、は……
  なんでしょう。

ルチフェロが立ち上がる。
同時に、紙芝居屋、ドラッキー、ルチフェロが部屋の奥に向き直る。

 アイリスのロア[-]:
  知らないはずなのに。
  何故か……どこか、懐かしいような。

 ドラッキー[-]:
  そういえば、紙芝居屋はこちらには
  来たことが無いと……
  そちらも、同じようですね。

 紙芝居屋[/話す]:
  確かに、来たことが無いですね。
  何か、無意識に避けていた……?
  そんなことあるのかしら。

 ルチフェロ[-]:
  ……部屋の奥に、本。
  日記か何か?
  調べたら、ここがどこかわかるかも。

選択肢(一択)
 :
  >本を調べる

>本を調べる。
プレイヤーが定位置へゆっくりと移動。
プレイヤーに「リザレクション」のエフェクト。
同時に、一同がプレイヤーに向き直る。

 アイリスのロア[-]:
  ……?
  えっ、あれは、なに?
  ○○と
  言いましたね、
  あなた一体何をしでかしました!?

 ルチフェロ[-]:
  ○○は、
  物語に選ばれた。
  あるいは、選ばれるだけの素質を持って
  その上で自らが選んだ。

  だから、主人公になった。
  自分の物語だけではなく……
  ロア達をめぐる物語の。

  ロアを受け入れることのできる
  その器に、この部屋に残された
  想いが具現化しようとしている……?

 紙芝居屋[-]:
  いえ、具現化……までは行かない。
  この部屋に残された想いの力は、
  物語でもないだろうし、
  具現化するまでの力は……
  いえ、これは……この部屋に残された
  誰かの……記憶……?

選択肢
 過去の記憶を……:
  >見つめる
  >流し読みする

>見つめる↓
暗転。明けると、4人もプレイヤーもおらず、
半透明の人物が3人いる。
真ん中の女性はモーションが紙芝居屋に同じ。

 魔法使い風の女の子[-]:
  ……姉さん。
  あたし、魔法使いになる。

学者風の女性が「びっくり1」エモーションと共に魔法使い風の女の子に向き直る。

 魔法使い風の女の子[-]:
  だって、今は戦争が起きているし、
  ……誰かが、ここを守らなきゃ。

  姉さんが、せっかくアクロポリスから
  こっちに帰ってこれたのに。
  今度はあたしが外に出ちゃうね。

 学者風の女性[-]:
  あなたは、昔から歌が好きで……
  音楽家になりたかったのでしょう?
  なんで……

 魔法使い風の女の子[-]:
  もう、ここも平和とは言えないわ。
  あたしには、音楽の才能も有ったけど、
  魔法の才能も有った。
  だから……戦う事を選んだの。

  もう、歌も忘れちゃった。
  ……戦争が終わって平和になったら、
  また、歌の練習をしなきゃ、ね。

魔法使い風の女の子と執事風の男が向き合う。

 魔法使い風の女の子[-]:
  執事さん、イリス姉さんの事、
  よろしく頼むわね。

  誰かがせっつかないと、ごはんを
  食べる事も忘れちゃうような人だから
  ……ね。

学者風の女性が執事風の男に向き直る。

 執事風の男[-]:
  ……かしこまりました。
  博士の身の回りのお世話に関しては、
  わたくしが勤めさせていただきます。
  妹君も、くれぐれもご無事で。

執事風の男が「お辞儀」モーション。
暗転。明けると、誰もいない。
学者風の女性と執事風の男が入り口側から机に歩み寄る。

 学者風の女性[-]:
  ……この家に帰ってくるのも、
  ずいぶんと久しぶりね。

学者風の女性と執事風の男が向き合う。

 学者風の女性[-]:
  でも、資料をまとめなおしたら
  すぐにアクロポリスに戻らなきゃ。

 執事風の男[/話す]:
  ……ご主人様、私には技術や研究の
  詳しい事はわかりません。
  ですが、今回の旅は危険です。
  お考えを改めていただけませんか?

  世界の守護者などと言って、
  確かに聞こえは良いですが、
  ただあなたの研究を軍事利用したい
  がための言い訳に過ぎない……

  私には、そう思えてなりません。

 学者風の女性[/話す]:
  いいえ……私は、守護者を
  作り出さなければいけないの。

  こんな悲しい事のためではなく
  いつか、この世界を愛してくれる、
  そんな人を探し、守るためにも。

  ……そのために、まだ研究が必要なの。
  マイマイ島のシャーマンが持つ仮面には
  歴代のシャーマンの記憶や知識が
  残されているというわ。

  その仮面を調べさせてもらえば、
  研究はさらに完成に近づく……

 執事風の男[/話す]:
  ……ご主人様。
  まずはお食事をとってください。
  この前も、それで倒れて
  しまったではありませんか。

  ……貴方にお仕えするものとして、
  その願いは、聞き届けられません。
  マイマイは現在侵略者の出現率が
  非常に高い危険地域です。

  あなたの研究を否定は致しませんが、
  アクロポリスもまた、前線に向かい、
  あの侵略者……DEM達との争いの
  最前線になるでしょう

  アクロポリスの研究施設をここに移し、
  このノーザンで避難しているのが
  宜しいかと思いますが……

 学者風の女性[/話す]:
  ……わかったわ、
  食事の用意をして頂戴。
  あなたも、最初と比べるとずいぶん
  お料理の腕があがったものね。

  もう、私は相手にならないとして、
  妹よりも上手になったんじゃない?

 執事風の男[/話す]:
  過分なお褒めの言葉、
  いたみいります。

  ……初めのうちは、ご主人様に
  お出しできるようなものでは
  ありませんでしたからね。

  これも、お二人に……いえ、
  主に妹君に仕込まれた成果です。

  ようやくご実家に戻られたのです。
  今日は少し豪華な食事をご用意
  させていただきますよ。

執事風の男が出入り口へ歩み去り、消える。

 学者風の女性[出入り口に向き直る /話す]:
  ……ごめんなさい。
  初めて、貴方に嘘をついたわね。

  でも……あの子が無事なうちに。
  夢で見た向こう側の世界のように、
  記憶に残る過去の大戦のように、
  再びこの世界が壊れてしまう前に……

  いつか、この戦争が終わったその後に、
  世界を助けることができる、
  世界を愛してくれる誰かを探す。
  ただそれだけのために……

学者風の女性が机に向き直る。
白転。戻ると、最初の状態。

※守護魔・ウルゥを装備している場合
 :
  ウルゥは、
  何やら考え込んでいる。

 [/話す]:
  どこかで、見たことがあるような。
  私が知らない、遥か昔に
  私が生み出された理由……。

 [/話す]:
  ○○様、
  改めて、私をこの世界に産みだして
  いただけたことに深い感謝を。

  あの女性の願いは……
  少なくともその願いの一つは、
  あなたによって叶えられたのですから。

  ……この、私の存在として。
  これからも、私と同じように、
  この世界を愛してくれますか……?

※守護魔・カナデを装備している場合
 :
  カナデは、
  何やら考え込んでいる。

 [/話す]:
  なんだろう……
  まったく知らない人なのに、
  どこか知っているような。
  ……もしかして、あの妹さんって
  わたしに少し似てる……かな?

 [/話す]:
  ……あ、ほら。
  わたしたち音楽の守護魔は
  代替わりするから、
  昔のことはわからないし。
  わたしのお母さん……つまり先代の
  音楽の守護魔・カナデや、あるいは
  ロウゲツさんなら、何かを知っている
  かもしれないけど……ね。

※ロウゲツのフェンサーハートを装備している場合
 :
  ロウゲツは、
  何やら考え込んでいる。

 [/話す]:
  ……。

  あぁ、これは大変失礼を。
  うっかりと見入ってしまいました。
  私としたことが、申し訳ありません。

  ……時間は過ぎ去り、
  巻き戻ることはありません。
  如何に望んでも、嘆いても。

  あちらのお嬢様がたにとっては、
  新しく知った大きな出来事でしょう。

  私にとっては……そうですね。
  失われたいくつかの夢と、
  愚かな男の罪の記憶……
  としか思えませんね

-------

>流し読みする↓
アイリスのロアが机に歩み寄る。

 アイリスのロア[-]:
  ……今の……は……
  あれは……私? あなた?

紙芝居屋とアイリスのロアが向き合う。

 紙芝居屋[-]:
  あの本、どこかで見たような……
  それに、マイマイ島……私が、
  最初に目覚めた場所……

 

 ルチフェロ[紙芝居屋に向き直る]:
  紙芝居屋のアイリス。
  あなたは、最初マイマイにいたの?

紙芝居屋がルチフェロに向き直る。

 紙芝居屋[-]:
  ええ、どこかで誰かに話したかと
  思いますけれど、私は最初、
  気が付いた時にはマイマイの浜辺に
  いたんです……

  !!

紙芝居屋がアイリスのロアに向き直る。

 紙芝居屋[-]:
  あの本、私が最初に持っていた
  想いの力の実体化と、ロアの物語が
  記載されていた本にそっくりです!

 アイリスのロア[-]:
  ……つまり、どういう事?
  あなたは、一体何者?

  私は、あなたの物語から生まれた。
  あなたは、何から生まれた?

  人間? ロア?
  それとも、それ以外の何か?

 紙芝居屋[/話す]:
  わ、私だって知りませんよ!
  でも、私は最初から想いの力を
  具現化することを考えていました。

  手に持っていた本を読んで、
  ロアを生み出すための仕掛けと、
  その物語を知りました。

  周囲の人に、私の事を聞いても
  誰も知らなかったから、おそらく自分は
  ロアではないのだろうと……
  そう、認識しました。

  でも、確かに……
  私には、それ以外に何もなかった。

 アイリスのロア[/話す]:
  何もない?
  それを言っていいのは、あなたでは
  無いのではないでしょうかねえ?

  ……ルチフェロ、けりをつけましょう。
  紙芝居屋さえ消えれば、
  私は、きっと、想いの力の……

ルチフェロがアイリスのロアに歩み寄る。
ルチフェロがアイリスのロアに向き直る。

 ルチフェロ[/話す]:
  ……アイリス、もうやめよう?
  もう、わかっているのでしょう?
  争っても、なにも変わらないって事。

  ……アイリスも、紙芝居屋も、
  自分が何ものかわからなくなってる。
  わからない、というのは、
  何がわからないのかもわからないこと。

  正しい問いかけがあれば、
  そこには正しい答えがふくまれる。
  ○○、
  あなたは、この二人に何を問う?

選択肢
 何を問いかけよう:
  >ロアを生み出した理由は?
  >何故、想いの力の具現化を?

>ロアを生み出した理由は?
>何故、想いの力の具現化を?↓
 アイリスのロア[-]:
  ……私は、本来私が行うべき
  使命を引き継いだようなもの……

  だけど、特に疑いもなく、
  ロアは生み出されたがっていると
  理解していた、信じていた。

  そう、ロアを生み出した物語は……

 紙芝居屋[/話す]:         (メモ:理由は?選択時、モーションなし)
  ロアを生み出す原型となった物語は、
  私が持っていた本に描かれていたもの。

  作者は、自分かと思ってましたけど、
  先ほどの回想を見た限り、どうやら
  あの私たちによく似た女性……
  の、ようですね。

 アイリスのロア[-]:
  やっぱり、あなた……じゃ、ないのね?
  そう、なら、納得できる。

 紙芝居屋[-]:
  ええ、今更白状するのは少し恥ずかしい
  のですけれども……

  私も、もう一人の私にも、
  自分で物語を……ロアを生み出す元となる
  物語を作り出す力は、無いんです。

 ドラッキー[-]:
  えっ!?
  今までに生み出したロアたちは、
  一体誰が作り出した物語です?

  小生、不勉強ですが、どの物語も
  耳にしたことが無かったです。

 紙芝居屋[-]:
  ……これは、あくまでも、推測です。
  私が持っていた本に書かれていた、
  メモ書きから推測した事です。

  なんでもカウンターで、ルチフェロを
  呼び出す前にあちらの私が言った、
  思い出星の話……あの話は、唯一この
  アクロニア大陸に伝わる物語だという
  事は確認できています。

 アイリスのロア[-]:
  他の物語は、あの本の作者が自分で
  思いついて書いたか、記録が無いくらい
  古い時代の物語を発掘したか……。

  あるいは、この世界ではない、
  遠い世界の物語を夢に見たか……
  に、なるのでしょうね。

  そして、あの本の作者は……

 紙芝居屋[-]:
  イリス、と呼ばれていましたね。

  どなたなのかは存じませんけど、
  私たちの使っていた、想いの力を……
  ロアを具現化するための方法を
  作り出したのも、この物語の原型を
  書き上げたのも、きっと……
  存命中の、あの人だったのでしょう。

 ドラッキー[-]:
  それは、どういうことです?
  存命中って……

 ルチフェロ[-]:
  それは、生きているあいだに、
  ということ。

  その本を見ればわかると思うけど、
  侵略者とのせんそう……それは、
  わたしのちしきの上では何百年も
  むかし、むかしの事……

 ドラッキー[-]:
  !
  思い出したです。
  ちょうど、この前学校で
  歴史を勉強しましたです。

  昔々、多くの国々が限りある資源を
  巡って、お互いに戦争をして、
  とても悲しいことになったって。

  マイマイには、多くの飛空庭が
  墜落したってきいたです……
  侵略者というのは、初めて聞いたです。

 ルチフェロ[-]:
  いっぱんのひとには、知らされていない。
  でも、一部のぼうけんしゃや、
  いろんな国のえらい人は知ってる……
  マイマイのいせきも、もとはと言えば
  侵略者のおとしもの……だという話。

  わたしの中にかってに知らされている
  ちしきだから、どこまで正しいのか
  はんだんはできないけれど。
  たぶん、あっている。

 アイリスのロア[-]:
  私たちの原型になったであろう、
  イリス博士……は、マイマイで?

 紙芝居屋[-]:
  ……おそらくは、そうでしょうね。
  あぁ、私ったら、なんておバカなの?

  私が持っていた本に書かれていたのは
  想いの力の具現化の調査レポートと、
  誰かが実現したかったのだろう
  いくつもの物語。

  だから、私は「想いの力の具現化」が
  最も大切な事なんだ、ってずっと
  考えてしまったんですね。

  そして、私を基にして生み出された
  あなたも、ですよね?

 アイリスのロア[-]:
  つまり、あなたは……いえ、私たちは
  イリス博士と言う実在の人物の記録を
  基にして生み出された、というの?

  物語でもなく、みんなに知られていた
  と言うわけでもないのに!?
  そんなこと、あるわけが……

 紙芝居屋[-]:
  ロアを生み出すための紙芝居は、
  あくまでも生まれやすくするため、
  素早く結果を出すための儀式です。

  その理論についても、この本に書いて
  在った事をベースにしています。

  そして、今ここに居る
  ○○さんのように
  心の持つ力が大きな人であれば、
  その人の心の中でロアの存在を
  保つことすら可能です。

  何百年もかけて、イリス博士と言う
  遥か昔に亡くなってしまった人の
  物語を語り続けた人たちがいたら、
  もしかしたら……

 ドラッキー[-]:
  なんで今なのか、ちょっとだけ、
  こころあたりがあります。
  小生や受付嬢は、アルマと言う……
  人の姿になった、モンスターです。

  小生のような、人の心と姿を
  持ったアルマが人の世の中に
  現れたのは、割と最近……
  去年の、始めくらいからです。

  ある方に聞いたら、世界がそういう風に
  変わりつつあるから……だそうです。

  紙芝居屋が目覚めたのは、
  いつごろです?

 紙芝居屋[-]:
  ちょうど、その辺りですね……
  一年くらいは、自分が何が出来るのか、
  調査と準備をずっとやっていましたし。
  ……あぁ、そう……ですね。

  わたし、紙芝居を語るために、
  色々な場所に旅に出るその時まで、
  眠ったことも、おなかが空いたことも
  一度もなかったような気が……します。

  私は、彼女の幽霊みたいなもの……
  なのでしょうかね。

 ルチフェロ[-]:
  ……終わらせる物語は、これなのね。
  わたしの「物語を終わらせる力」が
  導いたのは、ロアを生み出す紙芝居屋の
  ……

  いえ、まだわからないわね。
  ○○。
  この物語における勇者にして、まれびと。
  主人公にして、かんきゃくではなく
  物語にとびこんできた、そこのあなた。

  あなたは、この二人に何を問う?
  何を伝える?
  今、真実をしったであろうこの二人に。

選択肢
 何を伝えよう?:
  >今、二人はどう考えている?
  >もう、争う必要はない

>今、二人はどう考えている?
>もう、争う必要はない   ↓
 アイリスのロア[-]:
  私は、想いの力の具現化のためなら
  何をしても、何を犠牲にしても、
  前に進まなければいけないと
  ずっとずっと思っていた。

  それが、ロアとしての存在意義だった。
  他のロアにもそうしてきたというのに、
  自分がそうだったと知るのは、
  案外不思議な気分ですね。

 紙芝居屋[-]:
  あの人は……イリス博士は、戦争を
  終わらせて、その後の時代に、
  人を幸せにするための方法を
  探していたんですね……

  その方法の一つが、守護者とやらの
  開発で……もう一つが、ロアなどの
  想いの力の具現化……ですか。

  あべこべですね、私たち。
  本来そこにあるべきだった、
  人を幸せにするという目的を知らず、
  手段であるはずの想いの力の具現化を
  ずっと追い求めていたなんて……

 ドラッキー[-]:
  みんな、それが素晴らしい事だって。
  誰かのために良い事なんだって、
  そう思っていたですね……

 ルチフェロ[-]:
  ○○。
  あなたはおそらく、この物語……
  紙芝居屋アイリスと、アイリスのロアと、
  遥か昔のイリス博士の物語に
  幕を降ろすために選ばれた。

  あなたがこの物語の主人公の一人である
  事はまちがいないだろうけれど……

  あなたの物語は、これだけではなく、
  もっと、これからもさまざまな
  物語に巡り会う……

 ルチフェロ[-]:
  そして、あなたがここに居て、
  あなたの心の中にまもられている限り、
  わたしが終わらせたはずのロア達も
  やっぱり、終わることはない。
  ……おそらくは、もう目覚めている。

プレイヤーに「リザレクション」のエフェクト。
プレイヤーに「レイビングソード」のエフェクト。

 ドラッキー[-]:
  光が……
  !?
  ○○!?

プレイヤーに「レイビングソード」のエフェクト。

 ドラッキー[-]:
  いえ、あなたは……誰、です?

プレイヤーに「レイビングソード」のエフェクト。

 アイリスのロア[-]:
  ……いくつもの相が、入れ替わる……?
  これは、始まっている……?

プレイヤーに「レイビングソード」のエフェクト。

 紙芝居屋[-]:
  ……そんな!?
  ○○さん!?
  何が……まさか、ロアに……!?

プレイヤーに「レイビングソード」のエフェクト。
暗転。暗いまま話している。

 誰かの声:
  ……アを……から……

 別の誰かの声:
  このままでは……
  に、なって……

 誰かの声:
  とりかえし……
  前に……星を……

 別の誰かの声:
  ……くす、というのですか……

 誰かの声:
  ……でしか、あの方を……
  なら……

→なんでもクエストカウンターへ移動。

**ダウンタウン [#ibaaf36d]
西階段下にドラッキー。
ドラッキーに話しかける↓
 ドラッキー[プレイヤーに向き直る]:
  ……大丈夫です?
  あの時、あなたの姿が……
  いえ、それはいいです。
  まずは、受付嬢たちに顔を
  見せてあげて欲しいです。

  なんでもクエストカウンターで
  話す、です。

→選択肢「どうする?」へ。

**なんでもクエストカウンター [#f6179157]
入り口少し離れたところにドラッキー。
ドラッキーに話しかける↓
 ドラッキー[プレイヤーに向き直る /話す]:
  大丈夫……です?
  顔色がまだ良くないです。
  無理はしないでくださいです。

  受付嬢も、紙芝居屋も
  みんな心配してるですから、
  受付で話を聞いたら、
  今日はゆっくりするといいのです。

会話終了。

受付嬢の後ろに白黒紙芝居屋。
※荷物が多すぎる場合
受付嬢、白黒紙芝居屋に話しかける↓
 :
  (荷物がいっぱいだ……
   先に荷物を整理しよう)

会話終了。


※通常
受付嬢、白黒紙芝居屋に話しかける↓
暗転。BGMがウェストフォートのものになる。
明けると、プレイヤーが定位置で「ぐったり」モーション。
ドラッキー(崩れ落ちる)、ルチフェロ(所有者死亡)、紙芝居屋、アイリスのロアがカウンター前でそれを囲んでいる。
(情報待ち:ドラッキー:膝を付いて泣く?)
(情報待ち:ルチフェロ:うずくまって顔を覆っている)
プレイヤーが正座モーションになる。

 ドラッキー[すすり泣く /*汗2]:              (情報待ち:立って目元に手を当てる)
  ○○、
  気が付いたです?

  よかったです……
  ノーザンで倒れてしまった
  事は覚えているです?

  あの後、みんなや、復活の戦士に
  手助けしてもらって、ここまで
  運んでもらったですよ。

  あの時、一瞬だけあなたが
  違う誰かに見えたような……
  いえ、きっと、小生の気のせいです。

 受付嬢[/話す]:
  おお、目を覚ましたか。
  ノーザン地価でいきなり倒れたと聞いて
  何があったのかと心配したぞ。

 紙芝居屋[/話す]:
  ○○さん、
  ご気分はいかがですか?
  ヘンな所、ないですか?

 アイリスのロア[/話す]:
  ……見た感じ、変化はないようですね。
  ひとまずは安静、ですね。
  ……あなたにも、たくさん迷惑を
  かけてしまいました……
  謝罪しても許されるものかは、
  正直私にもわかりませんが……

 紙芝居屋[/話す]:
  あー、その、せっかく私たちは
  ○○さん達の
  ご助力もあって仲直りが……
  正確には、本来の目的を知って
  争うことが無くなったわけですから、
  ここで、あたらしい関係性をですね?

 ルチフェロ[所有者死亡]:       (情報待ち:同上)
  ……
  ○○、
  巻き込まれ主人公であることを
  もとめられ、それを自らえらんだ勇者。
  あなたが、無事でよかった。

アイリスのロアがルチフェロに向き直る。

 アイリスのロア[/話す]:
  あ……ルチフェロ。
  そこは、私から説明を
  してもいいですか?

 ルチフェロ[所有者死亡]:       (情報待ち:同上)
  ……うん。
  アイリスに、まかせる。

 ドラッキー[/話す]:
  あぁ、それはあの時
  ○○が
  倒れた原因です?
  小生も、それは知りたいです。

 アイリスのロア[/話す]:
  ……ありがとう。

アイリスのロアがプレイヤーに向き直る。

 アイリスのロア[/話す]:
  あの……あ、なんだか、こうやって
  敵意なくお話しするのは、
  今までなかった様な気がする……。

選択肢
 どう答える?:
  >世界を終わらせたりしない
  >そういう終わりもありかもしれない

>世界を終わらせたりしない↓
 [/話す]:
  世界をそんなに簡単に
  終わらせる気はない、と答えた。

 ルチフェロ[/話す]:
  そうだよね。
  ○○は、
  やっぱりわたしの勇者だね。

  だから、いつかわたしが魔王として
  世界を壊そうとしていたのなら、
  わたしの前に立ちふさがって
  くれなきゃだめなんだよ?


>そういう終わりもありかもしれない↓
 [/話す]:
  そんな終わり方も、案外
  ありかもしれない、と答えた。

 ルチフェロ[/話す]:
  そうだよ。
  あなたの物語を決めるのは、
  やっぱりあなただもの。

  他の人がそれに付き合うかは
  相手しだいだけど、自分のことだけは、
  自分で決めていいんだもの。
  だから、その時はわたしを呼んでね?

-------

 ルチフェロ[/話す]:
  しばらくは魔王としてのかつどうは
  おやすみするから、ちょっとの間
  ○○のところで
  すごさせてもらうね?

 ルチフェロ[/話す]:
  だいじょうぶ。
  長くはかからないと思うから、
  ○○が
  たおれちゃうようなことはないわよ。

  ……じゃぁ、お願いしていい?

ルチフェロが「握手」モーション。    (情報待ち:着地して手を差し出す)

 受付嬢[/話す]:
  ……うむ、本来は
  ○○の体に
  異変があるようなら、
  それを避けるべきかと思ったが……

  解決方法があるなら、いだろうさ。

受付嬢が紙芝居屋に向き直る。

 受付嬢[/話す]:
  嘘ではないだろうな、紙芝居屋?

紙芝居屋が受付嬢に向き直る。

 紙芝居屋[/話す]:
  ……ええ、大丈夫です。
  ○○さんは
  何の問題もありませんよ。

  信じていただいて問題ないです。
  私は嘘はつかないんですよ?

受付嬢がプレイヤーに向き直る。

 受付嬢[/話す]:
  ……紙芝居は嘘とは言わんか……
  まぁ、架空の物語を一概に嘘と言うのは
  味気ないことこの上ないから、
  そこはその通りなのだが。

  今までは……うむ、うっかりしていたり
  忘れていたりはあったが、嘘はついて
  いないようだな。

受付嬢が紙芝居屋に向き直る。

 受付嬢[/話す]:
  ○○に
  関わることだ、嘘でしたー、で
  済ませられるものではないからな。

受付嬢がプレイヤーに向き直る。

 受付嬢[/話す]:
  では、始めるぞ。

 ルチフェロ[/話す]:
  ○○、
  みじかい間だけれど、
  これからしばらくはよろしく。

  おせわになるから、これ、あげる。
  わたしと、おそろい。
  えらんで……?

選択肢
 どれを受け取る?:
  >ルチフェロの角(金)
  >ルチフェロの角(銀)
  >ルチフェロの角(白)
  >ルチフェロの角(黒)

>ルチフェロの角(※)
ルチフェロの角(※)を入手。
思い出のしおりを入手。
◆ルチフェロ・ロアを入手。
各経験値1500を取得。
ルチフェロがアイリスのロアに向き直る。

 ルチフェロ[/話す]:
  あと……アイリス。
  また、ね。

白転。

→ダウンタウン(西階段下)へ移動。

**アップタウン [#ub5ced45]
中央西噴水前には誰もいない。

**ダウンタウン [#uf17ea06]
西階段下にドラッキー。
ドラッキーに話しかける↓
 ドラッキー[プレイヤーに向き直る]:
  なにか目的があって、そのために
  前に進むことは、尊いことだと
  小生は考えていたです。
  でも、何が正しいのかって、
  難しいことだったですね……

  なんでもクエストカウンターで
  話す、です?

→選択肢「どうする?」へ。

**なんでもクエストカウンター [#m04b44bb]
受付嬢の後ろに白黒紙芝居屋。
受付嬢に話しかける↓
紙芝居屋が受付嬢に向き直る。
 受付嬢[/話す]:
  イリス博士と想いの力……か。
  いや、なに。余の知らぬところでも、
  様々な糸はつながる物だな。

  何百年も昔の戦争の時代に、
  後の世界の事を……未来を見つめた
  彼の人物にとって、見えすぎるという
  事は幸福だったのか、それとも……

  いや、考えるのは止そう。
  何よりも、まずはそなたの体のことを
  なんとかせねばならんのだからな。
  それが済んだら、紙芝居屋。
  次はそなたの存在が何なのかを
  じっくりと調べておきたいものだな。

 紙芝居屋[/話す]:
  あはははー、それにしても、
  私ってば一体何者なんでしょうね?
  私の噂話をもとにして生み出された
  アイリス・ロアちゃんは、例外的でも
  ロアであることは確実ですが……

  もしかして、私ってイリス博士の
  お化けだったり……

 受付嬢[/話す]:
  せんな。
  そなたには魂も肉体もあるだろうに。
  そもそも、イリス博士の記憶とやらも
  持っておらんのであろう?

 紙芝居屋[/話す]:
  なんですよねぇ……
  あぁ、私ってなんてフシギ極まりない
  登場人物なのでしょう?

  ……なんて言っても、今更ですね。
  私の正体が何であれ、やってきたことに
  変わりはありませんし。
  色々な人達や、生み出してきた
  ロア達に対する責任はきっちりと
  取らないと……ですね。

間。

 受付嬢[/話す]:
  まぁ、当分の間はここでタダ働きでも
  してもらうとしようかな。

  ロア達も安定化すれば、勝手に働き口を
  見つけてくる奴もいるだろうが、
  なんなら仕事を紹介してもいい。
  ……案外、なんとかなるものさ。

以下通常台詞に接続。

紙芝居屋、アイリスのロア(黒い紙芝居屋)に話しかける↓
紙芝居屋、アイリスのロアがプレイヤーに向き直る。
 紙芝居屋[プレイヤーに向き直る /話す]:
  いやぁ……参りました。
  私は何をしてたんでしょうね。

  それが大事なものだっていうのは
  わかっていたのだけれども、
  何故大事だったのか……
  一番初めのきっかけが、
  抜け落ちていただなんて。

 アイリスのロア[/話す]:
  ……私はロアを生み出すことだけが
  正しいことだと思っていたんです。

  うふふふ……今考えれば、
  目的と手段が入れ替わって、
  目的を見失っていたのですね。

  まるで、私やもう一人の私は
  間抜けなキカイみたいなものでした。

  私たちが生み出したロア達は、
  思い悩み、自分の道を探していたと
  言うのにねぇ……お笑い種です。

 紙芝居屋[/話す]:
  とはいえ、今更ここで悩んでも
  しかたないのですよ!
  やっちゃったことはもう戻りません、
  なら、これから先をどうするか
  前向きに考えましょー♪

  まず、急ぐべきなのは……
  ○○さんの……
  体の中にいるロア達と、想いの力が
  暴走しないようにする方法を
  見つける事、ですね。

 アイリスのロア[/話す]:
  ○○……さん。
  なんだか、ついこの前まで
  敵だと思っていた人に呼び掛けるの、
  なんだか照れますね……

  あなたは、何としても助けます。
  私たちのしたことの責任は……
  絶対、片をつけないといけません。

会話終了。