#author("2016-11-19T10:43:07+00:00","","")
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*タイニー・かんぱにー~人材発掘編~ ログ&br;姉のために、妹のために、自分のために [#z2d98f68]
// あっちこっち入力ミスや不明な点(特に課金モーション)がありますので
// その部分に関しては校正や修正願います。
// とりあえず会話ログのみ記述
// できる方は追記願います。
#contents

***タイ兄さんの飛空城 [#ka294974]

 【タイ兄さん】
  おー、それやな。
  そのうち依頼人が来るからちーとまっときーや。

 【ガイドマシーン】
  おや、いらっしゃったようデすね。

 【女の子】
  わー、すごーい!
  ひろーい!
  ここがかんぱにー?

 【ガイドマシーン】
  ここはタイニーかんぱにーと言いまして、
  色々な依頼をギルドメンバーにお願いしたり、
  事業をしたりするギルドでス。

 【女の子】
  あ、冒険者さんのギルドだったんだ!
  あたしも少し知ってるよ、お姉ちゃんが冒険者目指してるの!

 【タイ兄さん】
  あれが依頼人やで。

 【女の子】
  わ、ガイド、あれなにあれなに?
  ぬいぐるみ?
  あ、でもぬいぐるみは喋らないか。

 【ガイドマシーン】
  あれ……ああ、代表ですカ。
  このギルドの代表はあの人ですヨ。

 【タイ兄さん】
  依頼受けたのワイやで。
  声は聞いたことくらいあるやろが。
  ま、ええ。わいはノーデンスタイニー。
  タイ兄さんと呼んでくれてええで。

 【女の子】
  へんなタイニー……
  へんたいにーだっ!

 【女の子】
  あははっ。へんなのー!

 【タイ兄さん】
  誰がヘンタイや。
  その呼び名はやめーや。

 【女の子】
  そーなの?
  じゃあ、呼び方変えるね。
  でも、へんなのーっ!

 【タイ兄さん】
  テンション高いなぁ、お前。

 【キラ】
  ……あ、ごめんね。
  ウチの名前まだ言ってなかった。
  ウチはキラだよー!
  トンカからちょっとおつかいでアクロポリスに来てるの!

 【タイ兄さん】
  で、依頼は何やねん。
  ○○に聞かさなあかんのや。

 【キラ】
  うーん、えーとね?
  ストーカーさんにお礼がしたいの。

 【ガイドマシーン】
  ストーカー……と言いますと、一般的には
  付きまといと言われる迷惑行為をする方々ですカ?
  それに、お礼?

 【キラ】
  うん。
  あのね、ウチにこっそり付きまとってるストーカーさんなんだけど、
  困ってる時に助けてくれたりするの。
  
  お礼を言おうとしても、すぐに居なくなっちゃって……
  どうしようかなーって思ってたから
  冒険者さんにお願いしてみるかなって。

 【タイ兄さん】
  ふむ。
  で、どこにいけばええんや?

 【キラ】
  えーっとね、ウチはトンカに住んでるから、
  トンカでお仕事になるの。
  お願いしたいのは、ストーカーさんを見つけて、
  お礼を言えるようにして欲しい……かな?
  
  ネーア家、家訓!
  感謝の言葉は大切に! だよ!

 【ガイドマシーン】
  家訓なのでスね。
  とても良いことだと思います。

 【キラ】
  お姉ちゃんから習ったんだよ!
  じゃ、早速いこっか?

 【タイ兄さん】
  ガイドマシーン、行ってきいや。

 【タイ兄さん】
  ○○、よろしゅうたのむで。

トンカに向けて
→出発進行

***トンカ島 [#lae45ddc]
 【キラ】
  帰ってきたよーっ!
  やっぱり地元は良いよね。

 【ガイドマシーン】
  地元なのですネ。
  改めて地元の方にガイドするのも申し訳ないのですガ、
  このトンカはマリオネット工房や飛空庭の工房など
  多くの研究所・工房を要する国デす。
  
  マリオネットを主戦力としたドールズ軍など、
  他の所では見ないめずらしい組織も多いですね。
  後は、マシンナリーさん達のギルドもこのトンカにあるはずです。

 【キラ】
  ほへー。
  ガイド、物知りなんだねー?

 【警備ロボ】
  職務質問デス!
  職務質問デス!

 【キラ】
  あー、また来たの?
  最近調子どう? みんな元気そうだね。
  ウチはぼちぼちいい感じだよ?

 【警備ロボ】
  職務質問デス!

 【キラ】
  大丈夫だから通してよー。
  警備ロボたち、頭硬いんだもんなー。
  またおうちに帰るのが遅れちゃう……

 【???】
  これで良し。

 【ガイドマシーン】
  ……あノ?

 【キラ】
  あっ、ストーカーさんだ!
  あの……!

 【???】
  これにて!

 【キラ】
  行っちゃった……

 【ガイドマシーン】
  何というか、もう少し身を隠しているのカと思いましたが……

 【キラ】
  うーん、行っちゃったなら仕方ないね。
  せっかくだし、みんなおうちに来てよ!

 【キラ】
  お姉ちゃんお姉ちゃん!

 【キラの姉】
  もう、キラ。いつも言ってるでしょ。
  ネーア家、家訓! ひとつ!
  家族との挨拶は欠かさずに!
  家に帰ってきたら?

 【キラ】
  あわわっ、ごめんなさいっ!
  ただいま、お姉ちゃん!
  アクロポリスでのお買い物、ちゃんと終わったよ!

 【キラの姉】
  はい、お帰りなさい。
  お買い物ありがとうね、お疲れ様♪

 【キラの姉】
  ……で、キラ。そちらの方たちは?

 【キラ】
  うん、アクロポリスシティで会って、ちょっとお願いをした冒険者さん!
  ○○と、ガイド!

 【キラ】
  紹介するね、お姉ちゃんのネーア。
  レンジャーでブリーダーになるために頑張ってるんだよ!
  凄いでしょ!

 【ネーア】
  もう、キラったらお客様の前で……
  照れるからやめなさいって。

 【キラ】
  ネーア家家訓! ひとつ!
  家族の夢はみんなで応援する事!
  そう言ったのはお姉ちゃんだよ。

 【ネーア】
  そう言う所は口が達者になって……
  仕方ないわね、お姉ちゃん降参よ。
  で、改めていらっしゃいませ。
  キラの姉のネーアです。
  
  で、お願いっていうのは……?

 【キラ】
  ほら、あの、あれ!
  ストーカーさんの事!

 【ネーア】
  ストーカー……?

 【キラ】
  お姉ちゃんには言ったでしょ?
  いつも助けてくれるストーカーさん。
  
  アクロポリスで偶然この冒険者さんたちのギルドにお邪魔した時に、
  この人たちにお願いすれば、ちゃんとお礼できるって思ったの!

 【ガイドマシーン】
  依頼されたのは半分以上は偶然ですネ。
  くだんのストーカーさんらしき方も、
  先ほどトンカの町中でお見かけしたのでスが……

 【ネーア】
  ああ、あの子の事ね。
  まったく、照れ屋なのは変わらないんだから……
  さっき会った時に、後で来てって言っておいたんだけど……
  なんでそう忍んじゃうかなー?

 【ストーカー?】
  い……いや、そのですね。
  こっそりと任務を完遂した方がいいのかなと思いまして。

 【ガイドマシーン】
  あなたが、ストーカーですカ?

 【ストーカー?】
  う、微妙に失礼ですね。
  私は遠巻きにそこの子をお守りしているだけです!
  見つからないように、こっそり!
  眺めてて可愛いなぁとかそんな事も思わなかった訳ではないですが、
  下心は有りません、決して!

 【ネーア】
  見つからないようにこっそり付きまとう人は、
  ストーカーと言われても仕方ない気がするわね……

 【ストーカー?】
  隠密は上手くいかないですね……
  忍者という方みたいに、上手に隠れられれば良いのですが……

 【キラ】
  えっと……
  つまり、ストーカーさんはお姉ちゃんの知り合いだったの!?

 【ホウオウ】
  こほん、改めまして。
  私はホウオウと言いまして、新米の冒険者なんです。
  
  育ったこの町で人の役に立てるような
  事がしたいと思いこの町で活動をしています。

 【ネーア】
  なら……という事で、私からこの人にキラのサポートを
  お願いしていたのよ。
  まあ、まさかそういう方法でサポートしているなんて
  思わなかったけど♪

 【ホウオウ】
  いや、お恥ずかしい限りです。
  中々うまくはいきませんね……
  冒険者への道は遠いです。

 【ネーア】
  冒険者になりたいって言う気持ちはとっても大事よ?
  私だって、レンジャー兼ブリーダーを目指しているんだし、
  ここにはちょうど現役の冒険者さんだっているし。
  色々聞いてみたらどうかしら?

 【キラ】
  なーんだぁ♪
  なら、言ってくれればよかったのに。
  でも、助けてくれてありがとね!
  
  あ、何かお礼をしたいんだけど何がいいだろう……?

 【ネーア】
  なら、お夕飯でも食べていってもらうのはどうかしら?
  冒険者さん達も、是非どうぞ♪
  うちの妹の勇み足で、はるばるこんな遠くまで
  来ていただいたわけだし……

 【ガイドマシーン】
  折角のご厚意でスし、ありがたくお呼ばれしましょうカ。
  ○○さんも問題ありませんヨね?

 【キラ】
  わー!
  おうちが人でいっぱいだ♪
  なんだかお祭りみたい!

 【ホウオウ】
  そういうことでしたら、食料の買い出しは任せてください。

 【ネーア】
  んー……じゃあ、キラは私と料理の準備。
  まずは湯沸しから。
  冒険者さん達はお客様だからのんびりしててもらうとして、
  ホウオウ、お買い物は任せていい?

 【ホウオウ】
  ええ、もちろんです。
  何を買ってくればよろしいでしょうか?

 【ネーア】
  今メモを書くから、それをそろえて来てもらえるかな?
  後、知らない仲じゃないんだからそんなにかしこまらないで?
  敬語は禁止、ね?

 【ホウオウ】
  そ、その……えーと。
  ど、努力してみます……
  では、行ってきますね。

 【ネーア】
  代金の清算は後でまとめちゃうから、お値段とか忘れないようにねー♪
  ……ふふっ、もう照れ屋なんだから♪

 【キラ】
  にんじん、たまねぎ、クマノイで~♪

 【キラ】
  ……あれ?
  お姉ちゃん、このお財布誰の?

 【ネーア】
  キラがわからないって事は、冒険者さん達の?
  ……ちがうとなると、ホウオウね。
  あの子ったらもう……

 【ネーア】
  すいませんけれど、まだ近くにいると思いますから
  このお財布を届けてあげてもらえませんか?

 【ガイドマシーン】
  おっと、財布が無ければ買い物も何もアりませんね。
  ○○さん、行きましょうか。

 【ホウオウ】
  あれ……お財布、どこに……
  あれっあれれっ!?
  
  すみません店員さん!
  ただで持って行こうとしているわけではないんです!
  ええとええと、どうしたらっ……

 【ホウオウ】
  こ、こうなったら私の身をもってお詫びをするしか……!

 【ガイドマシーン】
  ああ、いたいた。
  なんだか物騒な言葉が聞こえましたが、
  ホウオウさん、財布を忘れテいますよ。

 【ホウオウ】
  ○○さんに、ガイドマシーンさん……

 【ホウオウ】
  そ、それは私のお財布!
  ありがとうございます!
  あなた方は命の恩人ですっ!

 【ガイドマシーン】
  いえいえ、お構いなく。
  それにしてもお財布一つでそこまでしなくテも……

 【ホウオウ】
  小さい頃から、気が動転してしまうと頭が真っ白になってしまって。
  まだまだ修行が足りませんね……

 【ガイドマシーン】
  それでも、キラさんの護衛としてしっかりお仕事をしていたのは
  事実じゃなイですか。
  うっかりというなら、キラさんも中々の物だと思いマすよ。

 【ホウオウ】
  くす。
  そうですね……キラさんはいい子です。
  あの子がいてくれる事が、ネーアさんの支えになっているのでは
  ないかと思うんですよ。

 【ガイドマシーン】
  ……?
  
  確かに、ドミニオンのネーアさんとエミルのキラさんが
  姉妹というのは少し不思議に感じていまシたけど、
  何かご存じなのですか?

 【ホウオウ】
  あ……えと、その。
  ○○さんも、これは秘密にしてくださいね。
  
  昔、私はネーアさんのご一家に助けてもらった事があるんです。
  少しだけ、一緒に暮らしていました。
  
  ずいぶん昔のことですし、
  ネーアさんも流石に私のことは忘れているか、
  顔まではわからないと思いますけど。
  
  詳しいことはわかりませんけど、キラさんも、
  もしかしたら私のようにネーアさんに助けられて、
  一緒に暮らしているんじゃないかと思います。

 【ガイドマシーン】
  そんなことがアったのですね。
  ……という事は、もしかして駆け出しの冒険者というのは全部、
  ネーアさんに恩返しをするために言っているだけトか?

 【ホウオウ】
  あ、それは嘘ではなくてですね。
  その……ネーアさんのおうちは冒険者の家族だったので、
  助けてもらった私は冒険者に憧れて……
  
  だから、駆け出しの冒険者というのも本当のことなんですよ。
  
  ただ、小さい頃に怪我した羽がまだ微妙に調子が悪い……
  という事もあるのですけれど、そもそも私自身がまだ未熟でして……
  どうにかして腕を上げたいと考えているのですが。

 【ガイドマシーン】
  そういえば、少し気になったのデすが、
  ホウオウさんの種族はなんなのでしょうカ?

 【ホウオウ】
  えっ?
  あっ、はい。その……
  
  あの、そういえば、○○さんは
  それなりに経験を積まれた冒険者さんなのですよね?
  
  私自身はまだ未熟な冒険者ですが、
  経験豊富な先達の教えをいただけるとありがたいのですが……
  二三、質問をよろしいでしょうか?
  
  まず、あなたは何故冒険者の道を目指されたのでしょうか?
  是非、お聞かせ願いたいです。

何故冒険者を?
→冒険をしたかったから
→強くなりたかったから
→お金持ちになりたかったから
→秘密だけど……(こっそり)
→共通?

 【ホウオウ】
  なるほど……
  ○○さんが冒険者になったのは、そんな理由が……
  勉強になります。
  
  次なのですが……私はもうちょっと上手に身を隠したいんですが、
  なかなか隠れ身が上手くなりません……
  忍者、と言われる方の様に忍ぶにはどうすればいいのでしょうか?

上手に隠れるには?
→敵の近くや前を通らない事
→隠れるためのスキルを覚えよう
→気配を消すこと!
→共通?
 【ホウオウ】
  なるほど、得心しました!
  次は完璧に隠れきってみせます♪
  
  では、最後に……
  今よりももっと強くなるには、どうすればいいのでしょうか?

強くなる方法は?
→努力し続ける事
 強くなるための努力を、諦めないで続ける事だと説明した。

 【ホウオウ】
  継続は力なり……ですね。
  たとえ雨だれの一滴一滴が小さくても何年もしたたり落ち続ければ、
  その下の石に穴をあけるという……
  
  今のあなたを作り上げたのは、
  今は見ることができない努力の山があり、
  その道はいまだに途中である……と。
  流石です……!
→負けないでいる事
 敵だけではなく、諦めたがる心にも負けない事ではないかと説明した。

 【ホウオウ】
  負けない事……
  負けを認めない、という事でしょうか?
  でも、それだと自分に負けないという事はつながらないような……。
  
  そうか。克己の心……ですね……。
  一番の強敵は、自分自身の中にある弱い心……
  倒すではなく、負けない事。
  しかと、心に刻みます……!

→笑っている事
  未

→共通
 【ホウオウ】
  ……私は、本当に未熟ですね。
  強くなりたいと言っていながら、強さって何かという事を
  考えもしていなかった。
  
  あなたという人に会えて良かった。
  冒険者としての心得を学べた気がします。
  今日教えていただいた事を胸に、
  私なりに良き冒険者を目指してみようと思います!

 【ホウオウ】
  あなたから教わった事を早速メモして……

 【ホウオウ】
  ……出来ました!
  これを「冒険者心得」として、肌身離さず持っていますね!
  くじけそうな時はこれを見て、今日教わった事を思い出します!

 【キラ】
  おーい、みんなお買い物終わったー?

 【警備ロボ】
  ピーーー!!
  職務質問デス!
  職務質問デス!

 【キラ】
  きゃっ!?
  もー、なにするのよぉ!

 【ホウオウ】
  しまったっ!?
  キラっ!!

 【ホウオウ】
  キラさん、大丈夫ですか!?
  ああ、私が遅れたせいで……

 【キラ】
  大丈夫だよ、かすり傷だし……
  あ、○○、ありがとね♪

 【ホウオウ】
  きゃー!!キラさんの玉の肌に傷が!
  わ、私が未熟なばかりに。
  ここは私の身をもってお詫びを……

 【キラ】
  ちょ、やめ、やめなよーっ!
  何言ってるのか分かんないよーっ!?

 【ガイドマシーン】
  お、おお、落ち着いて!
  落ち着いてくださイ!
  町中ですカら! ここ町中ですカら!

 【ホウオウ】
  お放しくださいガイドマシーン殿ーっ!

 【キラ】
  お買い物終わったなら、早く帰ろうよー!?
  ハラキリじゃなくって、こっちはハラヘリなんだから!

 【ホウオウ】
  は、はい……
  ま、まことに申し訳ありません……

 【キラ】
  ごっはん♪ ごっはんー♪
  お姉ちゃんのご飯は絶品だよー!

 【ネーア】
  普通よ普通。
  本物の料理人さんには勝てないわ。
  キラもはしゃいでないで、盛り付けの手伝いをして頂戴。

 【ネーア】
  お客様はそこでゆっくりしていて下さいねー。
  あなた達は、おもてなしされるのが今の役割なんですからね♪

 【ホウオウ】
  私も何かお手伝いを……

 【ネーア】
  あ、そこのお皿とってもらえる?

 【キラ】
  むむっ、手が届かな……

 【ホウオウ】
  これですね。
  はい、どうぞ。

 【ネーア】
  ありがと、ホウオウ。
  背がたかいとやっぱり便利ねー。

 【キラ】
  むー……。

 【ガイドマシーン】
  あたたかい家庭。
  あたタかい手料理。
  いい物デすねー。

 【キラ】
  そうなの?
  ウチはこれが普通だったからよそのことは知らないけど……
  いいものなんだー♪
  ふふーん♪

 【ネーア】
  えーっと、最後は……そうね、
  アレとってちょうだい?

 【キラ】
  アレって……?
  あー、あれか!

 【ホウオウ】
  はい、これですね。
  調味料のセット。

 【ネーア】
  あら?
  気が利くのね、ホウオウ♪

 【キラ】
  もーっ!
  ウチが取ろうと思ったのにー!
  ずるいーっ!

 【ネーア】
  どうしたの、キラ?

 【ホウオウ】
  え? あ、はい!?

 【キラ】
  んもーっ!
  
  もーやだーっ!!

 【ネーア】
  こらーっ!
  そのかっこで外出ちゃダメっていってるでしょーっ!

 【ホウオウ】
  キラ……!?
  い、今のは!?

 【ガイドマシーン】
  あれは、光の塔に出現するキラーマシーンという古代の防衛装置。
  ありていに言えば、モンスター……なのでスが……
  もしや、アルマ!?

 【ネーア】
  アルマ?
  よくわからないけど、あれはキラよ?
  ごめんなさいね、驚いたかしら。
  でも、人を傷つけるような子では無いことは私が保証するから。
  
  感情が高ぶると、たまにあんな風に変身しちゃうのよねー。
  そのうち頭を冷やしたら、おうちに帰ってくるでしょ……
  私の妹なんだし。

ところで……
→あの外見で町に出て平気?

 【ネーア】
  近所の人にはもう伝えてあるし、前にもあったから平気よ。
  キラは自分が他の人と違う事はまだよくわかっていないけど……

 【ホウオウ】
  え……

 【ネーア】
  だから、あなただって気にする事ないのよ?
  ね、ホウオウ。

 【ホウオウ】
  ……いつから、気が付いていたんですか?

 【ネーア】
  ……最初からだけど?
  もちろん、キラと会ってなかったら分からなかったかもしれないけど。
  モンスターが人の姿になるのを見るのはあなたが二人目だったから。
  それに、昔怪我した時のその羽、見覚えあるわよ?

 【ホウオウ】
  ばれてないと思っていたのですが……

 【ガイドマシーン】
  ええとでスね。
  状況がさっぱりわからないのでスが……
  
  ホウオウさんが昔ネーアさんと一緒に
  暮らしていタという事は聞きましたが。

 【ネーア】
  あー、そうね、ごめんなさい。
  キラが帰ってくるまで、ちょっとそれについてお話しましょうか。

 【ホウオウ】
  その、あの。
  ○○さんとガイドマシーンさんには
  黙っていて申し訳ないのですが、私は人間では無いのです……

 【ガイドマシーン】
  それは、今までの話の流れでほぼ確実にわかってますケど……

 【ネーア】
  順を追って話しましょうか。
  
  まず、私の家は冒険者家族だったの。
  両親は共にレンジャー系で、ブリーダーでもあったから、
  常に色々なパートナーを家族として一緒に暮らしてたの。
  
  私と妹も、小さい頃からそんな風に育ったから、
  色々な生き物……時にはモンスターと呼ばれる物にも慣れていたのよ。
  
  例えば、マイマイ奥地に住んでいる
  ホプニキキリとか言うでっかい虫とか。
  見た目は怖いんだけど、妹が気に入って
  しばらく飼いならしていたりね。

 【ガイドマシーン】
  なるほド、ご立派なご両親だったのですね。

 【ネーア】
  あるとき、うっかり群れからはぐれて
  羽に大きな怪我をしていたホウオウのヒナを見つけたの。
  
  妹と私でキャンプまで運んで、父さんと母さんが治療して。
  しばらく一緒に暮らしてて、それから群れを探して元に戻したの。

 【ホウオウ】
  まさか、羽の形を覚えられているとは思いもしませんでした……

 【ネーア】
  忘れるわけないじゃない。
  それから後の事。
  私が病気で寝込んでいる時に、
  両親と妹を乗せた飛空庭が事故に遭ったの。

 【ガイドマシーン】
  ……!

 【ネーア】
  病気が落ち着いてすぐに事故があった場所……
  モーグに向かったけど、誰も見つけることはできなかった。
  でも、そこでキラを見つけたのよ。
  
  光の塔から落っこちたのか、
  壊れたキラーマシーンが打ち上げられててね。
  なんとなく放っておけなくて、修理をしていたら、
  修理しているうちになんだか懐かれちゃって……
  
  いつの間にか、キラは人間の姿になれるようになっていたの。
  自分の事を覚えてないみたいだから、一緒に暮らすことにしたのよ。
  ……まだモンスターと人間の区別も良く出来てないみたいなんだけどね。

 【ガイドマシーン】
  ああ、それでキラさんは警備ロボにやたら警戒されていタり、
  話しかけたりしていたのですね。

 【ネーア】
  マシンナリーギルドの人には知らせてあるけど、
  良く反応しちゃうみたい。
  代表さんはキラのことを知っているからその辺は心配していないけどね。
  
  で、ホウオウが来たときにも、
  キラのことがあったからすぐにピンと来たわけよ。
  すぐに隠れてこっちをうかがう癖、あの頃からちっとも治ってないし。

 【ホウオウ】
  その……なんだか照れてしまって。
  ご、ごめんなさい。

 【ネーア】
  一人ぼっちになってしまったけど
  キラと暮らすようになれたのも嬉しかったし、
  あなたが戻ってきてくれたのだって嬉しいのよ?
  だって、二人とも私の妹みたいなものなんだから。

 【ホウオウ】
  モンスターである自分がそばにいるより
  人間のキラさんがいた方がいいから、
  遠くから見守っていられればそれでいい。
  ……そう思っていたんですが。

 【ネーア】
  ネーア家家訓、ひとつ!
  自分の気持ちと家族に嘘はつかない!
  あなたが来てくれて、私は嬉しいのよ?
  だから、そんな事気にしちゃダメ。

 【ネーア】
  ……キラが戻ってきたら、改めてあなたの事を紹介しなくちゃね。
  お姉ちゃんが増えたよ、って♪

 【キラ】
  きゃーっ!?

 【ホウオウ】
  はっ!?
  あれはキラの悲鳴!

 【ガイドマシーン】
  我々も行きましょウ!

 【ホウオウ】
  キラ!!
  どこにいるの、キラ……

 【ガイドマシーン】
  あそこです!
  警備ロボがあんなにたくサん!?

 【キラ】
  警備ロボたち、どうしたの……?
  なんだか、こわいよ?

 【警備ロボ】
  危険……危険度きわめて大……

 【警備ロボ】
  ピー……
  制限モード、解除。
  排除を実行する。

 【キラ】
  ひっ……!?
  お、お姉ちゃん、助けてっ!!

キラが危ない!
→飛びこむ

 【ホウオウ】
  キラっ、無事ですか!?

 【キラ】
  ……!
  
  ホウオウ……それに、○○……

 【ホウオウ】
  たとえ私は血がつながっていなくても、
  ネーアさんの家族は、私の家族でもあります……
  傷付けさせはしませんっ!!

 【ガイドマシーン】
  コラ、警備ロボさん達、
  その人たちはモンスターではないし怪しい人でも……

 【ガイドマシーン】
  あっ、故障してる!?

 【マシンナリー代表】
  ストーップ!
  警備ロボ、ストップ!
  キミたち無事か!?

 【キラ】
  あ、マシンナリーギルドの人……

 【マシンナリー代表】
  君は確かネーアさんの所の……
  ああ、そうか、すまない。
  みんな、怪我はなかったかい?
  警備ロボの大半が故障してしまい、
  君のことが識別できなくなっていたみたいなんだ……
  
  メンテナンスは定期的にやっているはずなんだが、
  最近破損と故障が頻発していてね。
  いや、本当に申し訳ない。

 【ホウオウ】
  もしかして、その故障というのは……

 【マシンナリー代表】
  背面になにかぶつかったような形跡があって……
  まあ、それはいい。

 【ホウオウ】
  (びくっ)
  あわわわ……

 【マシンナリー代表】
  こいつらは、一度オーバーホールしないといけないから
  まとめて持って帰らせてもらうよ。
  では、失礼するよ。

 【ガイドマシーン】
  あら?
  あの、私は違うんでスが?

 【ネーア】
  はぁ、はぁ……こっちだったのね。
  ようやく追いついた。

 【キラ】
  お姉ちゃん!

 【ネーア】
  キラ、大丈夫?
  ……って、見ればわかるわね。
  怪我がなくてよかったわ。

 【キラ】
  うん。
  ○○と……、ホウオウが守ってくれたの。

 【ネーア】
  うん、良かった。
  ○○さん、ホウオウ。
  妹を助けてくれてありがとう♪
  改めて、お礼を言わせてもらうわ。
  
  あと、キラにはまだ言ってなかったけど
  ホウオウはこれからうちの家族ね。
  キラよりは少し年上だから、真ん中のお姉ちゃんになるわね♪

 【ホウオウ】
  わ、私がおねえちゃん……

 【ホウオウ】
  キラ、よろしくお願いしますね。

 【キラ】
  うん、よろしくっ!
  凄いよ、お姉ちゃんが増えたよ!
  
  ……でも、お姉ちゃんも、ホウオウお姉ちゃんも色々できるのに
  ウチだけ何もできないのはさみしいな。
  みんなの役に立てるようになりたい……
  どうしたらいいんだろう?

 【ネーア】
  まだ若いんだから、いいとは思うけど……
  何かしたいなら止めないわよ。

 【タイ兄さん】
  話は聞かせてもろたで。

 【ネーア】
  え、どなた?

 【キラ】
  あっ!
  へんたいにーだ!

 【ネーア】
  ヘンタイ!?

 【タイ兄さん】
  ちゃうで。
  何度同じネタ使う気や。

 【タイ兄さん】
  ワイはノーデンスタイニー、タイ兄さんって呼んでや。
  ○○が所属しとるタイニーかんぱにーの代表や。

 【ネーア】
  ○○さんの所の代表さんでしたか……
  なら、まあ。

 【タイ兄さん】
  キラ、お前人の役に立ちたいなんてゆーとったな。
  ええ心がけや。
  けど、世間知らずのお前にはまだまだ遠い道……
  なんで、もしその気があればうちで働きながら
  世間のことを学んでみる気はあらへんか?

 【キラ】
  うーん。
  ○○と同じとこかー。
  面白いかも。
  でも、アクロポリスかぁ……

 【タイ兄さん】
  別に、通いでも構わんで。
  まずはアルバイトから世間を知るのも悪くはないし、
  お前同様にモンスターの姿になるアルマって連中も多いで。

 【キラ】
  割とありかなーって思うんだけど……

 【ネーア】
  ……ネーア家家訓、ひとつ!
  チャレンジし続ける心を忘れないこと!

 【ネーア】
  あなたみたいな人たちが集まっているのなら、
  そこで色々と勉強して立派な人になってきなさい♪

 【キラ】
  お姉ちゃん……
  うん、ウチ、行ってくる!
  お給料持っていくからね!

 【ネーア】
  そんな事心配しなくても大丈夫だから、
  まずは自分のことを心配しなさい♪

 【タイ兄さん】
  そこの背ぇ高いお前も、アルマやな?
  どや、姉妹で天下取ろうと思わんか?

 【ホウオウ】
  ……。
  いえ、とても魅力的な提案ですが、私にはここでやることがまだ……
  それに、まだ羽の調子が悪いので、もうしばらく
  ネーアさんの家でご厄介になろうかと思います。

 【タイ兄さん】
  そか、ま、ええ。
  お前の判断やからな。
  気が変わったら、いつでも来いや。
  歓迎するで。

 【キラ】
  じゃあ、行ってくるね!
  ネーアお姉ちゃん!
  ホウオウお姉ちゃん!

 【タイ兄さん】
  ○○、いくで。

 【ネーア】
  ……いいの?

 【ホウオウ】
  なにが、です?

 【ネーア】
  羽、別に悪くなんかないのに。

 【ホウオウ】
  ……ばれてましたか。

 【ネーア】
  無事に羽が動くようになったのを見届けてから
  群れに戻したんだから、当たり前じゃない。
  で、改めて聞くけど……いいの?

 【ホウオウ】
  ……キラが出て行った今、私まで出て行ってしまったら、
  あなたは……
  それに、私はあなたに恩を返すために……

 【ネーア】
  ストップ!
  嘘とは言わないけど、他にもやりたいことあるでしょ。
  本当は気になるんでしょ、あの冒険者さん。

 【ホウオウ】
  な、なにをっ!

 【ネーア】
  キラみたいに、あの冒険者さんと一緒に世界を飛んでみたいんでしょ。
  それに、恩返しなんかしなくても、
  人の姿になってまで帰って来てくれただけで十分だったのよ。

 【ホウオウ】
  でも私は……

 【ネーア】
  ネーア家家訓!

 【ホウオウ】
  !

 【ネーア】
  ひとつ!自分の気持ちと家族には嘘をつかないこと!
  
  ひとつ!家族の夢はみんなで応援すること!
  
  ひとつ!家族に敬語は禁止!

 【ホウオウ】
  あっ……

 【ネーア】
  ひとつ!チャレンジし続けることを忘れないこと!
  
  ひとつ!挨拶は……

 【ホウオウ】
  ……きちんと、欠かさずに。

 【ホウオウ】
  行ってきます、留守の間私たちの家をよろしく頼むわね。

 【ネーア】
  妹の癖に生意気言うんじゃないの。
  ……いってらっしゃい!

 【ホウオウ】
  うん、また帰ってくるから、必ず。

 【ネーア】
  あなたの翼ならひとっ飛びでしょ。
  キラを、私とあなたの妹を宜しくね。

 【ホウオウ】
  ええ、ね、姉さん。

 【ネーア】
  ふふ、やっと姉さんって呼んでくれた。
  がんばれ!妹!

 【ホウオウ】
  ネーア家家訓。
  ひとつ、感謝の言葉は大切に。

 【ホウオウ】
  ありがとう、姉さん。

 【ネーア】
  キラ、ホウオウ。
  ……ありがとうって言うのは、きっと私の方なんだよ。
  妹が二人も増えて、私は幸せ……

 【ネーア】
  あっ!
  あれだけたくさん作ったお夕飯、誰も食べないで行っちゃった……
  どうしよう……

***タイ兄さんの飛空城 [#a1916247]
 【キラ】
  ホウオウお姉ちゃんも来ればよかったのになぁ……
  ウチよりも冒険者っぽいお仕事向いてるのに。

 【タイ兄さん】
  ま、本人の判断や。
  それに、ワイの予想だと遠からず来るんちゃうかな。
  
  ……お、予想より早かったやんか。

 【ホウオウ】
  先ほどは失礼しました。
  あれから、姉と話をしまして……

 【キラ】
  ホウオウお姉ちゃん、いらっしゃい!
  ネーアお姉ちゃんに後押しされた?

 【ホウオウ】
  キラさ……じゃなかった、
  キラ、なんでそれが……

 【キラ】
  ウチだって、伊達に妹やってないよ?
  お姉ちゃんの言いそうなことなら、なんとなくわかるもん♪
  
  ホウオウお姉ちゃんがいれば、行き帰りの交通費が浮く!
  やった!

 【タイ兄さん】
  ん。なら、お前もうちで働くっちゅーことでええな?

 【ホウオウ】
  ええ、ここでならば○○さんの
  教えを受ける事も出来そうだし……

 【タイ兄さん】
  ○○、責任重大やな。
  ま、うまいことやりぃ。

 【ホウオウ】
  あと、これは今回のもろもろのお礼という事で……
  鳳凰のあたま飾りを受け取ってはいただけませんか。

何色にする?
→鳳凰のあたま飾り(赤)
→鳳凰のあたま飾り(青)
→鳳凰のあたま飾り(黒)


 「鳳凰のあたま飾り(○)」を受け取った

 【ホウオウ】
  妹ともども、これからよろしくお願いいたします……!

 【タイ兄さん】
  なら、そろそろかんぱにーの事に関して説明をしとこうか、
  ガイドマシーン。

 【タイ兄さん】
  ……そういや、おらんな?

 【ガイドマシーン】
  いや、間違えてマシンナリーギルドに
  回収された時にはどうなルかと思いましたが、
  心も体もピカピカにメンテナンスされてきましたヨ。

 【タイ兄さん】
  ……なんか、違和感あるなワレ。
  新品か。

 【ガイドマシーン】
  いや、それにしてもやはりアルマとは素晴らしいものデすね。
  誰かを守り、守られ……
  そう、誰かを守りたいという強い気持ちがあれば
  私もアルマになれるかも……

 【タイ兄さん】
  せやろか。

 【ガイドマシーン】
  ホウオウさんとキラーマシーンさんはお姉さんと互いを守り、
  支えあっているので私が守る対象からは除外。
  ○○さんも充分に強いのでパス。
  
  つまり、この中で一番戦闘が弱そうな代表を守れば私も……

 【タイ兄さん】
  誰が弱いゆーたんや!?

 【タイ兄さん】
  ……ま、説明はおいおいちゅーことで。

 【タイ兄さん】
  ○○、今回はお疲れやで。

 給料?として300Gold受け取った!