*DEM’s INVASION! ストーリー&ログ [#ka9ab127]
#contents

**ウェストフォートのレジスタンス戦士からのメッセージ [#g3a9121e]
 冒険者達よ、君達の力を貸して欲しい!
 私はドミニオン世界からこの世界に来た、レジスタンスの戦士だ。
 すまないが、しばし私の言葉を聞いて欲しい。
 君達はもしかしたら知っているかもしれないが、我々の世界では、もう長い間、DEMという侵略者との戦いが続いている。 
 
 今回、奴らが都市部に大規模な攻勢をかけるという情報を得た。
 ウェストフォートの守りも完璧とはいえない。そして、遠く離れた軍艦島の難民キャンプまでもが攻撃のターゲットになっているという。
 この侵攻が本気なのか、陽動なのか、それとも、背後に何か大きな狙いがあるのか、それはわからない。
 だが、分かるのは、何もしなければゴールデンブリッジはDEMどもに占拠され、
 軍艦島の難民キャンプは危険にさらされてしまうということだ。
 私達も日々鍛錬し、鍛え、戦ってはいるが、やはり数が足りない。正直、今回は守りきれないかもしれない。
 正直、君達を巻き込むのは本意ではないが……頼む、力を貸してくれ!

**プレストーリー [#z4da4903]
 「……解読結果は間違いないのだな?」
 レジスタンスたちの中で、リーダーと呼ばれる男が硬い声を上げる。その言葉の裏には隠しきれない緊張がにじみ出ている。
 その言葉を受けて、数人のレジスタンスメンバーが答えを返す。
 「解読は、何度も確認しました。間違いありません……間違いであって欲しいのですが」
 「諜報員からも、例のDEMを見かけたと言う報告が上がっています」 
 
 レジスタンス本部の奥にある、小さな作戦指令室。
 押し殺したような空気の中、不細工な通信機だけが音を立てている。
 機械種族DEMの通信を傍受するために作られた、通信機の試作品。
 調整を繰り返して、DEMの通信を聞き取れるようになった矢先に、一つの通信が入った。
 解読できた単語の中にあったのは、夜間。攻撃。ウェストフォート。軍艦島の集落……。
 ウェストフォートだけではなく、軍艦島の難民キャンプも襲撃目標になっている事は間違いない。 
 
 「疑う余地はない。守りはかためねばならん。……軍艦島の防衛に人を裂く余裕はあるか?」
 リーダーの言葉に、周囲のレジスタンス戦士達は暗い顔つきになる。
 負傷者も多く、疲労は取れず、今の戦力では、ウェストフォートを守ることすらおぼつかない有様だ。 
 
 「足りなかったら、どこからか借りてくるしかない。……そうだろう、アニキ?」
 そう発言したのは、この部屋の中では最も年若く見えるドミニオン。
 リーダーは、その言葉を聞き、小さくうなずく。
 「そうだな。借りられる力は、どんなものでも借りておきたい時だ。
 ……そうか、お前と同時期にこっちに来た冒険者たちか。確かに腕は立ちそうだが……」
 その言葉に、周囲は色めき立つ。
 「我らレジスタンスだけではなく、余所者の力を借りるだと!」
 「確かに、DEMよりはマシだろうさ。だが、本当に信用していいのか……?」
 小さくはない不満と隠し切れない不信をあらわにし、騒然とするレジスタンスメンバー。 
 
 彼らを目線だけで黙らせると、リーダーは言葉をつなげる。
 「……俺達と同じドミニオンはまだ分かる。他の種族でも、レジスタンスに来てくれた連中もいる。
 オレも過去、信じられん位おせっかい焼きのエミルや、むかつく奴だが信用できるタイタニアにあった事もある。
 そういう奴らなら信用してもいいし、力を貸してくれるかもしれん。
 だが、他の奴ら……他のエミルやタイタニアたちは、そもそも、俺達に力を貸してくれるのか?」
 「わからない……だけど、それでも、頼むしかねぇだろう。オレで済むなら、頭くらい何度でも下げてやるよ」
 短い静寂の後、リーダーが号令を発する。
 「……よし、エミルの世界に戻って、力を貸してくれる奴を探せ。こっちは直前まで防衛体制を整える。
 皆、昔の因縁など、今は忘れてしまえ。DEMと戦う奴は、皆俺達の仲間だ!」 

**イベントログ [#d4048fb5]
&color(#0000b0){※一部ログが欠損しています(難民テント内にはイベントメッセージが流れなかった為)。追加可能な方はお願いします。};
***08/08/23・30 [#kc1b3a7f]
 レジスタンス戦士:冒険者達よ、君たちの力を貸して欲しい!
 レジスタンス戦士:私はドミニオン世界のレジスタンスだ。
 レジスタンス戦士:一部の冒険者は知っているかもしれないが
 レジスタンス戦士:我々の世界ではDEMという侵略者達との
 レジスタンス戦士:戦いが、長く続いている。
 レジスタンス戦士:今回、奴らの作戦情報を手に入れたのだが、
 レジスタンス戦士:どうやら、我らの都市に攻め込むために。
 レジスタンス戦士:ゴールデンブリッジに侵攻して来るようだ。
 レジスタンス戦士:私達も戦ってはいるが、やはり数が足りない。
 レジスタンス戦士:正直、君達を巻き込むのは本意ではないが……
 レジスタンス戦士:このままでは、私達の世界が失われてしまう!
 レジスタンス戦士:頼む、力を貸してくれ!
 ベリアル:冒険者達、聞こえているか?しっかりと聞いて欲しい。
 ベリアル:最近は戦いが激しく、厳しい状況だ。
 ベリアル:手助けをしてもらえるならば、力を貸して欲しい。
 ベリアル:今から、詳細を伝えるぞ。
 ベリアル:まず、今の時点でエミル世界にいる場合は、
 ベリアル:とりあえずはドミニオン世界に来てもらう必要がある。
 ベリアル:アクロポリスや他の都市に、女傭兵がいるはずだ。
 ベリアル:彼女達がドミニオン世界の近くまで送ってくれる。
 ベリアル:彼女達「レジスタンス傭兵」は、例えば
 ベリアル:アクロポリスのダウンタウンのジャンク屋近くなど
 ベリアル:それぞれの街に一人づついるはずだ
 ベリアル:後、ドミニオン世界での戦場に関してなんだが……
 レジスタンス戦士:どうやら、敵は21時頃にやってくるようだ。
 レジスタンス戦士:戦場はゴールデンブリッジ(夜)と
 レジスタンス戦士:軍艦島(夜)になると予想される。
 ベリアル:昼の軍艦島やヘルサバークにあるキャンプなどにいる
 ベリアル:各地の宿屋や野宿屋で休憩すれば、夜になるからな。
 ベリアル:ヘルサバークの野宿屋も無料なんだが……
 ベリアル:あの近辺は、厄介なモンスターがいるから気をつけろ。
 レジスタンス戦士:ウエストフォートに近いゴールデンブリッジは
 レジスタンス戦士:敵の主戦力が集まるだろうと予想される。
 レジスタンス戦士:腕に覚えのある者が挑むことを推奨するぞ。
 レジスタンス戦士:以上だ。頼む、私達の世界に手を貸してくれ!

 レジスタンス戦士:戦場は「ゴールデンブリッジ(夜)」と、
 レジスタンス戦士:戦場は「軍艦島(夜)」になる。
 レジスタンス戦士:ゴールデンブリッジはLv20以上の……
 レジスタンス戦士:腕に覚えのある者が挑んで欲しい。
 レジスタンス戦士:まだ体がこちらの世界に慣れていない者は
 レジスタンス戦士:軍艦島の防衛にまわって欲しい!
 レジスタンス戦士:パーティを組んだり、薬を準備するのもいい。
 レジスタンス戦士:だが、決して無茶はしないでくれよ。
 レジスタンス戦士:倒れてしまっては元も子もないぞ!
 レジスタンス戦士:……そろそろ、敵の気配が強くなってきたな
 レジスタンス戦士:戦いは近い。今のうちに準備しておいてくれ。
 レジスタンス戦士:まもなく戦いが始まるぞ!

 レジスタンスリーダー:きたぞ!奴らだ!
 レジスタンスリーダー:……気をつけろ、敵に勢いつかせるな!
 レジスタンスリーダー:落ち着いて、まずは周囲を見ろ!
 レジスタンスリーダー:体力に自信のあるやつは前に出ろ!
 レジスタンスリーダー:魔法を使うやつは敵に近づくな!
 レジスタンスリーダー:混戦になっちまうから、周囲に気を遣え!
 レジスタンスリーダー:我々は個人個人では弱いかもしれない
 レジスタンスリーダー:だが、お互いを補い合うことで
 レジスタンスリーダー:その力は二倍にも三倍にもなるぞ!
 レジスタンスリーダー:現在、少数だが、都市周辺部に
 レジスタンスリーダー:DEMの偵察部隊が出現しているようだ。
 レジスタンスリーダー:だが、そっちはレジスタンスメンバーが
 レジスタンスリーダー:迎撃を行っているから安心してくれ。
 レジスタンスリーダー:そのため、他に回す余裕がないがな。
 レジスタンスリーダー:冒険者達はゴールデンブリッジか、
 レジスタンスリーダー:軍艦島の防衛に全力をつくしてくれ。
 レジスタンスリーダー:お前達の力、あてにさせてもらうぞ!

 レジスタンスリーダー:……これは……DEMの通信か!
 ????:サエコ゛クンコウタ゛ケソラ。タアキ゛ウヒコウフ゛
 レジスタンスリーダー:DEMもお互いに連絡手段を持っている。
 レジスタンスリーダー:それは、大よそ予想できていた。
 レジスタンスリーダー:ちょうどいい、今から解読を始めるぞ。
 レジスタンスリーダー:何とかなりそうだ、待っていてくれ。
 ????:チハソキウラルマキケスチ、サエソウソウヘ゛テン
 ????:スラエセレ。サエコ゛クンコウタ゛ケソラ。
 レジスタンスリーダー:……奴等、こちらに聞こえていることに
 レジスタンスリーダー:まだ気がついていない可能性が高いな。
 レジスタンスリーダー:奴等の動きを先に知ることができれば
 レジスタンスリーダー:戦いは有利に進められるかもしれん。
 レジスタンスリーダー:こちらは解読を進める。

 レジスタンスリーダー:おおまかだが、通信内容が解読できたぞ!
 レジスタンスリーダー:最初の通信は、ゴールデンブリッジ近辺の
 レジスタンスリーダー:DEMの部隊へ向けた通信だったようだ。
//おそらく一部欠損。補完求む。31日もここ以降より確認
 レジスタンスリーダー:仲間があれだけ倒れたのに、軽微だと?
 レジスタンスリーダー:こいつ等、一体どれだけいるって言うんだ。
 レジスタンスリーダー:そして、あいつらには感情がないのか!?
 レジスタンスリーダー:まだかっ!解読結果を!
 レジスタンス学者:リーダー!解読結果が出ました!
 レジスタンスリーダー:なに……他の世界の生物を使う!?
 レジスタンスリーダー:一体何をしてくるつもりだ!?
 レジスタンス学者:何だ、見た事もない……あれか!
 レジスタンスリーダー:ちっ……異世界のモンスターか……
 レジスタンスリーダー:ちと厄介なことになるかもしれんな。
 レジスタンスリーダー:……ふむ、なるほど……
 レジスタンスリーダー:どうやら、あれはエミル世界にいる
 レジスタンスリーダー:モンスターらしい、ということだな。
 レジスタンスリーダー:ならば、エミル世界から来たお前達は
 レジスタンスリーダー:俺達よりはるかに詳しいことだろうが……
 レジスタンスリーダー:だからといって油断はするなよ!

 レジスタンスリーダー:軍艦島に向かったモンスター達も
 レジスタンスリーダー:多少落ち着いてきたようだ。
 レジスタンスリーダー:だが、敵の増援は次々やって来る。
 レジスタンスリーダー:正直、どこまで出てくるか見当が付かん。
 レジスタンスリーダー:余裕があればだが、疲れきってしまう前に
 レジスタンスリーダー:食事なり、ポーションなりを使って、
 レジスタンスリーダー:可能な限り回復しておくといい。

 レジスタンスリーダー:レジスタンス部隊応答しろ、状況は?
 レジスタンス:(ザー)こちら、現在交戦中!敵は少数です!
 レジスタンス:(ザー)厄介な奴はいないし、問題ありません。
 レジスタンスリーダー:ゴールデンブリッジの戦況が厳しいため、
 レジスタンスリーダー:それ以上増援を送ることが出来ない。
 レジスタンスリーダー:その戦力で持ちこたえられるか?
 レジスタンス:(ザー)現在は問題なし。やれます!
 レジスタンスリーダー:すまないな……無茶をするなよ。
 レジスタンスリーダー:冒険者達、その場で戦闘を継続してくれ!
 レジスタンスリーダー:他の場所は、俺達に任せろ!

 レジスタンス:(ザー)こちら偵察小隊!リーダー、応答を!
 レジスタンスリーダー:どうした!何かあったか!?
 レジスタンス:(ザー)新規の敵部隊発見!
 レジスタンス:(ザー)ゴールデンブリッジに向かっています!
 レジスタンス:(ザー)おそらく、1分後に到着予定!
 レジスタンス:(ザー)侵入路を探しているものと思われます。
 レジスタンスリーダー:くそ、やはりそうきたか……
 レジスタンスリーダー:まずは極力、お前達で対処しろ。
 レジスタンスリーダー:冒険者達はその場で戦闘をしてくれ。
 ????:ケ゛アキアス゛ミヘ゛チウヌスロウ
 レジスタンスリーダー:!敵軍の通信を確認!
 ????:ウソキウハカカキ゛チソウヘ゛テンヒニト
 レジスタンスリーダー:今度は一体何をしてくる気だ……?
 ????:キアスラエヒナ゛エ、スヨテルラケス゛ラエスラエ
 レジスタンスリーダー:……一方的に何かを伝えているようだな
 レジスタンスリーダー:敵の増援か、きりがないな……
 レジスタンスリーダー:あいつらは、一体何を考えている……
 レジスタンスリーダー:あのDEM達は、西アクロニア平原の
 レジスタンスリーダー:DEM達に比べれば力が弱いが……
 レジスタンスリーダー:何故、そんな連中を前線に出すんだ。
 レジスタンスリーダー:まったく……理解できないな……
 レジスタンスリーダー:あいつらは命を失うのが怖くないのか……
 レジスタンス学者:リーダー、大変ですっ!
 レジスタンスリーダー:解読終わったかっ!
 レジスタンス学者:はい、実は……!
 レジスタンスリーダー:……軍艦島方面の戦士達!注意しろ!
 レジスタンスリーダー:異世界の大型生物が解き放たれた!
 レジスタンスリーダー:どうやら、なんらかの手段で、
 レジスタンスリーダー:その生物を操っている可能性が高い。
 レジスタンスリーダー:元々凶暴なモンスターの可能性も高い
 レジスタンスリーダー:くれぐれも注意して戦ってくれ!

 ????:……ツユアぺDEMン、スヨテコ゛クシソレ。
 レジスタンスリーダー:む。敵側の空気が変わった……!?
 レジスタンスリーダー:ゴールデンブリッジ側、注意しろ!
 レジスタンスリーダー:何か、強烈に嫌な予感がする!
 レジスタンス:あぁっ!あ、アイツは……!うわぁっ!
 レジスタンス:来た!ヤツが来た!くそっ!
 レジスタンスリーダー:落ち着け!報告しろ!何があった!
 レジスタンス:アイツです!かつて多くの仲間の命を奪った……
 レジスタンス:“チャンプDEM”が戦場に出現しました!!
 レジスタンスリーダー:チャンプDEMか……!
 レジスタンスリーダー:気をつけろ!チャンプDEMは強い!
 レジスタンスリーダー:通常の攻撃は、わずかしか通らないぞ。
 レジスタンスリーダー:一対一では、まずかなわないと思え!
 レジスタンスリーダー:チャンプDEMとまともに戦えるのは……
 レジスタンスリーダー:やはり、チャンプだけなんだ。
 レジスタンスリーダー:相手は少数、いつかは倒れるはずだが、
 レジスタンスリーダー:くそっ、厄介な相手だ……

 レジスタンスリーダー:皆、生きているか!?
 レジスタンスリーダー:負傷者は速やかに下がり、傷を治してくれ
 レジスタンスリーダー:回復が出来るものは、負傷者の治療を!
 レジスタンスリーダー:くそっ、また沸いてきやがった!
 レジスタンスリーダー:きりがないな、このままでは……
 レジスタンスリーダー:できるだけ消耗を避けるんだ!
 レジスタンスリーダー:皆、持ちこたえろ!

 ????:タアキ゛ウヒヤアチ゛ウニス。トクソアルラケハ
 レジスタンスリーダー:く、またやつらの通信か……
 ????:トクタアスラエランヤケトクナソラ。
 レジスタンスリーダー:DEMどもめ、一体何を考えている……
 ????:セホ゛トヒ“ミメ”ハチモヌ。カーヒ゛ー。
 レジスタンスリーダー:くそっ、解読の時間が惜しい。
 レジスタンスリーダー:解読を急がせろ!

 ????:イケワヌイソウヘ゛ヌトキテナ゛エツヨエハ
 ????:セホ゛トハツユハペDEMヌテエチテ。
 レジスタンスリーダー:くそ、こっちに聞かれていても無視か。
 レジスタンスリーダー:それとも、気にしてすらいないのか……
 ????:サ゛ーレト゛アヘ゛ルテス゛ヌメキオ。
 レジスタンスリーダー:解読急げっ!これはあてずっぽだが……
 レジスタンスリーダー:別のチャンプDEMを呼び寄せたかもな。
 レジスタンスリーダー:悪い予感ってのは、よく当たるもんさ。

 レジスタンスリーダー:気をつけろ、巨大な力を感じる!
 レジスタンスリーダー:これは……ビンゴだ。“チャンプ”だっ!
 レジスタンス:一体ではない……複数だとっ!?
 レジスタンス:チャンプにはチャンプをあてるべき……だが、
 レジスタンス:果たして、チャンプはこの場に……?
 レジスタンスリーダー:弱気になるなっ!足を止めるなっ!
 レジスタンスリーダー:悩んでいる暇があれば、共に戦え!
 レジスタンスリーダー:軍艦島方面、そちらは無事か?
 レジスタンスリーダー:こちらから増援を送ることが出来ないが
 レジスタンスリーダー:すまないが、耐え切ってくれ!
 レジスタンスリーダー:必要であれば、冒険者達の中で
 レジスタンスリーダー:軍艦島に向かうものがいてもいいだろう
 レジスタンスリーダー:こちらにチャンプが来た以上……
 レジスタンスリーダー:あちらに出ない理由もない……!

 レジスタンスリーダー:チャンプDEM……やはり、恐ろしいな。
 レジスタンスリーダー:確かに、倒せないわけではないが……
 レジスタンスリーダー:チャンプ一人の為に、どれだけ損害が……
 レジスタンスリーダー:このままでは俺達が消耗しきっちまう
 レジスタンスリーダー:何か手はないのか……何か……
 レジスタンスリーダー:……まさか、DEM達は消耗戦を……
 レジスタンスリーダー:俺達に消耗戦を仕掛けてきてるのか?
 レジスタンスリーダー:チャンプを犠牲にしてまで?馬鹿な。
 レジスタンスリーダー:そんなことが、できるはずが……
 レジスタンスリーダー:各所、無事か?報告しろ!
 レジスタンス:(ザー)羅城門裏、敵の撤退を確認。損害軽微。
 レジスタンス:(ザー)ウェストフォート外周部、全員無事です!
 レジスタンス:(ザー)ヘルサバーク、異常なし!
 レジスタンスリーダー:どうやら持ちこたえたようだな
 レジスタンスリーダー:生き延びろ!明日の為に!
 レジスタンスリーダー:勝手に倒れたら承知しないぞ!
 ????:サロヌト、サアキウハシケソアサエナ゛エン
 ????:スヨエルラエセレ。タアキ゛ウンキケヌア。
 ????:タアキウセエ、カラタヌソアヨヌテナ。
 ????:トクタアスラエルテ、セウトウヒツピーソアナ。
 ????:ラケス゛テヤ、シケソアンコウタ゛ケセレ。
 レジスタンスリーダー:……ちっ、DEMめ……。
 レジスタンスリーダー:あいつら、仲間が倒れても知らん顔か……

 レジスタンスリーダー:……皆、聞いてくれ。
 レジスタンスリーダー:今日という日を生きて乗り越えたことに
 レジスタンスリーダー:皆で感謝しよう。倒れた仲間の為にも。
 レジスタンスリーダー:冒険者達、異世界の者達。
 レジスタンスリーダー:お前達の力には助けられた。礼を言う。
 レジスタンスリーダー:本当に、ありがとう。
 レジスタンスリーダー:……だが、悪い知らせもある。
 レジスタンスリーダー:先ほどのDEMの通信が解読できた。
 レジスタンスリーダー:あいつらは、二千体以上の被害を出して、
 レジスタンスリーダー:まだ明日も攻め込んでくるつもりのようだ
 レジスタンスリーダー:くそっ!あいつらは無尽蔵に増えるのか!
 レジスタンスリーダー:……すまん、冷静さを失ってもいかんな。
 レジスタンスリーダー:負傷者は治療を。元気な者は補助を。
 レジスタンスリーダー:明日に備えて、体を休めなければ……
 レジスタンスリーダー:可能であれば、また力を貸して欲しい!
 レジスタンスリーダー:今日は助けられた、感謝する。
 レジスタンスリーダー:以上だ。ゆっくり休んでくれ。

***08/08/24・31 [#s5d74765]
 レジスタンス戦士:冒険者達よ、君たちの力を貸して欲しい!
 レジスタンス戦士:私はドミニオン世界のレジスタンスだ。
 レジスタンス戦士:一部の冒険者は知っているかもしれないが
 レジスタンス戦士:我々の世界ではDEMという侵略者達との
 レジスタンス戦士:戦いが、長く続いている。
 レジスタンス戦士:今回、奴らの作戦情報を手に入れたのだが、
 レジスタンス戦士:どうやら、我らの都市に攻め込むために。
 レジスタンス戦士:ゴールデンブリッジに侵攻して来るようだ。
 レジスタンス戦士:私達も戦ってはいるが、やはり数が足りない。
 レジスタンス戦士:正直、君達を巻き込むのは本意ではないが……
 レジスタンス戦士:このままでは、私達の世界が失われてしまう!
 レジスタンス戦士:頼む、力を貸してくれ!
 ベリアル:冒険者達、聞こえているか?しっかりと聞いて欲しい。
 ベリアル:最近は戦いが激しく、厳しい状況だ。
 ベリアル:手助けをしてもらえるならば、力を貸して欲しい。
 ベリアル:今から、詳細を伝えるぞ。
 ベリアル:まず、今の時点でエミル世界にいる場合は、
 ベリアル:とりあえずはドミニオン世界に来てもらう必要がある。
 ベリアル:アクロポリスや他の都市に、女傭兵がいるはずだ。
 ベリアル:彼女達がドミニオン世界の近くまで送ってくれる。
 ベリアル:彼女達「レジスタンス傭兵」は、例えば
 ベリアル:アクロポリスのダウンタウンのジャンク屋近くなど
 ベリアル:それぞれの街に一人づついるはずだ
 ベリアル:後、ドミニオン世界での戦場に関してなんだが……
 レジスタンス戦士:どうやら、敵は21時頃にやってくるようだ。
 レジスタンス戦士:戦場はゴールデンブリッジ(夜)と
 レジスタンス戦士:軍艦島(夜)になると予想される。
 ベリアル:昼の軍艦島やヘルサバークにあるキャンプなどにいる
 ベリアル:各地の宿屋や野宿屋で休憩すれば、夜になるからな。
 ベリアル:ヘルサバークの野宿屋も無料なんだが……
 ベリアル:あの近辺は、厄介なモンスターがいるから気をつけろ。
 レジスタンス戦士:ウエストフォートに近いゴールデンブリッジは
 レジスタンス戦士:敵の主戦力が集まるだろうと予想される。
 レジスタンス戦士:腕に覚えのある者が挑むことを推奨するぞ。
 レジスタンス戦士:以上だ。頼む、私達の世界に手を貸してくれ!

 レジスタンス戦士:戦場は「ゴールデンブリッジ(夜)」と、
 レジスタンス戦士:戦場は「軍艦島(夜)」になる。
 レジスタンス戦士:ゴールデンブリッジはLv20以上の……
 レジスタンス戦士:腕に覚えのある者が挑んで欲しい。
 レジスタンス戦士:まだ体がこちらの世界に慣れていない者は
 レジスタンス戦士:軍艦島の防衛にまわって欲しい!
 レジスタンス戦士:パーティを組んだり、回復アイテムを準備するのもいい。
 レジスタンス戦士:だが、決して無茶はしないでくれよ、
 レジスタンス戦士:倒れてしまっては元も子もないぞ!
 レジスタンス戦士:……そろそろ、敵の気配が強くなってきたな
 レジスタンス戦士:戦いは近い。今のうちに準備しておいてくれ。
 レジスタンス戦士:まもなく戦いが始まるぞ!

 レジスタンスリーダー:来たぞ、迎え撃て!
 レジスタンスリーダー:長期戦になるぞ、焦るなよ。
 レジスタンスリーダー:先ずは、落ち着いて周囲を確認しろ!
 レジスタンスリーダー:DEMは動きが早い。気をつけろ!
 レジスタンスリーダー:体力に自信のあるやつは前に出ろ!
 レジスタンスリーダー:魔法を使うやつは敵に近づくな!
 レジスタンスリーダー:あいつらは一人一人が強いが、個人だ。
 レジスタンスリーダー:俺達は、一人では弱くても協力ができる。
 レジスタンスリーダー:力を合わせる事ができれば、勝てるぞ!
 レジスタンスリーダー:昨日に引き続き、ウェストフォート周辺に
 レジスタンスリーダー:DEMの偵察部隊が出現してくるだろう。
 レジスタンスリーダー:レジスタンスメンバーの多くは、
 レジスタンスリーダー:ゴールデンブリッジ以外の都市外周部で
 レジスタンスリーダー:そいつらを迎え撃たねばいかん。
 レジスタンスリーダー:正面を任せてしまって申し訳ないが
 レジスタンスリーダー:お前達の力、あてにさせてもらうぞ!
 ????:サ゛ーレト゛アヘ゛ルテス゛マエモアケ゛ア
 レジスタンスリーダー:……DEMの通信だな。
 ????:サエコ゛クンコウタ゛ケソラ。タアキ゛ウヒコウフ゛
 レジスタンスリーダー:このDEM達の通信手段は、どうやら……
 レジスタンスリーダー:上から指示を出すのみで、一方通行だ。
 レジスタンスリーダー:それ故、こいつらは柔軟な行動が出来ない
 レジスタンスリーダー:……そこに、俺達の付け入る隙がある。
 レジスタンスリーダー:通信内容が解読できたぞ!
 レジスタンスリーダー:これは、ゴールデンブリッジ近辺にいる
 レジスタンスリーダー:DEM部隊への通信だった。
 レジスタンスリーダー:攻撃を継続せよ、損害は軽微。同じだな。
 レジスタンスリーダー:これでほぼ確定だな……
 レジスタンスリーダー:俺達を消耗させるためだけに、
 レジスタンスリーダー:仲間を何人失っても、気にもとめない。
 レジスタンスリーダー:これがDEMのやりかたか……

 ????:チハソキウラルワキケスチ、サエソウソウヘ゛テン
 ????:スラエセレ。サエコ゛クンコウタ゛ケソラ。
 レジスタンスリーダー:……奴等、昨日と同じ通信か……?
 レジスタンスリーダー:俺達に知られても気にしないし、
 レジスタンスリーダー:知られたからってかまわないってことか。
 レジスタンスリーダー:ならば、せいぜい利用させてもらおう。
 レジスタンスリーダー:解読を進める。わかり次第報告するぞ。

 レジスタンスリーダー:まだかっ! 解読結果を!
 レジスタンス:解読結果が出ました!昨日と同様です!
 レジスタンスリーダー:他の世界の生物か……
 レジスタンスリーダー:わかっていても厄介だな。
 レジスタンス:昨日の経験があります、対応は可能です!
 レジスタンスリーダー:だからといって油断はするなよ!
 レジスタンスリーダー:俺達は消耗を避けなければいけないんだ。
 レジスタンスリーダー:あいつらはどれほど被害が出ても、
 レジスタンスリーダー:俺達に被害が出ればいいだけで、
 レジスタンスリーダー:いくら倒されても痛くも痒くもないんだ。
 レジスタンスリーダー:だが、俺達はそうじゃない。
 レジスタンスリーダー:仲間が倒れれば辛いし、戦力も落ちる。
 レジスタンスリーダー:だから、絶対に生き残れ!

 レジスタンスリーダー:軍艦島方面、そっちはどうだ。
 レジスタンスリーダー:こちらからは、そちらの状況が掴みにくい
 レジスタンスリーダー:急いで応援に行くのも難しい。
 レジスタンスリーダー:正直、どこまで援助できるかわからない。
 レジスタンスリーダー:余裕があればだが、疲れきってしまう前に
 レジスタンスリーダー:食事なり、薬なりで回復しておくといい。
 レジスタンスリーダー:敵の主力はウェストフォートを狙って
 レジスタンスリーダー:ゴールデンブリッジに集まると予想できる
 レジスタンスリーダー:だから、厄介な連中は軍艦島には
 レジスタンスリーダー:多くはないと思うが……油断はするなよ。

 レジスタンスリーダー:……警戒部隊、応答しろ!状況は?
 レジスタンス:(ザー)こちら、敵は少数!今日は余裕ですよ!
 レジスタンスリーダー:……油断はするなよ、そこも戦場だ!
 レジスタンスリーダー:増援を送ることが出来ないんだ。
 レジスタンスリーダー:何があっても持ちこたえろ。
 レジスタンス:(ザー)現在は問題なし。やれます!
 レジスタンスリーダー:……倒れるなよ。グンバールが泣くぞ。
 レジスタンス:(ザー)あの地獄のしごきに比べれば!
 レジスタンス:(ザー)こんな連中、生ぬるいですよ!

 レジスタンス:(ザー)こちら警戒部隊! 至急!至急!
 レジスタンスリーダー:どうした! 何があった!?
 レジスタンス:(ザー)敵部隊と近距離接近遭遇!
 レジスタンス:(ザー)少数ですが、DEMが!
 レジスタンス:(ザー)我々だけでは支えきれません!
 レジスタンスリーダー:くそ、やはりそうきたか……
 レジスタンスリーダー:救援は……動かせる戦士がいない
 レジスタンスリーダー:くそっ、この体が二つあれば……
 レジスタンスリーダー:最悪、おとりになって逃げろ。
 レジスタンスリーダー:都市への侵入経路を探らせるな!
 レジスタンスリーダー:くそ……すまない……
 レジスタンス:(ザー)……了解。我らに、勝利を!
 ????:ケ゛アキアス゛ミマエモアケ゛アヌスロウ
 ????:ウソキウハカカキ゛チソウヘ゛テンヒニト
 ????:キアスラエヒナ゛エ、スヨテルラケス゛ラエスラエ
 レジスタンスリーダー:くそぅ!解読を急げ!少しでも早く!

 レジスタンス:(ザー)……く、ここまでか……。
 レジスタンス:(ザー)リーダー、敵をおびき寄せる事は成功!
 レジスタンス:(ザー)後のことは、お任せします!
 レジスタンスリーダー:待て!何をする気だ!
 レジスタンス:(ザー)友の仇です。せめて一太刀……
 レジスタンスリーダー:やめろ、お前達では……!
 少年の声:(ザー)……よし、間に合った!
 レジスタンスリーダー:……!……待たせやがって……!
 レジスタンスリーダー:遅いぞ、ベリアル!
 ベリアル:アニキ、悪いな。色々と準備に手間取った。
 ベリアル:こっちは任せろ、勝てるかどうかはわからないが……
 ベリアル:誰一人として、やらせはしない!
 レジスタンスリーダー:くそ、ガキの癖に一丁前の口を。

 ????:……ツユアぺDEMン、スヨテコ゛クシソレ。
 レジスタンスリーダー:む。敵側の空気が変わった……!?
 レジスタンスリーダー:冒険者達、レジスタンス、注意しろ!
 レジスタンスリーダー:おそらく、またあいつらが来るぞ!
 レジスタンス:来たっ!アイツだ……!注意しろ!
 レジスタンスリーダー:落ち着け!報告しろ!アイツか?
 レジスタンス:アイツです! 多くの仲間の命を奪った……
 レジスタンス:“チャンプDEM”が戦場に出現しました!!
 レジスタンスリーダー:チャンプDEMか……!
 レジスタンスリーダー:気をつけろ!チャンプDEMは手強いぞ!
 レジスタンスリーダー:通常の攻撃は、わずかしか通らない。
 レジスタンスリーダー:味方側にチャンプがいるならば……
 レジスタンスリーダー:幸い、相手の数は少数だ。
 レジスタンスリーダー:入れ替わり戦って、消耗させてもいい!!

 レジスタンスリーダー:皆、無事か!?
 レジスタンスリーダー:負傷者は速やかに下がり、傷を治してくれ
 レジスタンスリーダー:回復が出来るものは、負傷者の治療を!
 レジスタンスリーダー:くそっ、まだまだ来るようだな!
 レジスタンスリーダー:奴らは俺達の消耗を狙っている。
 レジスタンスリーダー:だから、できるだけ消耗を避けるんだ!
 レジスタンスリーダー:レジスタンスの意地を見せてやれ!
 レジスタンスリーダー:冒険者の実力を見せてくれ!

 ????:タアキ゛ウヒヤアチ゛ウニス。トクソアルラケハ
 ????:タアヤエンヤケトクナソラ。
 ????:セホ゛トヒ“ミメ”ハチモヌ。カーヒ゛ー。
 レジスタンスリーダー:DEMどもめ、一体何を考えている……
 レジスタンスリーダー:くそっ、解読の時間が惜しい。
 レジスタンスリーダー:解読急げ!

 レジスタンスリーダー:解読結果が出た。
 レジスタンスリーダー:ろくでもない話だが、予想が当たった。
 レジスタンスリーダー:奴らは、俺達を消耗させるために
 レジスタンスリーダー:この程度の損害は予定通りのようだ。
 レジスタンスリーダー:む……全ては“マム”のために……?
 レジスタンスリーダー:それにしても……マム、とは一体……
 ????:イケワヌイソウヘ゛ヌトキテナ゛エツヨエハ
 ????:セホ゛トハツユアぺDEMヌテエチテ。
 ????:サ゛ーレト゛アヘ゛ルテス゛ヌメキオ。
 レジスタンスリーダー:くそ、考える暇もないな……!

 レジスタンスリーダー:気をつけろ、さっきの通信はおそらく……
 レジスタンスリーダー:チャンプDEMを呼び寄せるものだ。
 レジスタンス:来ます!戦場への出現は一分以内!
 レジスタンス:どこに現れるかわかりません、注意して下さい!
 レジスタンスリーダー:強力であっても、倒せない相手ではない!
 レジスタンスリーダー:気を抜かず、戦闘を継続せよ!
 レジスタンスリーダー:軍艦島方面、そちらはどうだ?
 レジスタンスリーダー:こちらから増援を送ることは出来ない、
 レジスタンスリーダー:すまないが、持ちこたえてくれ!
 レジスタンスリーダー:冒険者達は、自分達で連携を取って
 レジスタンスリーダー:応援に行くものがいてもいいだろう。
 レジスタンスリーダー:ゴールデンブリッジにチャンプが来た以上
 レジスタンスリーダー:軍艦島にも行く可能性が高いからな。

 レジスタンスリーダー:現状を報告せよ、正門前!
 レジスタンスリーダー:くそっ……被害が少なくないな……
 レジスタンスリーダー:チャンプDEM、恐ろしい相手だ……
 レジスタンスリーダー:こんな戦士を、奴らは使い捨てるのか……
 レジスタンスリーダー:信じられん、信じられんが……
 レジスタンスリーダー:目の前にあるのが現実……か。

 レジスタンスリーダー:各所、無事か?報告しろ!
 レジスタンス:(ザー)羅城門裏、敵の撤退を確認。損害軽微。
 レジスタンス:(ザー)ウェストフォート周辺、生きています!
 ベリアル:(ザー)くそっ、倒せなかった。
 ベリアル:(ザー)まぁ、こっちは無事だ。それだけで充分か。
 レジスタンス:(ザー)ヘルサバーク、状況よし!
 レジスタンスリーダー:どうやら持ちこたえているようだな
 ベリアル:(ザー)あいつらは、冒険者達は無事か?
 レジスタンスリーダー:あぁ、どうやら無事らしい。
 レジスタンスリーダー:心強い奴らを連れてきてくれたもんだ。
 ベリアル:(ザー)……あいつらが、勝手についてきただけだ。
 ベリアル:(ザー)俺がつれてきたって言うわけじゃない。
 ベリアル:(ザー)……だから、俺に礼を言うのは筋違いだ。
 ????:サロヌト、サアキウハシケソアサエナ゛エン
 ????:スヨエルラエセレ。タアキ゛ウンキケヌア。
 ????:タアキウセエ、カラタヌソアヨヌテナ。
 ????:トクタアスラエルテ、セウトウワケピーソアナ。
 ????:リウスヨエヤ、シケソアンコウダケセレ。
 レジスタンスリーダー:……ちっ、DEMめ……。
 レジスタンスリーダー:あいつら、仲間が倒れても知らん顔か……
 レジスタンスリーダー:この調子だと、平原での戦いは不利か……
 レジスタンスリーダー:最悪、ウェストフォートを戦場に……
 レジスタンスリーダー:考えたくはないが、いずれは侵入される。
 レジスタンスリーダー:ならば、こちらから受け入れて叩くか……
 レジスタンスリーダー:皆、無事か。まだ戦いが続いているか。
 レジスタンスリーダー:敵の出現は止まったようだ。
 レジスタンスリーダー:敵は撤退する事も、助けが来る事もない。
 レジスタンスリーダー:このDEM達ですら捨て駒なのか……
 レジスタンスリーダー:皆聞いてくれ。今日の戦いは終わった。
 レジスタンスリーダー:今日も、再度二千体以上の敵を退けた。
 レジスタンスリーダー:正直に言えば、もうダメかとも思った。
 レジスタンスリーダー:だが、冒険者達の働きが大きく影響した。
 レジスタンスリーダー:正直、お前たちがいなければ負けていただろう。
 レジスタンスリーダー:……今日得たのは、間違いなく勝利だ。
 レジスタンスリーダー:だが、これも一時の勝利でしかない。
 レジスタンスリーダー:しばらくはおとなしくしているだろうが
 レジスタンスリーダー:DEM達はまた侵攻を繰り返すだろう。
 レジスタンスリーダー:だから、次はもっと強くならなければな。
 レジスタンスリーダー:……負傷者に治療を。犠牲者に祈りを。
 レジスタンスリーダー:そして、皆には栄光と一時の休息を。
 レジスタンスリーダー:体を休め、次の戦いに備えてほしい。
 レジスタンスリーダー:今日は助けられた、本当に、感謝する。
 レジスタンスリーダー:ありがとう……勇敢なる戦士達よ。

***DEM語翻訳 [#kd6c0b5e]
 ????:サエコ゛クンコウタ゛ケソラ。タアキ゛ウヒコウフ゛
  攻撃を継続せよ。損害は軽微
 ????:チハソキウラルマキケスチ、サエソウソウヘ゛テン
  他の世界より捕獲した、攻性生物を
 ????:スラエセレ。サエコ゛クンコウタ゛ケソラ。
  使用する。攻撃を継続せよ。

 ????:ケ゛アキアス゛ミヘ゛チウヌスロウ
  軍艦島部隊に指令
 ????:ウソキウハカカキ゛チソウヘ゛テンヒニト
  異世界の大型生物を放つ
 ????:キアスラエヒナ゛エ、スヨテルラケス゛ラエスラエ
  監視用波動、出力上昇

 ????:……ツユアぺDEMン、スヨテコ゛クシソレ。
  ……チャンプDEMを、出撃させる。

 ????:タアキ゛ウヒヤアチ゛ウニス。トクソアルラケハ
  損害は問題無し。敵戦力の
 ????:トクタアスラエランヤケトクナソラ。
  敵損傷よを目的とせよ
 ????:セホ゛トヒ“ミメ”ハチモヌ。カーヒ゛ー。
  全ては“マム”のために。オーバー。

 ????:イケワヌイソウヘ゛ヌトキテナ゛エツヨエハ
  アクロニア西部にて活動中の
 ????:セホ゛トハツユアぺDEMヌテエチテ。
  全てのチャンプDEMに通達。
 ????:サ゛ーレト゛アヘ゛ルテス゛ヌメキオ。
  ゴールデンブリッジに向かえ。

 ????:サロヌト、サアキウハシケソアサエナ゛エン
  これにて、今回の作戦行動を
 ????:スヨエルラエセレ。タアキ゛ウンキケヌア。
  終了する。損害を確認。
 ????:タアキウセエ、カラタヌソアヨヌテナ。
  損壊数、およそ二千ユニット。
 ????:トクタアスラエルテ、セウトウヒツピーソアナ。
  敵損傷率、推定8パーセント。
 ????:ラケス゛テヤ、シケソアンコウタ゛ケセレ。
  翌日も、作戦を継続する。

 ????:サ゛ーレト゛アヘ゛ルテス゛マエモアケ゛ア
  ゴールデンブリッジ方面軍
 ????:サエコ゛クンコウタ゛ケソラ。タアキ゛ウヒコウフ゛
  攻撃を継続せよ。損害は軽微

 ????:チハソキウラルワキケスチ、サエソウソウヘ゛テン
  他の世界より鹵獲した、攻性生物を
 ????:スラエセレ。サエコ゛クンコウタ゛ケソラ。
  使用する。攻撃を継続せよ。

 ????:ケ゛アキアス゛ミマエモアケ゛アヌスロウ
  軍艦島方面軍に指令
 ????:ウソキウハカカキ゛チソウヘ゛テンヒニト
  異世界の大型生物を放つ
 ????:キアスラエヒナ゛エ、スヨテルラケス゛ラエスラエ
  監視用波動、出力上昇

 ????:タアキ゛ウヒヤアチ゛ウニス。トクソアルラケハ
  損害は問題無し。敵戦力の
 ????:タアヤエンヤケトクナソラ。
  損耗を目的とせよ。
 ????:セホ゛トヒ“ミメ”ハチモヌ。カーヒ゛ー。
  全ては“マム”のために。オーバー。

 ????:イケワヌイソウヘ゛ヌトキテナ゛エツヨエハ
  アクロニア西部にて活動中の
 ????:セホ゛トハツユアぺDEMヌテエチテ。
  全てのチャンプDEMに通達。
 ????:サ゛ーレト゛アヘ゛ルテス゛ヌメキオ。
  ゴールデンブリッジに向かえ。

 ????:サロヌト、サアキウハシケソアサエナ゛エン
  これにて、今回の作戦行動を
 ????:スヨエルラエセレ。タアキ゛ウンキケヌア。
  終了する。損害を確認。
 ????:タアキウセエ、カラタヌソアヨヌテナ。
  損壊数、およそ二千ユニット。
 ????:トクタアスラエルテ、セウトウワケピーソアナ。
  敵損傷率推定6パーセント。
 ????:リウスヨエヤ、シケソアンコウダケセレ。
  来週も、作戦を継続する。

**後日談 [#c832c274]
 繰り返す戦いに、誰もが疲弊していた。尽きることのない敵に、誰もが焦っていた。
 軍艦島に、ゴールデンブリッジに現れたDEMと、彼らにコントロールされたモンスターの群れ。
 その圧倒的な数に、冒険者達やレジスタンスの戦士達は文字どおり圧倒された。
 倒しても、倒しても、敵は再び現れる。まるで、傷や痛みを知らず、命と言うものを知らない機械のように。 
 
 それでも、冒険者達は心折れずに戦い続けた。
 異世界の危機を救うため、故郷の危機を救うため、友達の手助けをするため。
 様々な理由はあれど、「誰かを助ける」という、ただそれだけの理由で、冒険者達は戦いに身を投じた。
 何回目なのか分からないくらいの襲撃の後、ようやくDEMの襲撃は止まった。
 敵の戦力がなくなったのか、それとも、新たな作戦の前の一時的な静寂なのか、知る者はいなかったが、
 これでひとまずの戦いが終わり、防衛が成功した事だけは理解できた。 
 
 
 夜明けを数時間後に控えたウェストフォートに、ひときわ大きな歓声が上がった。
 おそらくは、軍艦島でも同じように歓声が上がっているだろう。
 万が一の襲撃に備え警戒にあたる者を除いて、全ての冒険者と全てのレジスタンス戦士が喜びを交わしていた。
 この戦いを生き延びたことに。この戦いに勝利したことに。 
 
 そして、この戦いから、戦う力を持たない人々を守り抜くことが出来たことに。
 種族の垣根は取り払われ、肩を組み、歌を歌い、勝利を祝う姿がそこにあった。 
 
 レジスタンス見習いと、タイタニアの冒険者が肩を組んで歌を歌っている。
 レジスタンスと冒険者達が戦術に関する談義をくりひろげている脇で、
 エミルの冒険者がドミニオンの傭兵達とゲームに興じている。
 気がつけば、誰かが楽器を弾き鳴らし始めていた。
 冒険者達だけではなく、ウェストフォートの商人達や住人達、レジスタンスの訓練生達が輪になって歌い、踊っていた。
 たとえ、それがひとときの勝利だとしても、共に戦った仲間と喜びを分かち合う宴は、夜明け近くまで続く。 
 
 
 「……さて、今回はひとまず勝ったな」
 レジスタンス本部の作戦司令室で、椅子に深く腰掛けたまま、リーダーはつぶやく。
 建物の外、街の中からにぎやかな声が聞こえる。どうやら、戦いの勝利を祝う宴が始まったようだ。
 彼の前には、この戦いの中で発生した都市の防壁の損害状況報告や、新しい防衛システムの図面が広げられている。 
 
 彼の周囲には数名の仲間がおり、今後の防衛手段について相談を続けている。
 だが、彼らは意識していない。いつの間にか、ドミニオン世界のレジスタンスの中枢であるこの部屋に、
 当たり前のようにエミルやタイタニアが混じっていることに。
 
 「聞いてくれ。おそらく、次は都市内部に侵入されることは、ほぼ間違いない。
 だが、今回冒険者達がもたらしてくれた勝利は、俺達に貴重な物を与えてくれた。
 時間。そう、シュタイン博士がウェストフォートに仕掛けを施すための貴重な時間を、俺達は得ることが出来たんだ」
 そういうと、机の上に広げられていた図面を示し、周囲に提示する。
 
 「戦いは水物だ。このウェストフォートが奪われる事もあるかもしれん……いや、いつかはあるだろう。
 あのアクロポリスとて、DEMに占領されてしまったんだ。絶対、と言うことはない。
 だが、重要な部分は隔離しておくことで、都市を復旧させることが出来るようになった。
 荒野の中から、町を作り直すことはしなくてもいい。
 住人の避難は容易になったし、ウェストフォートが占領されても、取り返せばすぐに都市機能が復旧できる。
 
 何度負けてもいい、何度逃げてもいい。最後に負けなければいい、最後に戦場に立っていればいい。
 いいか、俺達は決して諦めない。何度でも、何度でも立ち直る……絶対にだ!」
 周囲を見渡し、リーダーは宣言する。仲間達は力強くうなずき、それぞれの持ち場へと戻っていく。
 小さく開いた窓の向こう、ウェストフォートの街中から、ひときわ大きな歓声が響いた。