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*Saga12 少女の目覚め [#w45d19d5]
#contents
**ナビゲーション情報1『エル・シエルのタワーロビーから「タイタニアドラゴン」に会いに行こう』 [#k15a8999]
''エル・シエル(上層)''
エル・シエル兵士:
ふむ!お前か?
タイタニアドラゴンから
話しは聞いているぞ。
くれぐれも無礼のないようにな。
''エル・シエルタワーロビー''
タイタニアドラゴン:
やぁ!
新しい術式の構築が終わったよ!
タイタス:
おぉ!
ついに出来たのか!?
では、早速ティタを
ここに呼び戻してくれ!
タイタニアドラゴン:
う~ん……。
ゴメンよ……。
さすがに、この新しい術式でも、
次元を超えさせて元に戻すことは
できないんだ……。
この術式は、こころを戻すのに必要な
エネルギーを安定的に供給して、
身体への定着を促すものなんだよ。
だから、もう一度、
ティタお姉ちゃんに
会いに行ってもらう必要があるんだ。
あとは、「こころのかけら」を
術式に組み込めれば
大丈夫だと思うんだけど……。
タイタス:
なるほどな……。
「こころのかけら」か……。
これで全てだとは思えないが、
今まで集めた分は使ってくれ。
タイタスは今まで集めた
「こころのかけら」を
タイタニアドラゴンに
渡した。
タイタス:
タイタニアドラゴンには、
興奮したところばかり見せてしまって
申しわけない……。
ルルイエ:
まったく……。
あんた! この中で一番年上でしょ!
なにやってんだか!
タイタス:
うっ……。
それを言われると辛いな……。
スマン。
エミル:
よし!
じゃあ、タイタニアドラゴン君が
「こころのかけら」を組み込んでる間に
もう一度、タイニーアイランドに行って
ティタを迎えにいってあげよー!
(ロビーに戻ろうとする)
今は、タイニーアイランドの
ティタのもとへ行こう。
**ナビゲーション情報2『タイニアーアイランドにいる「湖畔のティタ」に話しかけよう』 [#za79ae01]
''タイニーアイランド''
タイタス:
ティタ。
今一度、迎えに来たぞ。
湖畔のティタ:
……。
…………。
………………。
う~ん……。
あらっ!
どうも見慣れた場所だと思ったら、
また戻ってきてしまっていたのですね♪
エミル:
ずっと、こころと身体が離れてたから、
定着しづらい状態で
戻っちゃったんだって!
湖畔のティタ:
あらあらっ!
あたしったら!
恥ずかしいですわ♪
エミル:
だから、タイタニアドラゴン君に
定着しやすくなる術を
作ってもらったんだ♪
湖畔のティタ:
それは、頼もしいですわね!
それでは、早速身体に戻ろうかしら♪
(戻ろうとすると紫色の謎のエフェクト)
湖畔のティタ:
あら?
エミル:
あれ?
タイタス:
むむ?
どうしたというのだ?
湖畔のティタ:
まだ、タイタニアドラゴンが
かけてくれた術が
浸透してないのかしら?
もう一度やってみますわね♪
(戻ろうとすると再び紫色の謎のエフェクト)
タイタス:
まさか……。
術式が……失敗…したというのか?
タイタニアドラゴン:
あー……。
あー…あー……。
つうじ……てるか……な?
エミル:
っ!?
タイタニアドラゴン君?
タイタニアドラゴン:
──その声はエミル君だね♪
通じた♪通じた♪
良かった♪
エミル:
もしかして一緒に付いて来ちゃったの?
タイタニアドラゴン:
そんなことないよ♪
実は、君たちが
僕の部屋から出て行くときに、
念糸をエミル君たちに
付けさせてもらったんだ!
だから、声とか、この念糸から
送ることが出来るんだよ♪
ルルイエ:
それ便利ね♪
こっちの世界にも無線機はあるけど、
品質が良くないのよね……。
そのワザ教えてよ!
タイタニアドラゴン:
う~ん……。
たぶん無理だと思うよ。
ルルイエ:
なんですって!
このチビッ子め!
ルルイエ様を舐めてもらっちゃ困る!!
タイタニアドラゴン:
別に舐めてるわけじゃ……。
たぶん、エネルギー量で言ったら、
エル・シエルを吹き飛ばせるくらいの
エネルギーを出せて、かつその膨大な
エネルギーを、細く安定させながら
放出できる技術があれば練習次第では
出来る様になると思うけど……。
ルルイエ:
……。
…………。
………………。
うっ……。
それはさすがに無理そうね……。
タイタニアドラゴン:
──でね。
この念糸を伝って、エミル君たち以外の
なんか変な感じのエネルギーが
流れてくるんだ……。
ティタお姉ちゃんに近づくほど
その変な感じのエネルギー反応が
強くなってるんだ。
このエネルギーは
ティタお姉ちゃんに対して
放出されていてると思うんだよね。
だとすれば、「こころのかけら」が
足りてるかどうか以上に、
まずは、その原因を絶たないと
ティタお姉ちゃんは
戻って来れそうもないよ。
タイタス:
──なんだと!?
ティタになんてことをっ!!
そのエネルギーの発生源を
感知できないのか?
タイタニアドラゴン:
このエネルギーを出してる存在は、
ものすごいティタお姉ちゃんへの想いが
強かったから、比較的簡単に
見つかったよ!
エミル:
さすが!
さっそく飛空城を使って、
そこへ行こう!
''エミルたちの飛空城''
エミル:
──準備はいいかな?
なんか胸騒ぎがするから、
準備は整えてきたほうがいいよ!
準備が出来てなかったら、
アクロポリスまで送ってあげるけど
どうする?
どうする?
→大丈夫です!
→出直します
→大丈夫です!
(そのまま謎の空間へ)
→出直します
(準備が整い、タイニーアイランドに戻り、再び湖畔のティタをクリック後)
エミルの飛空城に行こう!
''謎の空間''
エミル:
ここだね……。
!?
あそこに人が居る……。
ルルイエ:
──ってことは、アイツが
ティタを引っ張ってる張本人ね!!
タイタス:
おい!
そこのお前!!
謎の男:
えっ!?
ボ、ボクですか?
タイタス:
ここにはお前しか居ないだろ!
謎の男:
やだなぁ……。
ボクがあなたに何か迷惑でも
かけてるんですか?
タイタス:
迷惑もなにも、ティタのこころを
縛り付けているのは、
お前だってことは分かっているんだ!
さっさと、解放しないか!
謎の男:
だからぁ……。
それは、ボクとティタちゃんの
問題であって、あなたには
関係ないでしょって!
タイタス:
関係ないことあるかっ!!
僕の大事な妹に
変なことをするなと言っているのだ!!
謎の男:
ありゃりゃ……。
ティタちゃんのお兄さんでしたか……。
こりゃ、ボクとしたことが
失敗したな……。
改めまして、お兄さん!
いつもティタちゃんとは
親しくさせてもらっちゃってます!
へへへへへ。
若輩者ですが、以後お見知りおきを。
タイタス:
お前に『お兄さん』と呼ばれる
筋合いはない!
それに、ティタと
親しくしていないだろ!!!
エミル:
タイタス……。
落ち着いてよ~。
タイタス:
うるさいっ!!
僕からしたら、お前も
似たようなものだからなっ!!
エミル:
そ、そんな……。
マーシャ:
タイタス!!
あなた言い過ぎよ!!
タイタス:
ふんっ!!
大事な妹が
あんな状態になってしまった原因が
目の前にいるんだぞ!!
謎の男:
えへへへへ♪
仲間割れですかぁ~?
ボク、ここに独りだったから、
仲間割れって憧れるなぁ~♪
──でも、言っていいこととか
色々あると思うんだよね~
お・に・い・さ・ん♪
タイタス:
うるさいっ!!!
お前は黙って、早いところ、
僕の妹から手を引け!!
謎の男:
お~怖っ♪
それにしても、さっきから、
妹、妹ってウルサイね♪
お兄さんは、ボクに
束縛するなって言いますけど、
誰よりもティタちゃんを
束縛してるのは、
お兄さんの方なんじゃない?
タイタス:
──ッ!!?
お……
おまえ……
言わせておけば良い気になりおって!!
こうなったら、力ずくで
ティタから手を引かせてやるっ!
(タイタスが謎の男に向かって攻撃)
謎の男:
ぐわぁ……
エミル:
倒したのかな?
謎の男:
やったな!
やったな!やったな!やったな!
やったな!やったな!やったな!
仕返しだ!仕返し!仕返し!仕返し!
仕返しししししししし!
ベリアル:
こいつ!
ティタ:
それ以上傷つけあわないで下さい。
エミル:
ティタ!?
ティタ:
この方のパワーに引っ張られて
来てしまったようですわ。
謎の男:
てぃ……た……ちゃん……。
てぃたちゃんが……
きてくれた…ぁ……。
エミル:
あぶない!
離れてて!ティタ!
ティタ:
いいえ。
離れません。
大丈夫です。
きっと、この次元が
彼の精神を蝕んでしまっただけ。
心の奥には、まだ優しい心が
残っているのを感じますわ。
なぜあたしなのですか?
謎の男:
へへ……へへへ……
ティタちゃんが話しかけてくれてる……
へへへ……へへ……
やっぱりティタちゃんは優しいなぁ!
ティタちゃんは、ボクのこと
覚えていてくれているんだよね?
ボクはね。元々、虫だったんだ。
(空白)
みんなに気持ち悪がられ、嫌われた。
そんな類の虫だ……。
大体どんなのか想像つくだろ?
そんなある日、ティタちゃんの部屋へと
迷い込んでしまったんだ。
嫌われていることにも慣れていたし、
虐げられることにも慣れていた。
──だが、君は違った。
(空白)
人の手ほどの大きさの私の身体を持ち、
外へそっと出してくれたんだ。
あれから毎日、君の部屋を見に行った。
毎日見ていたけど、
ボクの思いはティタちゃんに
通じることはなかった。
それもこれも、こんな姿だからだと
思うようになったんだよ!
君を見るたびに、どんどんどんどん、
ティタちゃんへの想いと
人間になりたいという願いは
大きくなっていったんだ。
そんな中、近くを通った戦士に
見つかってしまってね。
気づいたら、ここに居たのさ。
でも、自分の姿を見て喜んだよ!
自分の顔は見れないが、
あんなに想い焦がれた、2本の足で
歩ける、この姿になってたんだから!
さぁ、ティタ!!
ボクと一緒にここに残るんだ!
ほらっ!
早くこっちにおいでよ!
ティタ:
──いいえ。
そちらに行くことは出来ません。
謎の男:
!?
ティタ:
あたしは、自分の場所に
帰らなくてはいけないの。
──だから、あなたとこの次元に
残るわけには行きませんわ……。
あなたの愛情の大きさ、
こんなにも想ってくれた方が居たことを
あたしは忘れません。
どうか、分かっていただけませんか?
謎の男:
なぜだ!
なぜだ!
なぜだ!
ちきしょう!!
ちきしょう!!
ちきしょう!!
こうなったら、全員まとめて、
この次元に閉じ込めてやルーーーー!!
(暴走した謎の男との戦闘)
→倒さずにWPに入る:
このままでは、この次元に
閉じ込められてしまう。
あの男を倒そう!
(戦闘後)
タイタス:
──っ!?
これは、「こころのかけら」!?
エミル:
きっと、この人の想いの力が
ティタの「こころのかけら」を
引き寄せたんだろうね……。
「こころのかけら」が
ティタに吸い込まれていく。
ティタ:
今までにないくらい心が
満たされていきますわ♪
この感じ、久しぶりです♪
謎の男:
ぐぅ……。
2本足の姿になって、
「こころのかけら」も集めたのに
ダメなのか……。
マーシャ:
──自分の想いが伝わらないって
辛いよね……。
すごく良く分かるよ……。
でもね、姿形の問題じゃなくて
こころの在り方なんじゃないかな?
ティタ:
あなたは、人のことを
次元を超えて想えるほど
大きい愛情というものは
お持ちなんですね。
こんなに素直に
気持ちを出せるというのは、
すばらしいと思いますわ。
あたしのことを想って下さって
ありがとうございます。
──でも。
あたしは、あたしの居るべき場所へ。
あなたは、あなたの居るべき場所へ。
居るべき場所に戻るのが
一番良いことだと思いますの。
謎の男:
くぅ……。
頼む。頼むよ。
そんな事言わないでおくれよ……。
イヤだよ……。
イヤだよ……。
ティタ:
ごめんなさい……。
戻るべき場所に帰らせてください。
ルルイエ:
あ~! もう限界!!
確かに、あんたは気持ち悪いっ!
ベリアル:
おっ、おいっ!
そんな事言ったら……。
ルルイエ:
──でもね!!
人への想いが次元超えるって
すごいことだよ!
話し聞いてて、
純粋にすごいと思ったもん!
そんなあんたが、気合なくしちゃったら
どこ褒めればいいのよ!
あんたが次元を超えてまで想った人が
手を引いてくださいって、
直接言いに来たんだよ!
あんた!
自分が好きな人の願いを
聞いてあげられないっていうの?
ティタのことを本当に想ってるなら、
最後くらい、しっかりと
カッコ付けなさいよ!!
謎の男:
……。
…………。
………………。
わかった……。
それ言われたら
もう手引くしかないじゃないか……。
ティタちゃん……。
(空白)
ここまでやっちゃったから
もうカッコ良くないのは分かってるけど
もう、君のこころを引っ張るのは、
やめるよ。
寂しいけどね……。
ティタ:
ありがとうございます。
謎の男:
タイタス。
(空白)
酷いことを言ってしまってゴメンね。
ティタちゃんをよろしくね。
タイタス:
ふんっ!!
(空白)
お前に言われなくても、
僕の目の黒いうちは
訳の分からない男なんぞ
近づけるものか!
エミル:
えっ!?
僕も……?
謎の男:
あはは♪
タイタスも大変だね。
それじゃ、僕は、もう行くね……。
ティタちゃん。
さようなら。
ティタ:
さようなら。
タイタス:
これで一安心だな。
ティタ。
身体の方に戻るのだ。
ティタ:
はい!
兄様♪
エミル:
よし!
タイタスの研究所に行こう!
**ナビゲーション情報3『エル・シエルのタワーロビーからタイタニア転送室に行き「タイタス」に話しかけよう』 [#ccd2c9a1]
''エル・シエル(上層)''
エル・シエル兵士:
ふむ!お前か?
タイタニアドラゴンから
話しは聞いているぞ。
くれぐれも無礼のないようにな。
''エル・シエルタワーロビー''
(タイタニアドラゴンの間に行こうとする)
今は、タイタスの研究所に
行こう。
''エル・シエルタワーロビー・タイタスの研究所''
タイタス:
ティタ。
もう、なにも心配要らないよ。
安心して帰っておいで。
ティタ:
ふぅ……。
前よりもしっくりきますわね♪
エミル:
ティタ……。
今度こそ、本当に
おかえりなさいだよね?
ティタ:
えぇ♪
エミル。
ただいま。
エミル:
よし!
じゃあ、タイタニアドラゴン君との
約束を果たしに行こう!
ティタ:
約束?
エミル:
うん!
タイタニアドラゴン君も
ティタに会いたがっててさ!
ティタが戻ってきたら
連れて行くよって約束してたんだ♪
ティタ:
まぁ!
タイタニアドラゴンったら♪
いつまで経っても、変わりませんのね♪
エミル:
それじゃあ、会いに行こう~!
''エル・シエルタワーロビー・タイタニアドラゴンの間''
エミル:
タイタニアドラゴン君!
ティタを連れてきたよ~♪
タイタニアドラゴン:
ティタお姉ちゃん!!
ティタ:
タイタニアドラゴン♪
ただいま♪
タイタニアドラゴン:
おかえりなさい♪
ティタ:
あたしが戻ってこれたのも、
タイタニアドラゴンのお陰ですわ♪
本当にありがとうございました。
タイタニアドラゴン:
えへへへへ♪
(空白)
ティタお姉ちゃんの
力になれて良かったよ♪
これで、少しは、恩返しできたかな?
ティタ:
恩返し?
タイタニアドラゴン:
うん。
(空白)
外に出れなくなっちゃった時、
僕自身、こんな姿になっちゃって
ショックだったし、偉い人たちは、
気を使ってなかなか話し相手に
なってくれないし……。
──そんな時、ティタお姉ちゃんが、
僕の面倒を見てくれるように
なったんだよ。
その時の笑顔に、
僕は、凄く救われたんだ♪
ティタ:
──まぁ!
そんな事ですの?
あたしは、面倒を見てたなんて
思ってませんわ♪
純粋に、あなたに会うのを
楽しみにしてましたから♪
タイタニアドラゴン:
でも、これからエミル君たちと一緒に
冒険に行っちゃうんだよね……?
ティタ:
えぇ!
今まで離れてたぶん、
たくさん冒険してきますわ♪
(ティタの気分が悪そうなエフェクト)
タイタス:
──ッ!?
エミル:
ティタ?
大丈夫?
ティタ:
えぇ……。
この感じは、今までのとは違うから
大丈夫だと思いますわ。
なんだか、凄く疲れてしまって……。
……皆様、ごめんなさいですわ。
(空白)
体を動かすのが久しぶりで、
とても疲れやすく
なっているみたい……。
タイタス:
じゃあ、しっかり療養するんだ。
ティタ:
こんな状態じゃ、冒険には
行けそうもありませんね。
……せっかく皆様に会えたのに、
療養だなんて……。
エミル:
ゆっくり休んで、
早く元気にならなきゃだね!
ティタ:
タイタニアドラゴン?
(空白)
今まで、お話できなかった分、
たくさんお話ししましょうね♪
タイタニアドラゴン:
うんっ♪
エミル:
──それじゃ、僕たちは
また冒険に行ってくるよ♪
ティタ:
あの……エミル?
エミル:
ん?
ティタ:
……お見舞いにきてくださいね。
エミル:
うん。必ず行くよ!
ティタ:
エミルが来てくれるなら、
ベッドで寝てても楽しみができますわ♪
ウフフ
エミル:
ティタ♪
またね♪